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2020年03月14日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
サッカーが好きな友人が、最近スポーツ専門の動画配信サイトを利用し始めたそうです。もちろんサッカーの放送を見るため。なんでも、サッカーはゴールが決まった瞬間がたまらないそうで、「ハットトリックが出たときなんか、最高なのよ~」と。
ハットトリックって聞いたことはあるんだけど、サッカーで使う言葉だとは知りませんでした。「ハッとびっくりした瞬間」みたいな意味だったかしら?(なんか違う気が……)。気になったので、調べてみることにしました。
ハットトリックは、サッカーで使われている用語で、1試合の中で同じ選手が3点以上得点することをいいます。ハットトリックを決めるのはかなり難易度が高いといわれていて、プロリーグや国際試合でも達成できることはまれなのだそう。
最近では、2020年2月にヨーロッパリーグの決勝トーナメントで、ドイツのフランクフルトに所属する鎌田大地選手がハットトリックを達成! 日本人選手が海外で大活躍していますね! また、同年1月には、イタリアのプロリーグでスタープレーヤーのクリスティアーノ・ロナウドが、ユベントス対カリアリ選でハットトリックを決め、ユベントスを勝利に導いています!
ところで、このハットトリックという言葉はイギリス発祥のクリケットに由来しているのだそうです。クリケットは、野球の元になったといわれているスポーツで、試合は1チーム11人の2チームで行い、それぞれが交互に守備と攻撃(打撃)を1回ずつ行います。守備は投手 (ボーラー) と捕手 (ウィケット・キーパー) 以外のポジションは自由に配置し、いつでも変更できます。攻撃側は2人の打者 (バッツマン) がグラウンドに入ります。
クリケットの投手は、ウィケットと呼ばれる支柱に向かってボールを投げ、そのボールが支柱に当たらないように打者が打ち返すという競技です。ボールが支柱に当たり、支柱に載せられた横木が落ちると、打者はアウトとなり投手側に得点が入るというルール。
クリケットで3人の打者を連続してアウトにするのは、かなりの技術が必要とされています。3人続けてアウトにできた投手には、その技量をたたえ、上等な帽子が贈られました。これが由来となり、サッカーで3点以上得点することを、「ハットトリック」と呼ぶようになったのだそうです。サッカーもイギリス発祥のスポーツなので、クリケットからサッカー用語が生まれたのは納得できますね。他には、観客が帽子を投げ入れたことが由来だとする説もあるそうです。
ハットトリックの「ハット」は、帽子を意味していたのですね! ハットトリックって、音の響きが「ハリーポッター」に出てくるおまじないみたいだから、瞬間で決める技にぴったりの呼び方だなあと思います。
最近は、東京2020オリンピック競技大会に向けて、スポーツニュースをよくチェックしています。オリンピックでは、サッカー日本チームを応援しようと思っています。ああ、日本人選手が世界の強豪チーム相手にハットトリックを決めるところが見てみたいわぁ。ちなみに、6得点することを「ダブルハットトリック」、9得点は「トリプルハットトリック」と呼ぶそうです。ダブルとトリプルって、できる選手いるのかしら……。
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参照:
公益財団法人 日本サッカー協会
フットボールチャンネル
ニコニコ大百科
NHK NEWS WEB
YAHOO NEWS
イラスト:飛田冬子