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2020年01月15日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
「ヘアドネーション」って聞いたことがありますか?
ヘアドネーションの「ドネーション」とは寄付、寄贈のこと。つまり、髪の毛の寄付という意味なんです。髪の毛を寄贈してどうするのかというと、その髪の毛から「メディカル・ウィッグ」と呼ばれる医療用の人毛かつらが作られるんだそうです。
「メディカル・ウィッグ」は、がんや白血病などの治療で髪の毛が抜けてしまったり、髪を失ってしまう病気を持つ子どもたちに、無償で提供されます。
ウィッグにするには、すごく質のいい髪じゃないと駄目なのではと思うかもしれませんが、集めた髪はプロが加工する工程があるので、パーマや縮毛矯正、ヘアカラー、ブリーチをしていても、ダメージが極端にひどくなければ使用できるんだそうです。白髪のグレーヘアもOK。ただし、長さは31cm以上必要です。
そして、髪は湿っているとカビや雑菌の温床となるので、しっかり乾かしてあることが重要。カットする直前に濡らしたり、シャンプーするのはNGです。髪は表面が乾いているように見えても、内側には水分が残りがちなんですって。清潔できれいな髪を寄贈したいという気持ちから、うっかりシャンプーしてしまうと使用できなくなってしまうこともあるそうなので、注意が必要ですね。
カットする際は、寄付する髪が扱いやすいよう小分けに束ねて送る必要があります。そのため、カットする前に少量ずつ髪をゴムで縛っておきます。強めに結んだゴムの1cm上を切るようにすれば、扱いやすい毛束が出来上がり。
自分で切るのは難しいので、美容院でヘアドネーション用のカットをお願いすることもできます。ヘアドネーションの窓口になっているNPO法人の団体がいくつかあり、その団体が提携している美容室や、自分の行きつけの美容院で詳しい説明をしてカットしてもらうという方法がよさそうです。寄贈する髪をどのように準備したらいいのか、どうやって送ればいいのかはウェブページで丁寧に説明している団体がいくつかあります。インターネットで「ヘアドネーション」と検索すれば見つかりますよ。
ヘアドネーションって、あまり気負わずにできるボランティアなんですね。伸びた長い髪をイメージチェンジで短くしたい、という予定がある人は、せっかくだからヘアドネーションにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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イラスト:飛田冬子