ヘアメイク・森田玲子の美容研究所#9
50代のための日焼け後スキンケア!夏ダメージを巻き戻すお手入れ方法
50代のための日焼け後スキンケア!夏ダメージを巻き戻すお手入れ方法
公開日:2025年08月12日
日焼け後の肌の状態は?美肌の敵・紫外線の影響
紫外線を浴びると、皮膚を守るためにメラニン色素がつくられます。メラニン色素によって肌は黒くなりますが、肌の生まれ変わりであるターンオーバーによって、しばらくすると元の色に戻ります。老化やあらゆる肌環境によってターンオーバーがうまくいかないと、肌に黒く残りシミとなります。
50代が紫外線対策を本気でやるべき理由
シミができること以上に怖いのが、肌の弾力・ハリをキープする肌内部の構造を紫外線が壊してしまうこと。それが肌のたるみやシワの原因になってしまうんです。さらに肌が乾燥してゴワつき、くすみにもつながります。シミはメイクで隠せますが、たるみやシワは出来てしまうと対処が大変です。できる限りのUVケアで、未来の肌を育てるための投資していきましょう。
やっちゃった…!うっかり日焼け後の正しいスキンケア
こんなに暑い夏ですから、日焼けを避けられない日だってありますよね。なるべく肌にダメージを残さないためには、直後のケアが大切です。
1.冷やす

肌がヒリヒリして熱を持っていたら、まずは冷やしましょう。冷たいタオルや、手ぬぐいなどに保冷剤を包んで肌にあてます。いつも以上に肌が敏感になっているので、擦るのは禁物。圧迫せず、赤ちゃんの肌に触れるような気持ちで優しく添えるだけにします。
※痛みが強い、赤みが強い、水膨れがあるなどの日焼けをしてしまった場合は、専門医にかかることをおすすめします。
2.内側から水分補給
日焼けによって体内も肌も水分不足になっているため、十分に水分補給をします。
3.手で化粧水やクリームを塗る
日焼け後の肌は、バリア機能が低下している状態です。なるべく低刺激なものや、自分の肌に合った使い慣れたものでスキンケアをしましょう。日焼けの赤みは炎症なので、抗炎症作用のあるグリチルリチン酸やアラントインなどを含むスキンケア製品の使用もおすすめです。
化粧水を塗る際は、コットンではなく手のひらで塗ります。コットンの毛羽立ちや摩擦も含め、少しでも刺激を避けたいからです。手のひらで肌を優しく覆い、カラカラになった肌に水分をじんわりと吸収させていくようなイメージで丁寧に。額の生え際やこめかみ、耳や首なども、塗り残しのないように時間をかけて保湿します。
<保湿スキンケアに含まれる成分>セラミド/ヒアルロン酸/グリセリンなど
<おすすめ化粧水>カルテ(Carté) カルテHD モイスチュア フェイス&ボディスプレー【医薬部外品】 150g 1980円(税込)

うるおい構造にアプローチする「ヘパリン類似物質HD」配合の全身用ボディスプレー。スプレータイプで持ち運びやすいので、日焼け直後に出先でもケアできる。ミストが広範囲ひろがり、瞬時に保湿ケアが可能。
4.美白系のスキンケアをする
肌の赤みやほてりが落ち着いたら、美白成分や抗酸化成分が含まれたスキンケア製品の使用を開始。刺激にならないよう、肌の調子と相談しながら付けましょう。
<美白スキンケアに含まれる成分>ビタミンC誘導体/4MSK/トラネキサム酸/アルブチン/コウジ酸など
<おすすめ美容液>ドクターケイ Cコントロールリペアセラム 30mL 9350円(税込)

毛穴ケア・エイジングケアなどあらゆる角度から、肌を底上げするアプローチする大人女性にうれしい成分たっぷりの美容液。毛穴に悩む人がこぞって通う青山・美容皮膚科発の贅沢な配合。
5.ターンオーバー促進するお手入れをする
肌状態が落ち着いたら、肌にダメージを蓄積させないために、ターンオーバーを促進するアイテムを投入。古い角質をオフするパックやピーリングなどで攻めのケアを。
<おすすめアイテム>NEOGEN カナディアンクレイポアクレンザー 120g 3157円(税込)
住所 :〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目14-1 伊勢丹新宿店本館1階 化粧品売場
電話番号 :03-6273-0702
見た目は一般的なクレイパックに見えますが、お肌に塗ると炭酸カプセルが発生。カナダ氷河土の強い吸着力で、肌をクリアに整えます。
食事からも紫外線ケアを徹底!
紫外線を浴びると、活性酸素が発生します。活性酸素は体や肌を老化させるもとです。これらを守る抗酸化作用のある食材で、インナーケアも同時に行いましょう。日焼け直後のアフターケアだけでなく、あらゆるエイジングケアにつながります。
<抗酸化作用のある食材>緑黄色野菜/ナッツ類/青魚など
紫外線対策&日焼け後のケアで、一年中美肌づくりを
50代の肌はターンオーバーが遅くなり、日頃からゴワつきや乾燥に悩まされる人も多いです。そのため日焼け後のスキンケアを丁寧に行うことが、数年後のお肌を育てるカギに。紫外線対策&アフターケアをして、夏を思いっきり楽しみましょう!
※上記の製品情報は2025年8月時点のものです。




