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- ごま塩・まだら・ぶち…白髪染めの悩みは平等に訪れる
普段50歳以上の素敵な女性にお会いして誌面や商品開発の種になるお話を伺っています。驚きや気づき・学びから、シニア世代のトレンドや日常の工夫をお伝えします。今回は、私梅津の初来店の美容院体験談とともに、「白髪」の悩み調査をご紹介します。
髪の変化は、美容院の変えどき
わたしは、現在47歳。
白髪がチラつき、生え際が気になる。髪にコシがなく、頭頂部のボリュームが出にくい。パサつくので、まとまりにくい。元々猫毛なのに、さらに1本1本の髪が細くなった気がする……などなど。最近、とても髪の変化を感じ始めています。
思い切って、美容院を変えてみることにしました。
普段使っている電車の路線内で、行きやすいエリアをネットで検索しました。何気なく目に入った言葉が、「オーガニック」の文字。口コミもチェックして、悪くなさそうだったので、カット&白髪染め&トリートメントメニューで予約をいれました。
深刻な悩みは、ダントツで白髪染め直前!
普段、ハルメク読者の方に会うと、髪の悩みネタはとても盛り上がります。
昨年9月、髪に関する座談会を行ったときには、美容院に行く直前の髪の状態を「ごま塩」「まだら」「三毛猫」「逆プリン(頭頂部が白で、他が黒)」「黒毛の方が悪目立ちして、まるで“ぶち”」「色あせ」・……などと表現。その状態に対する悩みは深刻でした。
ある一人の方が、「髪質や毛量は個人差があるけど、白髪は年齢を重ねるとみな平等に訪れる悩みなのよね~」とおっしゃったときに、参加者全員が共感して、大きくうなずいたことを鮮明に覚えています。
248人の読者モニター「ハルトモ」50~79歳女性を対象に、2017年8月に行った「髪のお悩みに関するアンケート」の結果を見ても、「白髪」の悩みはダントツでした。
「あなたの髪や地肌の悩みを全てお聞かせください」と質問したところ、1位「白髪」103人(62.8%)、2位「ハリ・コシがない」75人(45.7%)、3位「薄毛」61人(37.2%)、4位は「細毛」54人(32.9%)という結果になりました。
訪れたのは、感じのいい美容室
途中まで紹介した美容院の来店レポート(回想録)を、小説風に語っておきます。
店内に入ると、ドアにつけてある気持ちの良い鈴の音がちゃりん、ちゃりんと鳴りました。それと同時に、年齢不詳の男性が低くて太い声で「いらっしゃいませ。」と出迎えてくれました。店内は、白や茶が基調で、ところどころに観葉植物(グリーン)が置いてある、とても落ち着いた雰囲気です。都心だけれど、贅沢な空間の使い方をしています。天井が高めで、鏡と鏡の間が広く、客席は15個くらいしかない。
店員は7、8人(男性が5人、女性は3人)くらい。客数も同じくらいいました。圧倒的に私よりも年配の女性ばかり。推定50歳は超えていて、70歳くらいの方もいた気がします(※私よりも若い方がいたら、ごめんなさい)。
そして、待ちに待ったシャンプー。余談ですが、美容院で一番好きな時間はシャンプーしてもらうひと時。できれば、手荒れをしていない若い男性(かつ大きな手だとなおよい)にやさしく、ときにガシガシと髪を洗ってもらうと、思わず「にゃー」という言葉が出そうになるくらい好きな時間なのです(余談はここまで)。
この日は、希望通りの若い男性が担当。「かゆいところはありますか?」「気持ち悪いところはありますか?」と客側がどう思うかという尋ねかたではなく、「洗いが行き届いていないところはありますか?」「流し足りてないところはありますか?」と自分に非があるかという尋ね方をする、とても感じの良い方でした。シャンプーの時間……合格です。
「持ち込みOK!の美容院」は、今後ますます増えるのでは?
この美容院で、店の雰囲気やシャンプー時間よりも、驚いたことがあります。それは、お客様のほとんどが、ヘアカラー剤を持参していたということです。
「My商品(ヘナ、白髪染め剤、ヘアマニキュアなど)」を担当の美容師に預けているのです
ヘアカラー剤を持ち込むと安くなる店があることは知っていましたが、「髪を傷めない自分用の〇〇」「地肌が弱いわたしだけの〇〇」など、価格要素だけではなく、ヘアカラー剤を持ち込む人に応じているのです。
ちなみに、私は持ち合わせていなかったので、セットメニューの白髪染めをしてもらいました。まだ数日しか経っていないので、正確な判断は早合点かもしれませんが、パサつきが抑えられて、白髪もキレイに染まっています。
その後、色々調べてみると、「グレイカラーが得意な美容院」「無添加ヘナ持ち込みOK」など白髪に悩む女性専門の美容院……最近、増えているようです。
白髪人口が増えて、こういった自由度の高い美容院はますます繁盛していくのではないかと思いました。値段も決して高くありません。私の例でいうと、カット&白髪染め&トリートメントで、1万円弱です。しばらく、今回行った美容院にお世話になろうかな、今度は自分も「My 毛染め」を持ち込もうか……などと目論んでいます。
髪の悩みはみな平等に訪れるもの。であれば、できるだけ今の自分に合った美容院選びをしたい。
今回は、自分の日常の中でおきたちょっとした冒険談をしましたが、きっと私のような体験をされる方が増えるのではないか、そして「My 毛染め」も流行するのではないかと予測しています。
髪の悩みの対策方法は、こちら!
ちなみに、この白髪に関する悩みの調査を元に、2018年1月号「ハルメク」では、「50代からの髪と眉」を大特集。みなさんの声から集まった髪の悩みへの対策方法が詰まった一冊になりました。販売期間対象外となっているためバックナンバーはご購入いただけませんが、ハルメクWEBの記事としてお読みいただけます。
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