底冷え&窓からの冷気を防ぐ寒さ対策

部屋の寒さ対策&おすすめあったかグッズで冷えを予防

公開日:2020.12.10

更新日:2022.11.16

冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が吹く季節。冬本番を前に、部屋の寒さ対策の方法をご紹介します。家の中で寒さを感じる原因は、床や窓から冷気が伝わるため。簡単な対策方法とともにハルメク編集部おすすめの「あったかグッズ」も紹介します。

部屋の寒さ対策&あったかグッズ
部屋の寒さ対策&あったかグッズ

家の中・部屋でも寒さを感じる理由

部屋の中でも寒い理由
部屋の中でも寒い理由

日を追うごとに本格的な寒さが身にしみる季節。暖房の効いた暖かい部屋にいても、ふと肌寒さを感じることがありませんか? まずは、なぜ部屋の中でも寒さを感じるのか、その理由を確認しましょう。

窓から冷気が伝わるから

部屋の中にいても寒さを感じる原因の一つは、窓から冷気が伝わるため。窓を閉め切っていても、熱伝導により冷気が伝わってしまいます。また構造上、窓枠と窓ガラスのフレームの間に隙間があるため、すきま風が部屋の寒さの原因になることもあります。

壁から冷気が伝わるから

壁や天井には、断熱材が敷き詰められているのが一般的ですが、窓と同様に熱伝導によって冷気が伝わる場合もあります。

マンションでありがちなのが、建物自体が冷えて冷気を感じるケースです。コンクリートは冷えると暖まりにくいため、特にマンションの低層階や日が当たらない角部屋などは、室内が冷えやすい場所といえます。

床から冷気が伝わるから

足元の冷えは「コールドドラフト現象」を防ぐことも重要なポイントです。コールドドラフト現象とは、部屋の暖気が冷たい窓ガラスに触れることにより急激に冷やされ、冷気が床面に下降することです。いわゆる底冷えは、このコールドドラフト現象が原因です。

簡単・自分でできる!窓・壁・床の寒さ対策とは?

室内の寒さ対策のポイントは、窓・壁・床
室内の寒さ対策のポイントは、窓・壁・床

窓・壁・床から伝わる冷気と、コールドドラフト現象による底冷えに対して、自分でできる簡単な寒さ対策をご紹介します。

窓の寒さ対策

窓の寒さ対策は、隙間を埋めることと冷気を遮断することがポイントです。

隙間を埋める

窓の構造上、窓枠と窓ガラスの合わせ目にわずかな隙間があります。特にサッシの場合、パッキンの経年劣化から隙間が広くなってしまい、冷気の侵入を許してしまうこともあります。こうした隙間を埋めることで防寒効果を高めることができます。

カーテンの丈や素材の見直し

季節や気温に合わせてカーテンを取り替えることも寒さ対策の一つです。カーテンの丈や幅、素材を見直すことで、窓の隙間から入る冷気を遮断し、部屋の暖かさを保てるようになります。

断熱シートも効果あり

窓に断熱シートを貼るのもおすすめです。窓用の断熱シートは透明のものが多く、日光は通す一方、冷気が伝わるのを防いでくれます。

床・壁に対してできること

床・壁に対してできること

次は、床・壁の寒さ対策です。特に足元からの底冷えを防ぐことが大切です。

ラグやカーペットなど断熱効果のあるものを敷く

足元の冷えを防ぐ最も簡単な寒さ対策が、ラグやカーペットなど、断熱効果の高いものを床に敷くこと。ウールや羊毛素材など、毛足が長く厚みのある保温性に優れたアイテムが最適です。アルミシートをラグやカーペットの下に敷くと保温効果が高まります。

スリッパやルームシューズも活用

足の冷え対策には、スリッパやルームシューズの着用も効果的です。底冷えを感じる足元の寒さをしっかりとブロックしてくれます。保温性に優れたフリース素材やウール素材のものを選ぶようにしましょう。

断熱性の壁紙シートや気泡緩衝材(プチプチ)を貼る

壁から伝わる冷気を防ぐためには、断熱性の壁紙シートの設置がおすすめです。梱包材に使われる気泡緩衝材(プチプチ)を貼るだけでも、防寒効果が期待できます。

空調をコントロールしてコールドドラフトを防ぐ!

エアコンやサーキュレーターで空調のコントロールを
空調の循環でコールドドラフトを防ぐ!布団の寒さ対策も

コールドドラフトを防ぐには、室内の暖房で暖かくなった空気の流れを調整するのがポイントです。また、湿度を上げることでも体感温度をアップできます。

空気を循環させ暖気を下に

サーキュレーターなどで部屋の空気を循環させ、暖気が床にも届くように調整しましょう。エアコンの風向きを下にしたり、暖房器具を窓下などに置くことも寒さ対策に効果的です。

加湿器などで加湿を

加湿器の利用をはじめ、お湯を沸かす、洗濯物の室内干し、入浴後に浴室の扉を解放しておくなど、部屋の湿度調整を意識してください。

布団の寒さ対策も

また、和室などで床に布団を敷いて寝る場合、コールドドラフトの影響で「布団に入っても寒くて眠れない」という人も多いようです。そんなときは、断熱シートを床の上に敷いてその上に布団を敷く、湯たんぽを使うなど、布団の寒さ対策をしましょう。

※湯たんぽや電気毛布は、就寝中の低温やけどの原因になることもあります。使用方法に注意しましょう。

それでも冷える場合は冷え性の可能性も!

冷え性
冷え性

もし、こうした寒さ対策が万全にもかかわらず、冷たさを感じる場合は、冷え性の可能性もあります。冷え性とは、常に体が冷えている状態のこと。冷え性は女性に多い症状で、女性の約8割が冷え性だとする調査結果もあるほどです。

冷え性の主な原因は、自律神経の乱れや筋肉量の少なさ、運動不足、食生活など。特に夏や冬は、エアコンが入った室内と室外の温度差で自律神経が乱れることが冷え性の原因になります。

手足が冷たくなる「末端冷え性」の場合は、体の中心部、特にお腹を冷やさないようにしてください。体の中心部が温かく保たれていれば、体の末端まで血液が流れやすくなります。

冷え性の対策には、定期的な全身運動や冷え性改善に効果的な食べ物の摂取が効果的といわれています。また、入浴のときには、しっかりと湯船につかったり、体を冷やさない服装を心掛けることも大切です。

食べ物やツボなどで今すぐ冷えを撃退する「温活」もおすすめ。あったかグッズとあわせて、体の中からも対策しましょう。


寒さ対策におすすめ!あったかグッズをご紹介

最後に、Amazonなどで人気の商品の中から、冬の防寒対策におすすめのあったかグッズをご紹介します。

あったかグッズ1:隙間テープ

隙間テープは、窓枠・サッシ枠に貼りつけるだけで、窓から漏れる冬の冷たい風をしっかり防いでくれる、便利なアイテム。

隙間テープ パッキンテープ
YoTache「隙間テープ パッキンテープ12mm (幅) x 6mm (厚さ) x 4m (長さ) 939円(税込)

YoTache「隙間テープ パッキンテープは、気密性に優れたスポンジ素材で作られており、 −40℃から90℃という幅広い温度に対応。強力な接着剤でしっかりと窓枠・サッシ枠に密着し、すきま風を防いでくれるので、冷暖房効率を向上できます。

あったかグッズ2:冷気遮断カーテン

保温効果の高い冷気遮断カーテンは、窓から侵入する冷気を遮り、部屋の暖気を逃がさない効果があります。

ワイズ「窓際用あったかさキープカーテン 掃き出し窓用」は、手持ちのカーテンの内側に設置することで、窓からの冷気を遮断できます。カーテンレールのランナーを利用して簡単に取り付け可能。半透明で光を遮らないので、室内が暗くなることもありません。

あったかグッズ3:ホットマット、ホットカーペット

底冷えする床の防寒に最適なホットマットやホットカーペット。スイッチを入れるだけで、素早く足元を温めてくれます。

アイリスオーヤマ「ホットマット 60×60cm」 は、冬の冷えやすい足元を暖めるホットマット。温度の切り替えが強/弱と2段階に設定でき、足元をピンポイントで暖めるので、効率が良く経済的です。

あったかグッズ4:フットウォーマー

ひざ下に感じる寒さを防ぎたいときは、フットウォーマーがおすすめ。冷えやすい足元をひざ下から温かく包んでくれます。

KLAS REMOフットウォーマー 電気足温器は、足首まで覆うことができる防寒性の高いフットウォーマーです。ヒーター機能も簡単操作で温度調節が可能。USB給電式で使う場所を選びません。

※記事内の価格は、2022年11月14日時点のものです。

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