老眼かも…コンタクトの場合どうすれば?コンタクトユーザーの老眼対処法

老眼かも…コンタクトの場合どうすれば?コンタクトユーザーの老眼対処法

公開日:2025年09月01日

老眼かも…コンタクトの場合どうすれば?コンタクトユーザーの老眼対処法

コンタクトレンズを使っていて、「近くが見えづらい」などの症状が始まったら、それは老眼対策のタイミング。適切な対策を取れば、老眼でもコンタクトレンズは使い続けられます。今回は、コンタクトレンズ愛用者の老眼対策について解説します。

これって老眼?まずは老眼の初期症状をチェック

Peak River / PIXTA

「近視などの視力矯正にコンタクトレンズが欠かせない」「瞳をきれいに見せてくれるカラーコンタクトレンズを愛用している」など、普段からコンタクトレンズを愛用している人も多いのでは?

一方で、40代くらいから増えてくるのが老眼の悩みです。コンタクトレンズを使っているけれど、「近くのものがぼやけて見えにくくなってきた…」と感じている人もいるのではないでしょうか。

老眼とは、目の中でレンズの働きをしている水晶体が硬くなったり、その水晶体の厚みを変える毛様体筋の動きが鈍くなったりすることで、近くが見えづらくなる症状のこと。最近では、40代前半で症状を感じる人もいます。

コンタクトレンズ使用時の見え方が変わってくると、目が疲れているのか、近視や乱視などの度数が変わったのか、それとも老眼が始まったのか…と迷ってしまいますよね。

コンタクトレンズでの見えにくさが気になっている人は、まずは次の「老眼の初期症状チェックリスト」を試してみましょう。

【老眼の初期症状チェックリスト】

Yotsuba / PIXTA

□ 手元のものが見えにくくなった
□ 新聞や本を読んでいると疲れる
□ スマホの画面をなんとなく大きくしてしまうことがある
□ 値札や成分表示を見るとき、少し手を離すと見やすい
□ 「パ」と「バ」、「3」と「8」など数字を見間違えることがある

1つでも当てはまる項目があれば、老眼が始まっている可能性があります。早めの対策で、コンタクトレンズでの見え方を守っていきましょう。

コンタクト愛用者の老眼対策3選

8x10 / PIXTA

普段コンタクトレンズを使っていて老眼の症状が始まった場合、対策は大きく3つあります。

1. コンタクトレンズの度数を弱めてみる
近視の矯正でコンタクトレンズを使っている人は、遠くを見るための度数を弱くすることで焦点が少し手前になり、近くの見えにくさが緩和されます。

こちらは、ピントの調節力がまだある程度残っている、つまり初期の老眼の段階であれば有効な方法の一つ。ただし、車を運転する人や、遠くをはっきり見る必要がある人には不向きです。コンタクトレンズの度数変更については、眼科の処方箋が必要になります。車の運転など遠くの見え方が変わることで、危険を伴う場合があるため眼科医に相談した上で決めていくようにしましょう。

2. 遠近両用コンタクトレンズや眼鏡を使用する
「遠近両用コンタクトレンズ」は、遠くを見る度数と、近くを見る度数の両方を配置したコンタクトレンズ。「遠近両用眼鏡」は、コンタクトレンズ同様、遠くが見えやすい度数と手元が見えやすい度数が入った眼鏡です。目線を使い分けることで見たい距離にピントを合わせることができます。

視線の使い方に慣れるまで少し時間はかかりますが、慣れてしまえば遠くから近くまで快適に見えるようになります。

なお、遠近両用眼鏡はコンタクトレンズの上からかけることもできます。

3. コンタクトレンズと老眼鏡を併用する
普段使っているコンタクトレンズを装着したまま、老眼鏡を重ねて使用する方法です。遠くを見るときはコンタクトレンズで、手元の作業のときにはコンタクトレンズの上から老眼鏡をかけると、かけ外しをすることで遠くも近くも見ることが可能です。

遠近両用レンズの視線の使い方に慣れない人には、違和感やストレスが少なくおすすめの方法です。

コンタクトレンズと併用する老眼対策用眼鏡の選び方は?

zakkee / PIXTA

コンタクトレンズと老眼対策用眼鏡を併用する場合は、眼鏡選びで押さえておきたいポイントがあります。

それは、見たい距離や、眼鏡を使いたいシーンに合わせたレンズを選ぶこと。老眼用のレンズは、見たい距離や用途によって、「近用」「近々両用」「中近両用」「遠近両用」の4つに分類されます。

それぞれの特徴や、おすすめの使用シーンは以下の通りです。

  • 近用・・・手元の作業や読書などある一定の近距離の使用に最適。
  • 近々両用・・・手元の書類とパソコンの画面などデスクワーク程の距離が最適。
  • 中近両用・・・タブレットを見たり、テレビを見たり、家の中やオフィスでの使用に最適。
  • 遠近両用・・・近くも遠くも見えるため、車の運転や看板など外出時に最適。

眼鏡を使いたいシーンや、はっきりと見たいものに合わせてレンズを選ぶと、見え方のストレスがぐっと軽減。眼鏡専門店で相談すれば、普段使っているコンタクトレンズの度数と、見たい距離を適切に組み合わせた眼鏡を作ってもらえます。

眼鏡を上手に選べば、カラーコンタクトレンズを装着した上から、おしゃれな眼鏡をかけているような雰囲気に見せることも可能。「老眼鏡をかけている」とバレたくない人も安心です。

なお、眼鏡はコンタクトレンズの上からかけるもの以外に、裸眼用のものも1本作っておくのがおすすめ。目の疲れや不調で、コンタクトレンズを装着したくないときに、裸眼用の眼鏡が1本あると安心です。

老眼は病気ではなく、年齢を重ねれば誰にでも訪れる症状です。その時々の目の状態に合った対策で、コンタクトレンズや老眼と上手く付き合っていきましょう!

取材協力:眼鏡市場


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加齢に伴う老眼や目の健康問題、眼鏡選びのポイントなど正しいアイケアの方法をお伝えします。