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素朴な疑問七夕の食べ物(行事食)や起源・由来って?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
このくらいの時期になると、「今年の7月7日は晴れるかしら?」なんて気になり始めます。ワタシの過去の記憶では、7月7日は高確率で雨か曇りだったので、今年こそは晴れてほしい!
お正月のおせち、節分の恵方巻、ひな祭りのちらし寿司とあるけど、そういえば七夕の食べ物って何だったかしら? 気になったので調べてみました!
七夕の起源・由来
7月7日の七夕といえば、願いを込めて笹に吊るす短冊や彦星と織姫のお話が有名ですが、これらは、中国・韓国から伝わった習わしなどが、日本の風習と混ざり合って今の形になったといわれています。
今のような七夕の行事となったのは、江戸時代に伝統的な四季の行事、五節句(五節供)が定められてから。もともと、主に貴族たちの間で宮中行事として発展したものが、庶民に伝わり広がっていきました。
五節句にはそれぞれ行事食があり、季節の食材を食べて、邪気を払います。
- 1月7日(七草の節句)……七草粥
- 3月3日(桃の節句)……あられ
- 5月5日(端午の節句・菖蒲の節句)……ちまき
- 7月7日(七夕の節句・笹の節句)……そうめん
- 9日9日(重陽の節句・菊の節句)……桃、梨、栗
七夕の日にちは7月7日ですが、実はこれは旧暦の日にちで、現在の新暦にすると8月半ば頃のお盆前後にあたります。つまり、もともと七夕はお盆の行事だったのです。
七夕に食べる食べ物・行事食
七夕に食べる行事食としては「そうめん」が有名です。
「七夕に機織り(芸事)が上達するように、そうめんを白い糸に見立てて食べた」、「そうめんを天の川に見立てて食べた」「そうめんを赤い糸に見立て、出会いがありますようにと願いを込めて食べた」など、そうめんが食べられるようになった理由は諸説あります。
しかし、これらは時の流れによって七夕行事が姿を変えていく中で作られたもので、もともとはそうめんではなく、かりんとうに似た甘いお菓子「索餅(さくべい/さくへい)」が食べられていたそうです。
索餅は「索麺(さくめん)」とも呼ばれ、これが「そうめん」に変化したのではないかという説も。
七夕に索餅が食べられるようになったのは、中国の言い伝えからで、7月7日にある子どもが亡くなってから熱病が流行り始めたため、その子どもの好きだった索餅をお供えしたことが由来といわれています。
ちなみに、7月7日は全国乾麺協同組合連合会が1982年(昭和57年)に制定した「そうめんの日」でもあるので、やっぱり七夕はそうめんを食べるのが良さそうね!
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参照:地主神社
イラスト:飛田冬子
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