- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- ちゃぶ台の「ちゃぶ」とは何?語源・由来は?
素朴な疑問ちゃぶ台の「ちゃぶ」とは何?語源・由来は?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
息子と一緒にテレビでお笑い番組を見ていると、コントでちゃぶ台返しをしていました。
「なんだか懐かしいわー! ちゃぶ台をひっくり返すなんて」と言うと、息子が「あの小さいテーブル、ちゃぶ台っていうの? なんで? 」と不思議そうな顔をしています。
そう言われてみると、当たり前のように呼んでいたけれど、なぜちゃぶ台と呼ばれるようになったのかしら? 早速調べてみましょう!
ちゃぶ台の「ちゃぶ」とは?語源・由来
ちゃぶ台の語源には諸説ありますが、代表的なのは以下の3つの説です。
- 中国で食事の際に使うテーブルを「卓袱(しっぽく・チャフ)」と呼んでいたため
- 中国語で食事をすることを「チャフン」や「ジャブン」と言っていたため
- 大衆西洋料理屋を「チャブ屋」と呼んでいたため
ちゃぶ台の由来には、中国の卓袱料理に使う卓袱台や、中国語で食事を意味する言葉、開国後の大衆西洋料理店で使われていた食卓など、さまざまな説があります。
ちゃぶ台が使われるようになったのは明治時代の中頃のこと。
それまでは家族一人ひとりが専用のお膳を使って食事をしていましたが、明治維新以降、家族全員が向き合って食事をとることが大切だとされるようになったことで、ちゃぶ台が使われるようになっていきました。
つまり、ちゃぶ台はひとつの食卓を家族みんなで囲む西洋の文化と、畳に座って食べる日本の文化が合わさったものなのです。
ちゃぶ台の登場で生まれた食卓の変化
ちゃぶ台の登場によって、食卓には以下のような変化が生まれました。
- 大皿でおかずを出せるようになった
- 食事中に会話ができるようになった
- 食事以外にも利用されるようになった
ちゃぶ台登場以前は、食事の際におかずを家族ひとり分ずつ盛り分けるのが一般的でした。しかしちゃぶ台の上に大皿でおかずを出せるようになったため、主婦は盛り分ける手間が省けるようになりました。
また、昔は許されなかった食事中の会話も、ちゃぶ台の普及によって「食事中はなごやかに楽しい話をする」というマナーに変わっています。
食事や家族団らん以外にも、ちゃぶ台は子どもが勉強する際やお母さんの内職、家計簿をつける際など、さまざまなシーンで利用されるようになりました。
■人気記事はこちら!
参照:三島市郷土資料館
イラスト:飛田冬子
-
暮らし 2024.10.01
家族のための家事は卒業!「自分が心地いい」家事を
会員限定 -
人生相談 2023.07.09
人生相談:子どもが使ってた学習机や本を処分できない
会員限定 -
暮らし 2023.09.01
実家のリビングを心地よく!プロに学ぶ揉めない片付け
-
素朴な疑問 2020.10.06
サッカーの「ハットトリック」の由来とは?
-
素朴な疑問 2023.11.24
コブサラダの「コブ」とは?意味・由来
1 -
トピックス 2023.03.08
素朴な疑問ランキング ベスト100
- いいね 0
- びっくり 0
- 役に立つ 1
- 泣ける 0
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?