公開日:2021/10/27
更新日:2022/01/11
心の疲れを癒やすコツについて、考えを止めることだと説く禅僧・精神科医の川野泰周さん。そのために有効なのが「瞑想」です。瞑想は、一日の間にあるすきま時間でできると言います。特集第2回は、今すぐできる5つの「すきま瞑想」のやり方をお伝えします。
禅僧・精神科医。慶應義塾大学医学部医学科卒業。臨床研修修了後、慶應義塾大学病院精神科などで診療に従事したのち、建長寺専門道場にて禅修行を行い、2014年末より横浜にある臨済宗建長寺派林香寺住職となる。『半分、減らす。 「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる』(三笠書房刊)他著書多数。
目の前にあるたった一つの現実に注意を置く。1分間、頭を空っぽにして呼吸に集中するだけでもいいのです。この“すきま瞑想”によって、心の疲れは改善され、リフレッシュできる、と川野さんは説きます。
「“すきま瞑想”は日常生活の中で簡単に取り入れられます。まずは数回、深呼吸をするだけで心が落ち着きますよ」と川野さん。家事といったいつもの行為も、集中して丁寧に行うことで、気持ちが安定して脳もスッキリします。
「子育てや介護、仕事で忙しい女性は自分のことを後回しにして、家族など他者に尽くしがちですね。ほんの少しの時間でも自分のことだけに集中してみてください。そうすると心の疲れが取れて、自分にも他人にも優しくなれます」
すきま瞑想は、朝起きて家事をする前など、「切り替えたい時」に意識的に行うといいでしょう。
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