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2019年03月24日
素朴な疑問
春の甲子園が始まりましたね。今年はどんなドラマが生まれるのか、楽しみで仕方がありません。元気な高校球児たちの姿や、個性豊かな応援団の掛け声やブラスバンドがまた聞けるのだなあと思うとワクワクします!
春の甲子園の出場校って、夏の甲子園とは選抜の方法が違うらしく、選考委員会によって選出される特別枠が設けられているのだとか。その枠から予想外の高校が出場することもあるそうですよ。
そこで、春の甲子園の出場校ってどうやって決められているのか調べてみました。
春の甲子園の正式名称は、「選抜高等学校野球大会」。略してセンバツと呼ばれることが多いです。試合は、兵庫県西宮市にある阪神甲子園球場でおこなわれますが、出場校は全部で32校のみ。そう、春の甲子園には、47都道府県すべての高校が出場できるわけではないのですね。
32校の内訳は、通常枠が28校、特別枠が4校となっています。通常枠は、北海道1、東北2、東京1などのように、エリアごとに出場校の数が割り当てられています。
通常枠は、夏の甲子園のあとに開催される秋季大会での成績をもとに、高校野球連盟が出場校を決定。春の甲子園に出場するためには、都道府県での大会だけではなく地区大会でも良い成績を残す必要があるので、厳しい道のりなのです!
特別枠は、21世紀枠2、神宮枠1、希望枠1の合計4校です。この特別枠の名前は初めて聞くという方も多いかもしれません。ネーミングだけだと、いったいどのようなものなのか想像がつかないですよね~。
全国から2校が選ばれる21世紀枠。ボランティア活動などで地域に貢献している、高校が豪雪地帯にあったりグラウンドがなかったりなど、練習が困難にもかかわらずがんばっているなどの活動が認められた場合に選ばれます。もちろん野球の実力も必要で、秋季大会で上位に入っていることが基準になります。
各都道府県の高野連理事長が21世紀枠推薦理由説明会でプレゼンをおこない、その中から決定されるというのがユニークです。
全国から1校が選ばれる神宮枠。秋季大会の地区代表10校で競われる明治神宮野球大会で優勝した高校がある地区に、出場枠がひとつ多く与えられるというもの。
希望枠は、神宮枠の選抜で補欠になった高校の中で、守備にすぐれた高校が1校選ばれます。
出場校の選考会がおこなわれるのは、例年1月下旬。組み合わせ抽選会は、3月の中頃におこなわれます。たくさんの努力の結果が実を結び甲子園の土を踏む球児たち。今年も目いっぱい応援していこうと思います!
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参照:高校野球バックネット裏
イラスト:飛田冬子