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素朴な疑問オリンピックの起源とは?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
東京オリンピックが始まりましたね! ふと、疑問に思ったのが世界で最初にオリンピックが開催されたのは紀元前だったというお話。紀元前といえば2000年以上も前ですよ? そんな遠い昔からオリンピックがあったのだと思うと、なんだか壮大な気持ちになってしまいます。
オリンピックの起源とはどのようなものだったのでしょう? 気になったので、詳しく調べてみることにしました!
オリンピックの最初の開催地と種目数
最初のオリンピック(古代オリンピック)が開催されたのはギリシアで、紀元前776年だったとされています。近代オリンピックは平和の祭典として行われていますが、当初は神々のために行われる宗教的な意味を持つ行事だったのだそうです。
東京2020オリンピック競技大会の競技種目数は321種目ありますが、紀元前728年の第13回大会までの種目はただ一つ、約191mのコースを走る短距離走でした。第14回大会からは、約191mの2倍の距離を走る中距離競走の種目が加わります。
第15回大会になると長距離競走が登場しますが、この頃になってもタイムを計測するようなことはなく、ただ順位を競うことだけが目的だったのだそうです。
競走以外の競技はいつ増えたの?
競走以外の競技が登場するのは、紀元前708年の第18回大会から。短距離走や幅跳びの他、レスリング、やり投げ、円盤投げなどの5種の競技を1人の選手がこなすペンタスロンという種目でした。
紀元前708年には、すでに幅跳びや円盤投げなどが登場していたとは知りませんでした。今まで何気なく見ていた競技が、こんなに長い歴史を持っていたなんて驚きです。
その後も、ボクシングや馬が引く戦車競走、競馬、パンクラティオンと呼ばれる格闘技など、徐々に競技の種類を増やしながら、ギリシア各地から参加者が集まる大きな行事となっていった古代オリンピックですが、紀元前146年にギリシアがローマ帝国に支配されたことがきっかけとなり、それまでの体制を維持することが困難になりました。そして393年の第293回に終わりを迎えたのだそうです。
現代のような近代オリンピックと呼ばれる競技大会が始まるのは、それから約1500年後の19世紀後半のこと。オリンピックが続けられるということは、世界が平和なことの証なのかもしれません。これからも、ずっとオリンピックが続くといいですよね。
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参照:日本オリンピック委員会
イラスト:飛田冬子
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