美容研究家・小林照子流!若々しい髪の育て方
頭皮を元気にして、薄毛の悩みを改善!
頭皮を元気にして、薄毛の悩みを改善!
更新日:2024年03月07日
公開日:2020年07月28日
教えてくれた人
小林照子 こばやし・てるこ
1935(昭和10)年生まれ。美容研究家。コーセーで長年にわたって美容の研究・普及に携わり、85年に同社初の女性取締役に。91年に独立し、「美・ファイン研究所」を設立。94年に「フロムハンド メイクアップアカデミー」、2010年に美に特化した高校、「青山ビューティー学院高等部」を創設し、後進の育成に力を入れている。新著に『これはしない、あれはする』(サンマーク出版刊)。
加齢でどうして薄毛・抜け毛が増えるの?

薄毛の悩みには、髪の生え変わりの周期(ヘアサイクル)の乱れが大きく関わっています。上の図でピンク色の矢印で示したように、本来髪は4~6年かけてじっくりと育ち、3~4か月間成長が止まった状態から抜け落ち、また新たに生えてきます。
しかし、年齢を重ねるにつれ髪の“土壌”である頭皮の血流が悪化し、毛穴も詰まりやすくなってきます。これに伴いヘアサイクルは乱れ、髪が育つ期間は短期化し、成長が止まる期間が長期化。十分に成長できない髪が増えることで薄毛となるのです。
取材時83歳の美容研究家・小林照子さんは髪も若々しい!

美容研究家の小林照子さんをご覧ください。年々ヘアサイクルが乱れがちになってくるというのに、なぜ83歳(取材時)でもこれほど豊かでつやつやな髪なのか。
「マッサージによって頭皮の血流をアップして新陳代謝を促せば、何歳からでもゆっくりになったヘアサイクルを正常に近づけることができる」と小林さん。実際に小林さんも、頭頂部が薄くなり始めた60歳からマッサージを始めたことでボリュームが回復してきたのだそう。さらに、マッサージをした後にシャンプーをすれば、毛穴の詰まりがスッキリ取れて、より効果的だといいます。
さあ、みなさんも小林さんが続けるマッサージを早速実践してみましょう!
マッサージ後にシャンプーするといい理由

マッサージ後にシャンプーするといい理由
小林照子さんが20年以上、毎日続けている頭皮マッサージ。プロセスは「引き上げる」「押す」「もむ」「つまむ」のたった4つと、とってもシンプル。道具いらずで簡単なので、シャンプー前に限らず空いている時間にマッサージしてみましょう。力加減はやや強めに。“イタ気持ちいい”がちょうどいい加減です。
【頭皮マッサージ1】引き上げる

親指の付け根の膨らみをこめかみに当てて力を入れる。吊り目になるくらいギューッと引き上げ、そのまま、グルグルとゆっくり回す。これを繰り返すことで、頭皮全体がほぐれてくる。
両手をしっかり組んで親指の第1関節を鋭角にすると力が入りやすい。
【頭皮マッサージ2】押す

両手を組み、左右どちらかの親指の第1関節を頭頂部のくぼみ(百会<ひゃくえ>のツボあたり)に置き、そこを軸にして、真下に向けてグーッと力を入れて押す。これを約1分間繰り返す。
爪で頭皮を傷付けないよう、指の腹に力を入れてしっかりもむ。
【頭皮マッサージ3】もむ

地肌に指の腹を当てたら、指をその場に固定し、力を入れて円を描くようにゆっくり回して頭皮を動かす。1か所につき3秒ほど。少しずつ位置を変えながら、頭の左右前後、まんべんなくもむ。
【頭皮マッサージ4】つまむ

指の腹に力を入れて頭皮をつまんだら、力を入れたまま、パッと離す。「ギューッ、パッ」のリズムで頭全体をつまんでいく。
1日4分 で血流アップ!シャンプー前の頭皮マッサージ

小林さんのブラッシングは、髪の流れに沿ってではなく、流れに逆らって勢いよく! これは、年齢とともに弱くなってくる毛の根元にある起毛筋(立毛筋)を起こし、髪をふんわり立ち上げるためのケア方法なのだそう。小林さんが愛用する「クッション性のあるブラシ」のように、髪と頭皮に優しいブラシを選ぶのがポイントです。
いかがでした?美しい髪と頭皮をはぐくむためのひと工夫。ぜひ今日からトライしてみてくださいね。
取材・文=小林美香、野田有香(ともにハルメク編集部) 撮影=中村彰男 イラストレーション=添田あき
※この記事は、「ハルメク」2019年1月号に掲載した記事を再編集しています。
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