マスク生活でフェイスラインがゆるんでいませんか?

キュッ!フェイスラインを取り戻すマッサージ

公開日:2021.03.08

更新日:2024.08.22

マスク生活もすっかり定番になったと思いますが、マスクに隠れたフェイスラインはたるんできていませんか? アラフィフ世代の美容ライター・中尾慧里さんが、たるみを取って、スッキリとフェイスラインを引き締めるマッサージとツールをご紹介します。

マスクだから、という言い訳はたるみと老け見えの原因に! 

マスクをして外出するので、メイクを省く人は増えている様子。それこそ、起きてすぐマスクつけて近所に買い物、という人も多いのでは? おうち時間はたっぷりあるからスキンケアでも、と言いながら「マスクしちゃうからわからないよね」と、それさえもやらなくなると危険です。

日中はマスクをするからとエイジングケアを放棄すると、老け見えの原因になりかねません。マスクなしの生活になったとき、誰かと旅行や食事に行ってマスクを外したときに「あら?」ということになりますよね……。

しかも、エイジングケアは一朝一夕ではどうにもなりません。フェイスラインのたるみを解消したいなら、クリニックで一発逆転もありですが、それを維持するためのホームケアは重要になってきます。何よりクリニックに行かずともスッキリしたフェイスラインをキープできるように、自分でお手入れできるなら助かります。

「ユビバリー(指鍼)」で顔筋の凝りを取り、引き締める!

フェイスラインがぶよぶよしてきた、小顔になりたいと願う人のためのセルフケアとしてオススメなのが、「ユビバリー」です。独自の鍼(はり)美容のサロンを展開するハリジェンヌ表参道の院長、光本朱美さんが考案した「ユビバリー」は、人さし指と親指を使うだけの簡単メソッド。いつ、どこでもケアできます。特に最近は、スマホやパソコンを見るときに下向きになることが多いために起こる筋肉のこわばりが原因のたるみも要注意。

自分の指を鍼に見立てた「ユビバリー(指鍼)」で顔筋の凝りを取り、引き締める!
イラスト=ricomend.jp

さまざまなオリジナルメソッドを持つハリジェンヌですが、今回は光本さんが名づけた「R筋」がターゲット。R筋とは、噛むときに使う顔の左右にある筋肉「咬筋」、耳の下から鎖骨へつながる「胸鎖乳突筋」、あごの下にある「オトガイ舌骨筋」と「顎二腹筋」のR字に見える4つの顔筋を指します。そして、これらの硬くなった筋肉を挟んでもむ、揺らすことで刺激を与え、緩んでたるんだ感じを解消していきます。

まずはR筋をほぐれやすく準備する

人さし指「ユビバリー」の基本的な形は下記の写真を参照してください。

まずはR筋をほぐれやすく準備する

ユビバリー(人さし指の第二関節)と親指で耳の中央あたりを挟みます。やや強めにひっぱりながら、左右に5往復ほど小刻みに揺らします。反対側の耳も同じように。R筋がほぐれやすくなり、血流やリンパの流れもよくなります。

「咬筋」をほぐすとほうれい線にも効果的!

「咬筋」をほぐすとほうれい線にも効果的!

まず「咬筋」をほぐします。

咬筋とは、口を開けたときにくぼむ部分の境目から耳との間、奥歯の上あたりにあります。ユビバリー(人さし指の第二関節)を咬筋のキワに当てたら、親指の間に挟んでユビバリー(人さし指の第二関節)に圧をかけながら左右に小刻みに揺らします。往復10回くらいが目安。少しずつ上にずらして同様に揺らしながら、耳の下あたりまで行います。

「咬筋」をほぐす

けっこう痛いという人は凝り固まっている証拠。ほうれい線にも影響するので、毎日やりましょう。

「胸鎖乳突筋」をほぐして横顔すっきり

「胸鎖乳突筋」をほぐして横顔すっきり

顔を左に向けて、右の胸鎖乳突筋を右手のユビバリー(人さし指の第二関節)と親指で挟んで、左右に往復5回を目安に小刻みに揺らします。下から上へ少しずつずらしながら耳の下まで。この部分は頸動脈が走っているので、圧をかけ過ぎず、回数を多くやらないように。逆サイドも同じように行います。

「胸鎖乳突筋」をほぐす

仕上げは「オトガイ舌骨筋」と「顎二腹筋」

仕上げは「オトガイ舌骨筋」と「顎二腹筋」

少し上を向いて、ユビバリー(人さし指の第二関節)をあごの下にある凹みの部分に入れます。親指で筋肉を軽く挟み、やさしくもみほぐします。あご全体をもみほぐす感じで、場所を変えながら10回くらいを目安に。圧をかけ過ぎないように注意しましょう。

慣れてきたらR筋のケアは5分ほどあれば終了。筋肉は何歳からでも変わります。お風呂の中や寝る前など、時間を見つけてやってみては?

 

頭皮のコリが顔たるみのエイジングにも影響する

家の中にいることが増えたせいか、全身がこわばっていませんか。ヨガや体操だの何かしら体を動かしていらっしゃると思いますが、頭皮はどうですか? 肌ケアと同時に頭皮のケアもおろそかにしないで。頭皮が固まっていると健康的な毛髪が育たないだけではなく、顔のたるみにも影響してきます。

ヘッドスパに行けないなら、自宅でラクにマッサージできるツールを用意しましょう。ドクターシーラボから登場した「リフトアップマッサージャー」は、頭皮を深くしっかりとつまみ上げて、硬くなった頭皮をもみほぐすのにおすすめです。

手のひらでつかみやすいコンパクトなボディに4つのローラーがついていて、まるでハンドマッサージを受けているような感触です。ローラーのブラシはぐっと頭皮をつかんでもみほぐし、頭全体が軽くなります。また、防水タイプだからバスタイムにも使えて便利。頭だけじゃなく、腕や脚、首にも心地いい刺激です。

リフトアップマッサージャー 1万3037円(税込)

リフトアップマッサージャー 1万3037円(税込)
問)ドクターシーラボ

凝り固まった顔と頭。どちらも毎日のちょっとしたお手入れで、リラックス&エイジングケアを楽しみましょう。

 

■指鍼(ユビバリー)に関しての取材協力

『ハリジェンヌ』の院長:光本朱美(みつもと あけみ)さん

光本朱美(みつもと あけみ)さん

芸能人やモデルなども数多く通う美容鍼灸サロン『ハリジェンヌ』の院長。エスティシャン(仏)と鍼灸師(日本)の国家資格をもち、筋肉へのアプローチでセンターリフトした顔を作る独自技術は世界的にも評価が高い。近著『顔が上がる指鍼(ユビバリー)』(主婦の友社刊)も好評発売中。

モデル撮影=ricomend.jp

※この記事は2021年3月の記事を再編集して掲載しています。

■もっと知りたい■

中尾 慧里

なかお・えり 1966(昭和◎41)生まれ。ビューティライター。チャイルドボディセラピスト1級取得。女性誌、WEBにて美容に関する記事執筆、コスメ開発のコンサルティングなども手掛ける。インスタグラム@erierikisekiをゆっくり更新中。

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