毎日5分で若々しい目元に

目の下のたるみ・クマに効く!眼輪筋の鍛え方とケア方法

目の下のたるみ・クマに効く!眼輪筋の鍛え方とケア方法

更新日:2025年10月25日

公開日:2023年09月27日

眼輪筋を鍛えるトレーニング&マッサージで目元ケア!

目の下のたるみやクマは、目のまわりを囲む「眼輪筋」の衰えが原因かも。美容皮膚科医監修のもと、眼輪筋の働き・衰える理由・簡単にできるフェイストレーニングやマッサージ法を紹介。毎日のケアで目元にハリと明るさを取り戻しましょう。

徳永理恵
監修者
徳永理恵
監修者 徳永理恵 逗子メディスタイルクリニック院長

眼輪筋とは

眼輪筋とは

眼輪筋(がんりんきん)とは、目のまわりをぐるりと囲むように伸びている筋肉のこと。まぶたを開け閉めしたり、涙を集めて流すポンプのような働きをしています。

この筋肉は「瞼板前部」「隔膜前部」「眼窩部」の3つに分かれ、通常の瞬きでは主に「瞼板前部」と「隔膜前部」が動きます。

眼輪筋は、たるみ・くぼみ・シワといった目元悩みに深く関わる重要な筋肉。スマートフォンやパソコンを長時間見る現代人は、知らず知らずのうちに酷使していると言われています。

  • 目の下のたるみ・クマ
  • 目尻が下がる
  • まぶたが重く見える
  • 目尻のシワ
  • 目元にハリがない

こうしたサインが出てきたら、眼輪筋の衰えが始まっているかもしれません。

眼輪筋が弱まると、目の奥の脂肪(眼窩脂肪)を支えきれず、前に押し出されて「目袋(ふくらみ)」として目立つようになります。

眼輪筋が衰える原因

眼輪筋が衰える原因

加齢による筋力の低下

ポーラ化成工業の研究によると、眼輪筋の筋力は年齢とともに低下していくことがわかっています。さらに、まばたきの回数が少ない・無表情の時間が長いなど、筋肉を使わない生活も筋力低下を加速させます。

眼輪筋はまぶたを閉じるために必要な筋肉。衰えると目が完全に閉じられず、ドライアイや目の乾燥を招くこともあります。涙を送り出すポンプの働きも弱まり、うるおい不足につながります。

筋肉のこわばり

スマホやパソコンの長時間使用で、同じ場所を見続けると眼輪筋がこわばり、血流が滞ります。その結果、クマやくすみなどのトラブルが起こりやすくなります。

適度に目を休めたり、意識的にまばたきをすることで血行を促し、筋肉をリラックスさせましょう。

眼輪筋を鍛えるコアフェイストレーニング

表情筋研究家・間々田佳子さんが提唱する「コアフェイストレーニング」は、表情筋を正しく動かして血行やリンパの流れを改善し、たるみやほうれい線などの悩みをケアするメソッドです。

始める前に、正しい姿勢を整えることが大切です。

  1. 骨盤を立てて椅子に腰掛ける
  2. 深呼吸しながら体と顔の緊張をほぐす
  3. 頭から骨盤までまっすぐ軸を意識して姿勢をキープ

眉ロック

目を開く筋肉「上眼瞼挙筋」やおでこの「前頭筋」など、複数の表情筋をコントロールできるトレーニング。おでこのシワが気になる人におすすめです。

  1. 眉に指を当てて軽く揺らし、額の力を抜く
  2. おでこを動かさず、まぶたの力だけで目を見開く
  3. 5秒キープしてから目をぎゅっと閉じる
  4. 目を細めて5秒キープ→また閉じてリラックス
  5. この動きを3〜5回繰り返す

ピクトレ

目の下のたるみやクマに効果的。普段あまり使わない下まぶたの筋肉を刺激します。

  1. 下まぶたに指を添え、目線を少し上に向ける
  2. 下まぶたを上下に動かし、しっかり動いているかを確認する

目の下ぴくぴく体操

下まぶたを意識的に動かして血行を促す体操。たるみ・クマ改善に役立ちます。

  1. 目尻の下を軽く押さえる
  2. 下まぶたを持ち上げるように動かす
  3. 10回繰り返したら目をつぶりリラックス
  4. 2〜3セット行う

まぶたストレッチ

まぶたのむくみやくぼみの改善に。血行を促して目元の印象を明るくします。

  1. 目尻に手を当て、軽く横に引っ張る
  2. 遠くを見つめながら目を細めて10秒キープ
  3. 手を離し、目をぎゅっと閉じてリラックス

眼輪筋を鍛えるマッサージ&エクササイズ

ギュッパー体操

目を「ギュッ」と閉じて「パッ」と開く簡単な体操。眼輪筋を刺激してたるみを引き締め、すっきりとした印象に導きます。

  1. 軽く微笑むように口角を上げる
  2. 思い切り目を閉じて5秒キープ
  3. 力を抜いて目を開く
  4. 10回繰り返す

眼輪筋のこりをほぐすマッサージ

笑いジワなどの原因となる眼輪筋の過剰な収縮をほぐすマッサージです。強く押さず、やさしい力で行うのがポイント。

  1. 人差し指の第二関節で目尻を軽く外側へ引く
  2. 目のまわりの骨を押さえ、優しく圧をかける
  3. そのまま目の開閉を15回行い、ピクピク動く感覚を意識
  4. 反対側も同様に行う

眼輪筋を鍛えるときの注意点

  • やり過ぎ注意: 過度な刺激はくすみやシミを悪化させることも。1日数回を目安に。
  • こすらない: 皮膚が薄いため、摩擦はたるみや色素沈着の原因に。
  • 保湿ケアも忘れずに: 乾燥はシワ・たるみを招くので、アイクリームでうるおいを補いましょう。
  • 生活習慣を見直す: 塩分・糖分・アルコールの摂り過ぎ、睡眠不足、スマホの長時間使用もNG。

まとめ:眼輪筋を意識して、若々しい目元へ

眼輪筋は、目のまわりの印象を左右する大切な筋肉。使わないと衰え、年齢とともにたるみやくぼみが目立ちやすくなります。

毎日のトレーニングと正しいケアで、血流を促し、ハリと明るさのある若々しい目元を取り戻しましょう。

監修:逗子メディスタイルクリニック院長 徳永理恵さん

HALMEK up編集部
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