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- 家族が認知症になったら…介護とお金の不安を解消!
親や家族が認知症になった場合、どのように支えればいいのか…自分が認知症になった場合への備えをどうしたらいいのか…。そんな漠然とした不安を解決するための企画。今回は介護保険の制度やお金のこと、さらに認知症になった家族への接し方についてです。
教えてくれたのは:杉山孝博(すぎやま・たかひろ)さん
川崎幸クリニック院長。1947(昭和22)年愛知県生まれ。東京大学附属病院で内科研修後、地域医療に取り組むため川崎幸病院に勤務。98年川崎幸クリニック院長に就任。81年より「公益社団法人 認知症の人と家族の会」の活動に参加。同会全国本部の副代表理事、神奈川県支部代表。
お金や制度…知っておけばもしもの時に安心!
家族や自分が認知症になったらどうしよう?という漠然とした不安を医師の杉山孝博さんが解決。前回は、受診までの進め方について詳しく解説してもらいました。
今回は、介護の際に利用できる制度やお金のことについて、読者からの3つの質問に回答しながら詳しく教えてもらいます。
Q1:認知症と診断されたとき助けになる制度は?
A1:介護保険で利用できるサービスを知っておきましょう
「認知症は長期戦であり、情報戦ともいわれています」と杉山さん。本人も家族もストレスをため込まず、穏やかに過ごすためには、どのような介護・福祉サービスがあるのかを知って、上手に活用していくことが大切です。ここでは、介護保険で利用できる主な在宅サービスをまとめました。
「このところ急増しているのが、子どもが離れたところに暮らしている一人暮らしの人が認知症になるケースです。その場合も介護・福祉サービスをうまく使い、地域の人の協力を得ることで意外と一人暮らしを続けられます。
民間や自治体の見守りサービスなどを利用するのも手です。ただし、コンロに鍋をかけっぱなしにするなど火の不始末を起こしたりするようになると、自宅での生活は難しくなります」(杉山さん)
介護保険で利用できる在宅サービス一覧...
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