「何を着ても似合わない」を解決するヘアスタイル術
2022.11.052023年09月18日
素朴な疑問
へアアイロンの適切な温度って?傷まないコツは?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
ふわっとやわらかいカールスタイルにしてみたくて、娘にヘアアイロンを借りました。スイッチを入れて、温度を設定っと……。そういえば、ヘアアイロンの温度は高過ぎると髪が傷むって聞いたことがあります。
具体的には何度くらいにすればいいのかしら? 調べてみましょう!
ヘアアイロンは温度設定が大切
ヘアアイロンは、温度が高過ぎても低過ぎても髪にダメージを与えてしまいます。
設定温度が高すぎると、ケラチンと呼ばれる髪内部のタンパク質が固まる「熱変性」という現象が起き、それによって硬くパサパサの状態になってしまうからです。
しかしその一方で、温度が低過ぎると今度はスタイリングに時間がかかってしまい、それがダメージへと繋がります。
そのため、髪へのダメージを最小限にするためには、適切な温度でできるだけ時間をかけずに使用することが大切です。
スタイリング・髪質・部位別のおすすめ温度
おすすめは、ヘアアイロンの種類や髪の部位、髪質ごとに適した温度で使用すること。
ストレートアイロン
- 前髪:130〜150度
- 根元:140〜160度
- 毛先:120〜140度
ストレートアイロンは、滑らすようにサッとあてることが多いため、比較的高温に設定します。
適切な温度を見つけたいときは、低めの温度に設定して髪をまっすぐにするイメージでアイロンを滑らせます。徐々に温度を調整し、髪がしっかりときれいに伸びる温度が適温です。
カールアイロン
- 前髪:120〜140度
- 根元:130〜150度
- 毛先:110〜130度
カールアイロンは、カールを作るときにアイロンを髪にあてて一定時間キープする必要があるため、ストレートアイロンよりも低めの温度設定で使用します。
120度くらいの低い温度で3〜5秒程度アイロンをあて、カールをキープできないようであれば、少しずつ温度を上げて適温を見つけましょう。
髪質ごとの適正温度
- 太く硬い髪:160〜180度
- 細くやわらかい髪:150度以下
太く硬い髪質の場合は、低温だとなかなか思ったようにセットできないため、160〜180度の高温に設定して短時間でスタイリングを済ませるのがおすすめです。
細くやわらかい髪質の場合はクセがつきやすいため、高温でのスタイリングは避けた方がベター。150度以下の低温に設定すると、髪へのダメージを軽減できます。
ヘアアイロン前に! 髪をダメージから守るコツ
ヘアアイロンによる髪のダメージを軽減するためには、温度設定のほかに以下のポイントを守ることが大切です。
- 乾いた髪に使用する
- 同じ箇所に繰り返しあてない
- 力を入れて挟まない
- スタイリングウォーターを使用する
ヘアアイロンは、必ず乾いた髪にスタイリングウォーターを付けてから使用します。
同じ箇所に繰り返しあてたり挟むときに力を入れたりしてしまうと、摩擦によってキューティクルが剥がれてしまうため、1箇所に1回か2回程度、力を入れずに挟むようにして使用しましょう。
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参照:Areti
イラスト:飛田冬子