保存容器はジップロックで簡単!時期はいつでもOK

ビニール袋で簡単手作り!味噌の作り方・レシピ

公開日:2020.01.20

更新日:2021.12.26

「簡単味噌の作り方・レシピ」を解説します。手作り味噌の保存容器はジップロックなどのビニール袋でもOK!おいしく作る時期やコツなど料理研究家の黒田民子さんが紹介します。

簡単手作り味噌!作る時期や保存容器もお手軽でOK

「手作り味噌を仕込む」というと、大変そうに感じる方もいるかもしれませんが、実はとっても簡単なんです! 保存容器もジップロックなどのジッパー付きビニール袋を使えば、専用の保存容器も不要。

最近、手作り味噌は一年中いつの時期でも作ることができますが、昔ながらの寒い季節に仕込む「寒時込みの手作り味噌」は、初めて作る方にオススメです。

気温が低いと雑菌の繁殖が少なく失敗しにくいですし、季節がめぐる間にゆっくりと熟成され、夏を過ぎる頃には味噌から「たまり醤油」も出てきます。秋の訪れから使い始めることができますよ。

また、気温が高い時期に作る場合は発酵が早く進みます。仕込んだ時は白っぽかった色合いが茶色く艶っぽくなったら食べ頃です。

簡単!手作り味噌の材料

手作り味噌1kg分の材料

手作り味噌1kg分の材料
●    大豆…250g
●    米麹…250g
●    塩…120g
●    ジップロックなどのジッパー付きビニール袋…2枚 
●    重石…1kg分(ペットボトルやダンベルなどでも代用可)

簡単!手作り味噌の作り方・レシピ

1.大豆を洗い水につけておく
大豆は2回ほど洗い汚れを取り除く。大きめの鍋に3倍程度の水と一緒に入れて一晩つけておくと、2倍ほどのサイズに膨らむ。
 

2.大豆をやわらかく煮る

大豆をやわらかく煮る

鍋のつけ汁ごと強火にかけ、アクが出てきたら取り除き、弱火で4時間ほど煮る。指で軽くつぶれる状態が、煮上がった目安。煮えたらザルに上げ、煮汁と大豆に分けて粗熱をとる。

※圧力鍋を使う場合は、鍋容量の1/3量の大豆を目安に、20分ほど煮る。


3.ビニール袋に大豆を入れて、つぶす

ビニール袋に大豆を入れて、つぶす

粗熱がとれた大豆は、ジップロックなどのジッパー付きビニール袋に入れ、手で揉むようにつぶす。一気につぶしたい場合は、麺棒を使うと簡単。

煮汁を少しずつ加え「耳たぶくらいの柔らかさ」になるように調整する。
 

4.別の袋に塩と米麹を入れ混ぜ合わせる

別の袋に塩と米麹を入れ混ぜ合わせる

別のジッパー付きビニール袋に塩と米麹を入れて、よく混ぜ合わせる。
 

5.大豆の袋に塩と麹を入れてよく混ぜる

大豆の袋に塩と麹を入れてよく混ぜる

3でつぶした大豆の中に、4で合わせた塩と米麹を入れて、均一になるようによく混ぜる。
 

6.袋の空気を抜いて密閉する

袋の空気を抜き密閉する

ジッパー付きビニール袋の中の空気をしっかりと抜いてから、袋を閉じ密閉する。
 

7.味噌を容器に入れ、重石が均等にかかるようにする

味噌を容器に入れ、重石が均等にかかるようにする  

菓子の空き箱やタッパー容器などに、ビニール袋のまま味噌を入れる。

重石は、ペットボトルやダンベルの他、塩や砂糖の袋を代用しても便利。

重石は、ペットボトルやダンベルの他、塩や砂糖の袋を代用しても便利。
 

8.手作り味噌が出来上がったら保存容器に移す

手作り味噌が出来上がったら保存容器に移す

出来上がったら容器に小分けにして冷蔵庫で保存する。

寒い季節に仕込んだ味噌は半年程度で食べ頃になります。ゆっくりと熟成されるので風味とコクのある味わいになります。

気温によって熟成のスピードは変わりますが、作った時は白かった色合いが、茶色く艶っぽくなったら食べ頃です。

いかがでしたか? ジップロックなどのビニール袋で簡単に作れる手作り味噌は、想像以上にお手軽で美味! 

昔から「手前味噌」ともいわれるように、同じ材料を使っていてもそれぞれの家庭の酵母菌で違う味わいになる点も魅力的。お休みの日などにぜひトライしてみてくださいね。
 

レシピ監修=黒田民子、撮影=山下コウ太、編集=鳥居史(ハルメクWEB編集部)

■もっと知りたい■

黒田民子

料理研究家。AII About「ホームメイドクッキング」ガイド。主婦業の経験を生かした簡単に作る保存食や家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。『黒田民子の家つまみでひとやすみ』を週刊朝日で連載中。『やさしい保存食と自家製レシピ(主婦の友社刊)』など著書多数。

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