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素朴な疑問花言葉の起源(由来)とは?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ちょっと落ち込むことがあった日、小さな花束を思わず衝動買いしちゃいました。自分のために花を買うなんて久しぶりでしたが、色とりどりの花々がそばにあるだけで心が弾んでくるから不思議。
そんなふうに意識し始めると、近所のお庭や道沿いの花壇、林道の野花など、周りにたくさんの花が咲いていることに気が付きました。そんな訳で、最近は目に入る花を一つ一つ眺めながらお散歩するのが日課です(運動になって一石二鳥!)。
それにしても、世の中には本当にたくさんの花があるものですね。中には「え、これもコスモスなの?」なんて驚くような品種もあって興味が尽きませんが、そうなるとがぜん気になってくるのが花言葉。品種改良で新しい品種も増えていますが、花言葉ってどうやって決まるんでしょう?
気になるのでさっそく調べてみました。そもそも花言葉とは植物の花や実に象徴的な意味を持たせたもので、花だけでなく植物全般に付けられているそうです。植物に意味を持たせる風習は古くから世界中にあって、花言葉の起源には諸説ありますが、中でも最も有名なのがトルコ発祥説。
トルコでは17世紀頃「それぞれの花には神様からのメッセージが込められている」と考えられていて、自分の思いを花に託して恋人に贈り、もらった人も花でお返しする「セラム」という習慣があったんだとか。言葉の代わりに花のラブレターなんて、トルコの人ってロマンティック~!
そうしたセラムの習慣が、ヨーロッパへ伝わったのが18世紀。異国のおしゃれな文化として社交界でもてはやされるようになり、やがて19世紀前半にフランス人のシャルロット・ド・ラトゥールが270ほどの花と意味をまとめた辞典『花々の言葉(Le Langage des Fleurs)』を出版すると、ヨーロッパ中で一大ブームに。これが今に続く花言葉の原型といわれ、明治時代には日本にも伝わりました。
ちなみに花言葉には2つのパターンがあり、一つは草花の色や形、植生を基に意味が作られたもの。例えば赤いバラは「情熱」「美」、百合は「純粋」「無垢」などは「うんうん、イメージ通り!」という感じですよね。
もう一つは文化や気候、神話などに基づいたもの。例えばチューリップの花言葉は「思いやり」。昔3人の騎士に同時にプロポーズされた心優しい少女が、一人に決められず花の女神に頼んで自分をチューリップに変えてもらった、というオランダの伝説からきたものらしいですが、日本人にはちょっとピンとこないかも?
身近な花として愛されるヒマワリも、太陽に向かって咲く植生から「愛慕」「あなたを見つめる」といった花言葉が付いていますが、実はギリシャ神話では三角関係からくる悲恋の象徴になっているそう。あの明るいヒマワリに愛憎ドロドロ系ドラマがあるかと思うと「あなたを見つめる」という花言葉にゾッとしちゃう……。
他にも、かつて青いバラは存在しなかったので、花言葉も「不可能」でしたが、2002年にサントリーが開発に成功し「SUNTORY blue rose Applause (サントリー ブルー ローズ アプローズ)」と名付けられ、、この花の花言葉が「夢かなう」になったというニュースが話題になりました。見ている人や時代が変われば、花の見え方も変わるということ。そう考えれば、あまり花言葉に縛られずに、好きな花を好きなように楽しめばいいってことじゃないかしら!
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参照:花言葉-由来
イラスト:飛田冬子
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