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2020年08月13日
素朴な疑問
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
最近、娘や息子を見ていると、パソコンで調べものをしたり、ビデオチャットで友人と話したり、動画を撮って配信したりといったことを自由自在にやっています。「まさに新人類!」とつくづく感心しちゃう。すると息子が「なにしろ僕たちは『ミレニアル世代』だからね」とひと言。
ミレニアル? 初めて聞いたけど、なんだかカッコいい響き。いったいどんな世代なんでしょう。ワタシも息子に負けじと調べてみます!
そもそもミレニアルとは英語で「千年紀の」を意味する言葉。ミレニアル世代というのは2000年代に成人または社会人になる世代で、1980年代〜2000年代初頭までに生まれた人を指すことが多いそうです。
また、ミレニアル世代は「Y世代」「Z世代」と呼ばれることもあります。アメリカでは、1960年代〜1980年代生まれを「X世代」と呼んでいるのですが、これに続く世代として、1980年代初頭から1995年前後に生まれた世代をY世代、1990年代後半から2000年代の初め頃に生まれた若い世代をZ世代と呼んでいることからきているそうです。
ミレニアル世代は、前の世代とは価値観やライフスタイルが大きく異なることから、新しい潮流としてアメリカなどで取り上げられるようになりました。最大の特徴は、生まれたときからパソコンやスマホなどが身近にある「デジタルネイティブ」と呼ばれる世代だということ。物心の付いたときからインターネットがそばにあり、IT技術の進化とともに成長してきた彼らは、ネットで情報を引き出すのは大得意。デジタル機器を扱うのもお手のものです。
またSNSを通じて見ず知らずの人と交流することに抵抗がないため、実生活での人間関係や人種・性別・年齢などを超えた新しい人脈をつくることができるそう。そのため、多様な価値観を受け入れやすく、また、仲間と「共感できること」という価値観を大切にしています。一方で、個人の発信も活発に行い、個を重視しているという特徴もあります。
「最近の若者は物を買わない」とよくいわれますが、物を持たない暮らしを重視するのもミレニアル世代らしい特徴。物の所有にはこだわらず、必要な物はシェアすることで済ませる代わりに、ボランティアや旅行といった特別な体験には積極的です。これは若くしてアメリカ同時多発テロや東日本大震災、リーマンショックなどを経験したことが大きいようです。
社会問題に強い関心を持ち、会社で出世することより「何があっても自力で生きていける」という技術を身に付けることに熱心で、会社に属さなくても仕事をしていけるよう独立心の強い人が多いという傾向があります。
また、2025年には世界の労働人口の75%をミレニアル世代が占めるようになるといわれているように、日本の経済を支えていく重要な世代です。独立心があり、ITリテラシーが高く、社会における多様性を受け入れることができるこの世代が、これからの日本社会の新しい価値観をつくり上げていくだろうと、注目を集めています。
聞けば聞くほどワタシたち世代とはまったく違うわね……。でも、しがらみに縛られずにいろんな人と自由に付き合えるのは、素晴らしいわ。ワタシも見習ってSNSで人との交流をを始めてみようかしら!
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参照:Insta Lab
イラスト:飛田冬子