目の日焼けは油断しちゃダメ!「目の日焼け」対策で紫外線ダメージから目を守ろう

公開日:2025年05月01日

目の日焼けは油断しちゃダメ!

「目の日焼け」対策で紫外線ダメージから目を守ろう

「目の日焼け」対策で紫外線ダメージから目を守ろう

春の陽気と共に増えてくる紫外線。紫外線による日焼けは、肌だけでなく目にも起こります。目の日焼けは、痛みや炎症、肌のシミなどの原因になることも。紫外線から目を守る方法について、眼科医の西之原美樹先生に伺います。

教えてくれた人:西之原美樹(にしのはら・みき)先生

アイリスター麻布クリニック院長。東京大学附属病院で研修後、東京逓信病院に勤務。2004年アイリスター麻布クリニックを開業。1万人以上の高校野球球児や野球選手、サッカー選手などアスリートの視力機能の向上に携わっている。目から体全体の健康に関するアドバイスも行う。

目も日焼けする!裸眼で過ごす機会が多い人は紫外線に要注意

I / PIXTA

4月頃からぐっと強くなってくる紫外線。肌の日焼け対策はしていても、目の日焼け対策は意識していないという人も多いのではないでしょうか。

目も、肌と同じように紫外線の影響を受けます。紫外線を浴びると、目の角膜の細胞が傷ついて、痛みや炎症を起こします。

「目の奥が痛い」「赤く充血する」といった不調があれば、それは紫外線によるダメージかも。紫外線は目の水晶体の濁りや、目の細胞の老化も進ませるので、目が見えにくくなるリスクも高まります。

また、目から入る紫外線は、肌の日焼けやシミにつながることもわかっています。眼科医の西之原先生は、「目に紫外線が入ると、それが脳に伝わってメラニン色素が作られます。その結果、肌の色が浅黒くなり、シミ・そばかすにつながっていくのです」と話します。

特に、普段眼鏡をかける習慣がない人は要注意。最近の眼鏡のレンズは紫外線カット効果のあるものが多いため、毎日当たり前にかけているだけで目を守れている可能性があります。一方、裸眼で過ごすことが多い人は、意識的に対策をしないと紫外線ダメージを受けやすくなります。

目の健康のためにも、5年後、10年後の美肌のためにも、早めに目の紫外線対策を始めましょう。

紫外線から目も守る、眼鏡・サングラス選びのポイント

Dina Photo Stories/Shutterstock.com

目の紫外線対策の主役は、やはり眼鏡とサングラスです。

紫外線を防ぐために押さえておきたい眼鏡・サングラス選びのポイントは、「UVカット率」と「UV透過率」の数値。

「UVカット率」は、紫外線をどれくらいカットできるかを示すもの。数値が高いほど紫外線をカットする効果が高いので、99%以上のものを選ぶのがおすすめです。

「UV透過率」は、紫外線が眼鏡を透過する量を示す数値。数値が低いほど紫外線をカットする効果が高まるため、1%以下だと安心です。

最近は「UV380」「UV400」などの表記がされている眼鏡も増えていて、これは紫外線への防御率を示しています。

そもそも、人に影響を及ぼす紫外線の種類には「紫外線A波(UVA)」「紫外線B波(UVB)」の2つがあり、紫外線A波は315~400ナノメートル、紫外線B波は280~315ナノメートルの波長です。

そして、「UV380」「UV400」などの数値は、どこまでの範囲の波長を防げるかを示しています。例えば「UV400」と表記された眼鏡なら、400ナノメートルまでの波長を防御できるので、紫外線A波も紫外線B波も両方防げる、ということになります。

ちなみにサングラスのレンズの色の濃さは、あくまでもまぶしさを低減させるためのもので、紫外線カット効果とは別物です。UVカット機能が高ければ、クリアレンズでも紫外線をしっかりブロックできます。

まぶしさが気になる場面では濃い色を選び、明るい視界を保ちたい場所では薄い色を選ぶなどして使い分けるとよいでしょう。

シーンや時間帯に合った目の日焼け対策を

Flatpit / PIXTA

なお、紫外線の強さは季節だけでなく、場所や時間帯でも違ってくるので、シーンに合わせた対策を取り入れるのがおすすめです。

例えば、標高の高い山などは紫外線の影響がより高まりますし、水辺や砂浜も紫外線を強く反射するので日焼けしやすくなります。

時間帯では、10時~14時がもっとも紫外線が強いとき。午前中からのお出掛けや、登山や海、プールなどを楽しむときは、眼鏡・サングラスに加えて、帽子や日傘などのアイテムも活用しましょう。また可能であれば、散歩やスポーツも紫外線が弱まる夕方に行うと日焼けダメージを抑えられます。

とはいえ、紫外線が強い春から夏にかけては、気をつけていても目が日焼けしてしまうことがあります。

「紫外線を浴びて目に痛みが出たときは、すぐに眼科を受診しましょう。痛みはなく、不快な症状だけなら、目を休ませたり、目薬をさすなどして一晩様子を見てください。日焼けによる目の不快な症状は翌日には治まることが多いですが、治らないときは念のため眼科で診てもらってください」(西之原先生)

肌と同じように、紫外線の影響を受けやすい目。眼鏡やサングラスといった紫外線対策アイテムを上手に活用して、目の健康を守っていきましょう。

取材協力:眼鏡市場

医師監修:アイリスター麻布クリニック西之原美樹先生


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