50代の髪色を素敵に!白髪ぼかしやグレイヘア移行も

白髪が目立たないカラーは?おすすめデザイン・選び方

公開日:2023.06.30

白髪が目立たないカラー

白髪が目立たないカラー

個人差が大きいものの、50代になると白髪の割合が増えてくる人が多くなります。

白髪は地毛と色味が異なるため、ヘアカラーや白髪染めで髪の毛を染めても、日にちが経って髪の毛が伸びてくると、染めた部分と新しく生えてきた髪の毛の色の差がはっきりして気になりやすいものです。

「白髪染め」というと真っ黒やダークブラウンなど暗い色に染めるイメージがあるかもしれませんが、今はさまざまな色があり、好みのカラーで白髪が目立たないように染めることができます。

ここでは、白髪をうまくぼかすカラーをご紹介します。

グレー

グレーはおしゃれなくすみ感のあるカラーで、落ち着きがある上品な色味のため大人女性にぴったりの色です。白髪の割合が多い人にもなじみやすく、エレガントな印象にできます。

明るいベージュ

明るい黄色がベースとなった明るいベージュは、全体的に明るいトーンになるため雰囲気もぱっと明るく、かわいらしい印象になります。

人気のカラーであるミルクティーベージュも、明るいベージュの一種です。

グレージュ

グレージュは、グレーが持つおしゃれなくすみと、ベージュが持つ透明感という両方のメリットをあわせ持つ色です。

日本人の髪の毛は赤みが強みといわれていますが、グレージュに染めると透明感が出て、いわゆる外国人ヘアのような落ち着いたくすみを演出できます。

髪の毛を柔らかく見せる効果もあり、配合の割合によって色味が変わるため、好みに合わせて調整することが可能です。

グレージュは白髪ぼかしとも相性がよく、幅広い年代の人におすすめできるカラーです。

アッシュグレー

アッシュグレーは、グレーに寒色のアッシュを加えたカラーです。日本人特有の髪の毛の赤みを打ち消す効果があり、髪の毛を柔らかく透明感のある印象にできます。

黒髪やダークブラウンなど、暗い色では出せない抜け感があることがアッシュグレーの特徴で、世代を問わず人気のカラーです。

年代別の人気・おすすめカラー

年代別の人気・おすすめカラー

ここでは年代別の人気カラーやおすすめカラーをご紹介します。

50代におすすめの白髪が目立たないカラー

50代になると、白髪の割合が増え、全体の半分ほどになってくることも。それに加えて、髪のハリやコシ、ツヤも気になり始める頃です。

アッシュグレーやアッシュベージュなどのカラーは髪を柔らかくふんわりした印象に見せられるため、ナチュラルで若々しい雰囲気を演出できます。色味的にも白髪が目立たないカラーなのでおすすめです。

60代・70代におすすめの白髪が目立たないカラー

60代・70代になると全体の白髪の割合が増えてくるため、全体になじむように染めたり、ハイライトを多めに入れたりするのがおすすめです。

ミルクティベージュや、ベージュやブラウン系の明るいカラーを選ぶと、白髪が目立ちにくく自然になるでしょう。

自分に合った白髪が目立たないカラー選びのポイント

「白髪」というと「白い髪の毛」というイメージがあるかもしれませんが、実は人によって白髪の色味は異なります。色味は大きく、以下の2タイプがあります。

  • 白髪が真っ白になるタイプ
  • 白髪が少し黄色がかった色になるタイプ

白髪が真っ白になるタイプの人には「アッシュ系」のカラーがおすすめ。白髪が少し黄色がかった色になるタイプの人には「ベージュ系」がおすすめです。

自分の白髪の色味に合わせることで、よりきれいに色がなじむでしょう。

白髪染めにおすすめのヘアカラー剤の種類

白髪染めにおすすめのヘアカラー剤の種類

美容院で使われるヘアカラー剤にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる特徴があります。ここでは白髪染めにおすすめのヘアカラー剤をご紹介します。

イルミナカラー

イルミナカラーはブリーチをしなくても明るいトーンのカラーにでき、透明感や柔らかな質感を出せるという特徴があります。キューティクルへのダメージを抑えるマイクロライトテクノロジーによって、髪の傷みも軽減できます。

イルミナカラーは、WELLA(ウエラ)が開発したヘアカラー剤です。

エドルカラー

エドルカラーは、日本人の髪の毛特有の赤みや濁りを抑える配合になっており、透明感が出せます。

髪の赤みが強い人や、アッシュ系のカラーが入りにくい人、透明感のある色味にしたい人におすすめです。化粧品ブランドLebeL(ルベル)が発売しているヘアカラー剤です。

アドミオカラー

アドミオカラーは、ツヤ感や透明感を出せます。

抗酸化安定処方によってヘアカラーによるダメージを抑えながら染めることができ、発色がキープしやすいことが特徴です。美容院向けのヘアカラー・ヘアケア商品を販売するアリミノ社が開発したヘアカラー剤です。

白髪量別!白髪が目立たないカラー・デザイン

白髪になるのは、なんらかの原因によって髪の毛に色を与えている「メラニン色素」が作られなくなることが原因です。

メラニン色素が作られなくなる原因としては「老化」「ストレスやホルモンバランスの影響」「抜け毛によるメラノサイト(メラニンを作る細胞)の消失」「食生活・生活習慣」などが考えられます。

白髪は一般的に加齢とともに増えていきますが、このような理由から白髪の現れ方には個人差も大きいです。自分の白髪の量によってカラーやデザインを変えると、白髪を目立たないようにできるでしょう。

白髪率30〜60%

白髪率30〜60%の人は、部分的にハイライトを入れたり、明るい色と暗い色のカラーを組み合わせたりして「白髪をぼかす」と目立ちにくくなるのでおすすめです。

白髪率60〜80%

白髪の割合が半分以上になってきた白髪率60〜80%の人は、明るい色と暗い色のカラーを入れつつ、全体をトーンアップするとなじみやすいでしょう。

白髪率80%以上

白髪率80%以上の場合は、白髪を生かした明るいカラーも自然になじみます。ところどころに暗いトーンの色味を加えて全体にメリハリを出すことも可能です。

白髪が目立たないカラーの入れ方・デザイン

カラーの入れ方やデザインを工夫することでも、白髪を目立たせなくすることができます。

ハイライト

ハイライト(明るいメッシュ)とは、髪の毛を部分的に明るく染める方法のこと。全体を染めるのではなく、白髪をぼかして目立たせなくすることがハイライトの大きな特徴です。

白髪がそこまで多くない人の場合、全体を明るいカラーで染めると髪の毛が伸びてきたときにプリン(染めた部分と地毛の色の差)が気になりますが、ハイライトで白髪ぼかしをすると、伸びてきても気になりづらくなるのがメリットです。

ハイライトを入れると、髪の毛に立体感と動きが出ておしゃれな印象になります。ローライト(暗いメッシュ)と組み合わせることも可能です。

ウィービング

ウィービングは、ハイライトよりもさらに細かく毛束を取って染めていくカラーリングの技法です。

より細かくカラーリングするため、ハイライトよりも落ち着いた印象の自然な仕上がりになります。上品な仕上がりにしたい人におすすめです。

バレイヤージュ

バレイヤージュは、ハイライトとグラデーションカラー(色合いを徐々に変えていく技法)を組み合わせた方法です。伸びてきた部分の毛がわかりにくく、白髪をハイライトとして生かしながらヘアカラーを楽しめます。

白髪染めの頻度・間隔はどのくらいがベスト?

白髪染めの頻度や間隔は、美容院でヘアカラーによって染める場合は2か月ほどがおすすめです。あまりに頻繁に白髪染めをすると髪がダメージを受けてしまうため注意しましょう。

白髪からグレイヘアに移行したい場合は?

白髪は白髪染めや黒染め、ヘアカラーなどで髪を染めることで目立たなくすることもできますが、時間が経つと根元から生えてくる白髪がどうしても気になってしまうことも。

「明日からヘアカラーや白髪染めをやめよう!」と決めても、髪はすぐに伸びるわけではないため、根元から毛先までがすべて地毛に戻るまではかなりの時間がかかります。

白髪を染めていた状態から急にヘアカラーをやめると、白髪のある状態を見慣れていないため、「老けて見える」「違和感を感じる」と白髪をうまく楽しめないことも。

いずれグレイヘアへの移行を考えている場合は、以下のような方法がおすすめです。

  • 浅染めをする
  • カラートリートメントを活用する
  • 美容院でブリーチやハイライトを入れる

ここからは、それぞれの方法をご紹介します。

浅染めをする

浅染めとは、あえてきっちり染めない白髪染めのやり方です。白髪染めは、しっかり染めようとすると手間や時間がかかり、きれいに染めるための技術も求められます。

浅染めであれば、白髪染め剤をラフに髪に揉みこむだけなので簡単で、さらに白髪染めの手間と頻度を減らし、髪へのダメージを減らすこともできます。

ランダムな染め方によって自然な明暗ができるため、立体感がある仕上がりになることもメリットです。白髪がしっかり染まり過ぎず明るい色になるため、新しい白髪が生えてきたときも目立ちません。

カラートリートメントを活用する

美容院に通って少しずつ髪色に変化をつけることもできますが、市販されているグレイヘア専用カラートリートメントなどを繰り返し使って自分でケアすることもできます。

カラートリートメントであればお風呂で染めることができるので、忙しくて美容院に通う時間がなかなか取れない人にもおすすめです。

美容院でブリーチやハイライトを入れる

なるべく時間をかけずにグレイヘアに移行したい場合は、美容院でブリーチをして髪の毛の色を明るくし、そこにヘアカラーやヘアマニキュア、ヘナカラーなどでカラーを重ねる方法もあります。

また、ハイライトを入れることで白髪を自然になじませる方法もあります。

好み&白髪量に合わせたカラーで素敵な髪色に

白髪が目立ちにくいのは、グレーやグレージュ、ベージュ、アッシュグレーなどの明るい色味のカラーです。

ただし、白髪が目立ちにくい色や染め方は白髪の量や生え方によっても変わってくるため、自分の白髪の量や好みに合わせて美容師と相談してみましょう。

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