ヘアカラー、マニキュア、トリートメント、ヘナ

白髪染めの種類と頻度は?おすすめ商品も紹介

公開日:2018.08.09

白髪染め、ヘアマニキュアとヘナカラーの違いとは?


白髪をカバーして目立たなくする、白髪染めについて、詳しくご紹介します。

白髪を染色して目立たなくする方法はいくつかあります。髪や頭皮が受けるダメージの度合い、利便性、色の出方、持ちのよさなど、方法によってそれぞれ特徴が異なります。白髪染めは一度きりではなく、定期的に継続していくもの。自分の白髪の分量、髪や頭皮の状態、予算やライフスタイルに応じて、ベストな方法を選ぶようにしましょう。

ヘアカラーによる白髪染めの頻度と特徴

白髪染めの最もポピュラーな方法で、髪の表面だけでなく内部まで本格的にカラーリングするタイプ。

若い世代向けのファッションカラーと同様、クリームや泡などの形状があり、しっかり染まって数か月は色持ちします。白髪ではない髪も一緒に染められるので、全体的になりたい髪色になれるメリットがあります。

ただし、化学染料のジアミンは刺激が強く、アレルギーが起きる場合があります。また髪の内部まで薬剤が入ることになるので、頭皮も含めて多少のダメージを受けてしまいます。トリートメントなどを併用することで、ダメージを軽くすることはできます。しかし、セルフ染めを行う場合、肌が弱い人は注意が必要です。パッチテストは必ず行いましょう。

染めるまでの待ち時間は30分程度、色持ち期間は、約1~2か月間です。しっかり濃い色にカラーリングをしたい、染め残しはみっともなくていやだ、と考える方におすすめです。

ヘアカラーでおすすめの商品

 

リクイール エッセンスグローカラー【医薬部外品】全10色 各1944円(税込/カネボウ化粧品 0120-518-520)

エッセンスを含んだ薬剤で、髪をいたわりながらしっかりと染めるヘアカラー。店頭のカウンセリングでは、肌色を測定し、相性のいいカラーを提案してくれる。リクイール エッセンスグローカラー【医薬部外品】全10色 各1800円(税別/カネボウ化粧品 0120-518-520)
 

ヘアマニキュアによる白髪染めの頻度と特徴

髪の表面および、表面近くの内部だけを染めるのが、ヘアマニキュア。髪の表面をコーティングされることによって生まれる、ツヤとハリのある仕上がり感が好きという人も多い方法です。

ヘアカラーに比べると髪や頭皮への負担は少ない反面、約2~4週間で色落ちします。また、地肌につくとなかなか落ちにくいため、生え際1~2㎜は染められないというデメリットも。また、髪の内部までは完全に染めないので、黒髪の部分を明るい色に染めることはできません。染まるまでの待ち時間は、約30分程度。カラー剤の刺激が気になる、明るめの色が好きという方におすすめです。

ヘアマニキュアでおすすめの商品

 

ブローネ ヘアマニキュア 全6色 オープン価格(花王 0120-165-692)

クシ付きのタイプで簡単に染められ、傷んだ髪も優しく補修。地肌についてしまったマニキュアを落とすリムーバーも付属。ブローネ ヘアマニキュア 全6色 オープン価格(花王 0120-165-692)

カラートリートメントの白髪染めの頻度と特徴

手軽に使えて、頭皮への刺激や髪の傷みも少ないと人気急上昇中なのが、トリートメントタイプの白髪染めです。数日間、シャンプー後に使っているトリートメントと置き換えるだけ。手袋も基本的に不要で、お風呂で洗髪のついでに染められます。マニキュアと同様、染まるのは髪表面と表面近くの内部のみ。色のつき方はゆっくりで、数回使うことで徐々に染まっていきます。マニキュアよりも色持ち期間はさらに短く、1週間程度で色落ちするので、継続的な使用が必要です。

髪と頭皮にやさしいものを使いたいという方、淡い色づきでも構わないと考えている方におすすめです。

 

カラートリートメントでおすすめの商品

 

ローイングショット カラートリートメント BK・BR  全2色 200g 3132円(税込/ポーラお客様相談室 0120-117111)

ツヤの出る仕上がりが特長のシリーズ。美容成分やダメージ補修成分を豊富に配合し、傷んだ髪に潤いとハリ・コシを与えながら染色。

グローイングショット カラートリートメント BK・BR  全2色 200g 2900円(税別/ポーラお客様相談室 0120-117111)

 

ヘナによる白髪染めの頻度と特徴

頭皮が敏感な人や、ナチュラル志向の人に支持されているのがヘナ染めです。

ヘナとは、インドや東南アジア、中東、北アフリカなどに広く生息する植物。この葉に含まれるオレンジ色の色素が、たんぱく質に絡みつくと発色する性質を持っています。天然成分のため髪や頭皮を傷めないだけでなく、ヘナのもつ収れん作用が髪のキューティクルを引き締め、潤いを含んだ艶やかな髪に仕上げるので、トリートメントとしても定評があります。

パウダー状になったものが売られているので、お湯と混ぜてペースト状にし、髪に塗って染めていきます。染まるまでの待ち時間は、2時間程度。色持ち期間は、約1か月半~3か月程度です。

日本人の黒髪の上から薄いオレンジ色に染まっても変化はほとんどわかりませんが、白髪の場合はヘナ本来のオレンジ系の褐色に染まります。周囲の黒髪と馴染むような落ち着いた色味に染めるには、ヘナの後に他の天然染料で染めたり、染める際にブレンドしたりして調整します。黒や茶色に染まる市販のヘナ染めは、化学物質を配合している場合もあるので、天然成分100%にこだわる場合は注意して選びましょう。

とにかく天然成分にこだわる方や、赤味の強い髪色でもよいという方におすすめです。

 

ヘナでおすすめの商品

ヘナ木藍

ヘナと、インド藍とも呼ばれる木藍(もくらん)、10種のハーブを配合。白髪の部分を落ち着いた黒茶系の色に染め、トリートメント効果もあり。

ヘナ+木藍100g 1500円、400g 4500円(ともに税別/ナイアード 042-552-8960)

 

伸びかけの白髪が気になるなら。リタッチ用アイテムの特徴

一時リタッチ用アイテム

顔まわりの生え際だけちょっと隠したい」「カラーとカラーの間の一時しのぎで使いたい」など、用途は人それぞれ。いつでもどこでも簡単に使える、“ちょこっと白髪隠し”アイテムは1つ常備しておくと便利です。外出先で、気になる白髪を発見してしまった……というときも、応急処置ができるので便利です。

ブラシタイプ、ファンデーションタイプ、クリームタイプなど、いろいろな形状のものが出ているのでコスメポーチに入れておくとよいでしょう。生え際が少し気になる程度なら、白髪対策はこれだけでもOK!

リタッチ用アイテムでおすすめの商品

ディシラ ヘアポイントリタッチ 全3色 2160円(税込/ディシラ 0120-08-1826)  

スポンジを組み合わせた業界初のコームで、根元の白髪を簡単にカバー。月見草油配合。ディシラ ヘアポイントリタッチ 全3色 2000円(税別/ディシラ 0120-08-1826)  

ヘアサロン染め、セルフ染め、結局どちらがいいの?

ヘアサロンでの白髪染めは、プロが髪の状態を見ながら、薬剤や放置時間などを個別に調節しながら行うことが多いです。

ダメージを極力少なくする、トリートメントを行うこともできます。さらに、塗りムラや塗り残しの心配がなく、生え際部分だけのリタッチの場合も、伸びた部分との差がわかりにくいように色の出方を調整してくれるので、やはり仕上がりはとてもキレイ。

一方、市販品のセルフ用の白髪染めは、自宅で誰でも気軽に染められるように、どんな髪質でもしっかり染まるように開発されています。使い方も統一されているため、人によっては髪のダメージが気になってしまうことも事実です。

とはいえ、セルフ用の白髪染めも日々進化していて、使い方はとても簡単になり、髪への負担をできるだけ少なくする処方にこだわった製品も数多くあります。そしてセルフ染めのメリットは、何と言ってもコスパのよさ、そして忙しくても好きな時間にできる点です。

サロン染めとセルフ染め、どちらが自分向きか、まずは両方試して決めてみるのもいいかもしれませんね。
 

白髪染めの進化を感じさせるおすすめ商品

2018年春、日本酒の製造過程でできる黒い麹からヒントを得て開発された白髪染めが登場しました。天然由来の黒色メラニンのもとである、着色成分ジヒドロキシインドールを染料としています。酸化剤を使用していないので、繰り返し使っても髪を傷めません。そもそも本来の黒髪の色の元である“メラニン”に着目した発想が新しく、白髪染めの進化を感じさせるニュースでした。

今後もハルメク世代にうれしい白髪染めの進化に期待しつつ、満足のいくアイテムを味方につけて、白髪に悩まされない毎日を送りましょう。

リライズ 白髪用髪色サーバー 全2色 155g オープン価格(花王 0120-165-692)

お風呂でシャンプー後、髪になじませて5分おき、洗い流すだけの簡単ステップ。退色しにくく、髪にハリやコシを与えてくれる。白髪をしっかり隠す「リブラック」と、多い白髪を黒すぎないグレーに整える「グレーアレンジ」の2色。それぞれに“まとまり仕上げ”タイプと“ふんわり仕上げ”タイプがある。

リライズ 白髪用髪色サーバー 全2色 155g オープン価格(花王 0120-165-692)


グレイヘアに移行するために染めるという選択肢も

昨今のグレイヘアブームで白髪をのばし始めた方も多いのではないでしょうか。しかし、なかなかスムーズに移行できるものではありません。のばしている途中は白髪が目立ち、お手入れが行き届いていないような汚らしい印象になることも。グレイヘアを自然なグレーカラーに染めることで、移行期を乗り切るヘアカラー商品も登場しています。

 

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ハルメク365編集部

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