猫の特徴や散歩の有無・またたびが好きな理由を解説
2022.03.052020年08月30日
素朴な疑問
招き猫は右手・左手?意味の違いや色の意味も解説
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近なんだかついてない……。ゲン担ぎに招き猫を買うことにしました! 早速見に行ったのですが、あれ? 両手を上げている子がいる!! めちゃくちゃ縁起がよさそうだけど、もしかしてまがいものだったりして? そもそも、右手と左手、どちらを上げているのがメジャーなんだろう。気になったので、調べてみました!
招き猫の由来を知ろう!
招き猫は日本を代表する縁起物の一つで、片手を上げて幸運や金運を「おいでおいで」と招き寄せると信じられています。最近では「ラッキーキャット」「ウエルカムキャット」と呼ばれて、外国の方にも人気なんですって。
そんな招き猫が生まれた由来を調べてみると、諸説あるようです。江戸時代に猫好きのおばあちゃんが愛猫を手放さなければならなくなったとき、飼い猫が夢枕に現れて「自分の姿を人形にして祭れば福が増す」と言ったので、実際に作ると、その人形が大人気となり、富を手に入れたとか。
また、戦国時代に井伊家断絶の危機を救ったという女当主・井伊直虎(いい・なおとら)の孫が東京・豪徳寺の門前で猫に手招きされて寺に入ったところ、落雷に遭わずに命拾いしたことに由来するという説もあります。さらに、吉原の花魁(おいらん)が飼い猫のおかげで大蛇に殺されずに済んだなど、いずれにしても猫のおかげで幸運に恵まれた、という点が共通しているんですね。
招き猫が上げている右手と左手の意味の違い
実は招き猫には右手を上げているものと、左手を上げているもの、そして、両手を上げているものがあるのだとか。
右手を上げている招き猫は金運を招くという意味があるとされています。左手を上げている招き猫は人脈を招くという意味が。さらに、両手を上げた猫は金運と人脈の両方を招き入れると信じられているそうです。
両手を上げている招き猫もいるのね。まがいものなんて言って、ごめんなさい!
右手の猫と左手の猫、2体を置くスペースがない人には両手を上げた猫が人気みたい。ただし「お手上げのポーズ」にも見えるので、欲張り過ぎないように、という戒めに思える人もいるかもね!?
ついでに、手(ほんとは足だけど)の長さにも違いがあります。手が耳より高く上がっているものは、大きな福、遠くの福を招き、手が耳より下のものは小さな福、身近な福を招くのですって。
招き猫は色にも意味ある
招き猫は手以外にも意味があるのですって。例えば、色。招き猫といえば三毛猫がスタンダードですが、色の組み合わせはいろいろあります。白は「開運招福」、黒は「厄除け」、赤は「健康長寿」、青は「学業向上」、黄色は「金運良縁」、金色は「金運アップ」、緑は「家内安全」や「交通安全」、ピンクは「恋愛成就」など。招き猫ってこんなにいろいろな色があって、色によって意味合いが変わるなんて、知りませんでした。
確かに招き猫って、よくよく観察するとポーズや表情、色が一体一体違っていて面白いわね。どことなくユーモラスな表情もあってか、家にあるだけでなんだか和んでくるから不思議。
左手の招き猫さんが、よい出会いに導いてくれると信じて大切に飾ることにしましょう!
※この記事は2020年8月の記事を再編集をして掲載しています。
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参照:マネーポスト
イラスト:飛田冬子