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2022年02月02日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
先日テレビでかまくら祭りが紹介されていました。東京近郊ではなかなか実物を見る機会はないけど、本物を見てみたいものだわ~。子どもに混じって大はしゃぎしちゃいそうなワタシ……。
ところで、かまくらっていつからどんな理由で作られたのかしら? 気になるので調べてみました!
かまくらは、鎌倉時代に、公家や武家が1月15日~20日頃の小正月に、豊作を祈願する目的で行われていた火祭り「左義長(さぎちょう)」が起源だと言われています。この火祭りでは、四角い雪の箱の中でしめ縄などを燃やしていたそうです。
他にも、当時の商人が商売繁盛や五穀豊穣を祈願したり、農民が水や火に感謝をするお正月の行事と併せて行っていたという説もあります。
江戸時代初期には、現在の東北や北陸地方に代表されるかまくら祭りのような水神様を祀る意味合いで実施されるようになったそう。
諸説あるかまくらの語源を紹介します。
かつてのかまくらは、かまど型だったことから。お正月には、このかまどを使って、しめ縄などを焼いていました。
火祭りの行事「左義長」で、「鎌倉大明神」を祀ったことから。古い書物には、かまくらの近くに鎌倉大明神の旗が立てられていた絵があり、この「鎌倉」が語源になったと言われています。
上越地方などの豪雪地帯で天然の冷蔵庫として親しまれてきた「雪室」が神座とされたことから、この「神座」(かみくら)が変化したとされています。
16歳という若さで、後三年の役(ごさんねんのえき)で右目に矢を受けながらも勇敢に戦った「鎌倉権五郎景政」を祀って信仰した経緯から。
かつて子どもたちが歌っていた鳥追いの歌の歌詞に「鎌倉殿」という文言があったことから。
かまくら祭りは、秋田県の「横手かまくらまつり」や、秋田県の「六郷のカマクラ」の他、小さなかまくらが並ぶ新潟県の「山谷・坪野ほんやら洞まつり」、複数の小さなかまくらの中にキャンドルを灯す、栃木県の「湯西川温泉 かまくら祭」などが有名です。
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イラスト:飛田冬子