誰もがかかる可能性…目の3大疾患を防ぐ#4

加齢でほぼ100%の人がなる「白内障」を早く見つけて食い止める最新対策

加齢でほぼ100%の人がなる「白内障」を早く見つけて食い止める最新対策

公開日:2026年02月16日

加齢でほぼ100%の人がなる「白内障」を早く見つけて食い止める最新対策

50歳頃から増える目の病気。老眼だと思ったら病気だったケースも。「ずっと見える目を維持するには、なるべく早い段階で病気を見つけ、対策を講じることが何より重要」と眼科専門医の平松類さん。「白内障」のほか、飛蚊症とドライアイも解説します。

教えてくれた人:眼科専門医・平松 類(ひらまつ・るい)さん

眼科専門医・医学博士。1978(昭和53)年生まれ。昭和大学医学部卒業。彩の国東大宮メディカルセンター眼科医長などを経て、現在は二本松眼科病院で治療を行う。YouTubeチャンネル「眼科医平松類」は30万人超の登録者数。

白内障(はくないしょう)とは?50代の5割が…

koti/PIXTA

レンズの役割をしている水晶体が白く濁って、視力が低下する病気です。

「50代で約50%、70代で90%以上、80代では99.9%と、加齢に伴って誰もがなります。紫外線を多く浴びたり、目をこするなどの物理的刺激が多かったりすると、発症が早くなる傾向があります」と平松さん。

かすむ、ぼやける、二重に見えるなどの症状を老眼と勘違いしている人も多いそう。

「症状は似ていますが、老眼は、遠くは見えるが、手元が見えにくい。白内障は、遠くも手元も見えにくい。これが見分けるコツです」(平松さん)

こんな症状に注意

  • 薄い色がわかりにくい
  • 目が疲れる、まぶしく感じる
  • 遠くのものが二重、三重に見える
  • 視力が低下した
  • 眼鏡が合わなくなった

「白内障」の治療は?

手術で白濁した水晶体を取り除き、代わりに人工の眼内レンズを入れます。手術時間は10~20分ほどで、日帰り手術が主流です。生活に支障が出てきた、眼鏡をかけても視力が0.7以下しかないといった場合に手術を検討します。

眼内レンズは、遠くか近くのいずれかに焦点を合わせる単焦点レンズ、遠くにも近くにも焦点を合わせられる多焦点レンズなど、多くの種類があり、健康保険が利くかどうかも違ってきます。「手術前に医師としっかり話し合って、納得のいくものを選ぶようにしてください」(平松さん)

知っておきたい目の不調1:飛蚊(ひぶん)症

ぺかまろ/PIXTA

糸くずや虫のようなものが見える

目を動かすと糸くずのようなものが一緒に動いて見えるのが「飛蚊症」。眼球内部の硝子体に濁りやすき間ができるのが原因です。

「加齢現象の一つですが、もし急に数が増えたり、大きなものが出現したりしたら網膜剥離などの可能性があるので、早く受診を」と平松さん。

知っておきたい目の不調2:ドライアイ

shige hattori / PIXTA

更年期症状と間違えることもある

涙の量や涙に含まれる油の量が少ないために目が乾燥する「ドライアイ」。10秒以上目を開けていられないなら、その可能性が大です。

「放っておくと頭痛や肩こり、イライラなどの全身的な不調を招き、更年期症状と間違えられることもあります」と平松さん。眼科で涙の量と質を改善する目薬を処方してもらいましょう。

次回は、目の健康寿命を延ばす「7つの日常習慣」を紹介します。

取材・文=佐田節子、構成=五十嵐香奈(ハルメク編集部)
※この記事は、雑誌「ハルメク」2025年7月号を再編集しています。

HALMEK up編集部
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