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- 50代で友達が離れていく理由&寂しいときの対処法
50代になって友達が離れていくと感じるのは、めずらしいことではありません。人間関係は年齢を重ねるごとにどうしても変化していくもの。このまま本当に一人になってしまうのでは?と不安や孤独を感じてしまいますが、上手に対処して人生を楽しみましょう。
50代で友達が離れていくのはめずらしいことではない
50代になって、ふと気付いたら気軽に会おうよと言える友達が減った、という人も多いのではないでしょうか。
「これって私だけ?」と不安な気持ちになってしまいますが、実は50代で友達が離れていくのはめずらしいことではありません。
なぜなら、50代は人それぞれライフステージに変化が訪れる時期だからです。
年齢を重ねれば環境も変わります。それにつられて関わる人が変わっていくのも、当然のことだといえるでしょう。
【300人のホンネ】編集部が50代の男女196名に対して行ったインターネットアンケートによると、50代になって友達が減った感覚が「かなりある」と答えた女性の割合が21.3%です。
「ややある」と答えた人を含めると、50代になって少なからず友達が減ったと感じる女性は61.1%にのぼります。
男性では「かなりある」と答えた人が40.9%、「ややある」と答えた人が28.4%という結果に。全体の69.3%の人が少なからず友達が減ったと感じていることがわかります。
これらのことから、50代になると男女を問わず友達が減ったと感じる人が多いといえるでしょう。
とはいえ、仲がよかった友達が離れていってしまうのは、どうしても寂しく感じてしまうものです。その変化を受け入れていくことが、50代には必要だといえます。
50代で友達が離れていくのはなぜ?
では、なぜこれまで仲がよかった人とも疎遠になってしまうのでしょうか。
ここでは、50代で友達が離れていく理由や友達が離れていきやすい人の特徴、不安や寂しさを感じる理由をご紹介します。
50代で友達が離れていく理由は主に5つ
50代になって友達が離れていってしまうのには、主に以下のような理由があります。
友達と会う時間が取りにくくなるから
50代は落ち着いている年代ではありますが、仕事や私生活で忙しい時期でもあります。
例えば、仕事で責任のあるポジションを任されたり子どもの受験があったり、遅めに出産した場合はまだまだ子育て真っ只中という人もいることでしょう。
自分の生活だけで精一杯になるため、友達と定期的に会ったり話したりする時間がなかなか取れません。そのうち連絡も取り合わなくなり、離れてしまったと感じてしまうことがあります。
友達と会うことに体力を使えなくなるから
友達に会いたいと思っていても、日々の生活だけで体力を使い果たしてしまうという人も多いのではないでしょうか。
年齢を重ねると、それとともに体力が減ってしまうのは仕方のないことです。
朝は朝食とお弁当を作り、仕事に行って買い物を済ませ、帰宅したら夕食を作る……。休みの日は友達と会う時間を作るよりも自宅でゆっくり過ごしたい、夜は早く寝て体力を回復したいとばかり考えていると、いつの間にか友達が離れていってしまいます。
子どもがすでに自立している場合は、これまで全力で家族のために生きてきたことで、自分に時間を使うことができなくなっている可能性も。
体力だけでなく行動力まで失われ、友達と会う機会も減って友達が離れていってしまいます。
相手の事情を考慮して遠慮してしまうから
大人になり、年齢を重ねるにつれて若い頃のように遠慮なしに友達を誘うことができなくなります。
友達と食事をしたり出かけたりしたいという気持ちはあるけれど、「もしかしたら忙しいかもしれない」「誘っても迷惑になるかな」などと思い、連絡するのをやめてしまう人も多いです。
でも、もしかしたら友達も同じように思っているかもしれません。お互いが遠慮して誘わなくなることで、徐々に距離が生まれて疎遠になってしまうこともあります。
限られた人としか接していないから
日常生活の中で頻繁に環境の変化があるのであれば、新たに友達ができることもありますが、ほとんどの場合は環境に大きな変化もなく、限られた人としか接さずに過ごしています。
大人になって仕事や育児などで忙しく過ごしていると、学生時代の友達とは疎遠になります。
そのうえ、新しい友達もなかなかできなくなるため、気付いたときには友達と呼べる人が少なくなっていたというのもよくある話です。
これまでどうやって友達を作ってきたか思い出してみてください。
友達ができるのは「自分の過ごしている環境が変化するタイミング」だったことがほとんどなのではないでしょうか。
50代になると、自分の周囲を取り巻く環境がある程度確立されてしまっているため、偶然出会った人と友達になることも少なくなってしまいます。
人付き合いがおっくうになるから
友達が離れていく理由として多いのが、人付き合いがおっくうだと感じてしまうことです。
「友達に会うと気を遣わなければいけないし、疲れるからできれば会いたくない」「連絡が来ても返すのが面倒」などと感じていませんか?
特に久しぶりに会う人とは、いつの間にか価値観が合わなくなっていることも多く、せっかく会っても楽しいと感じられないことも増えてきます。
場合によっては喧嘩になってしまい、一切付き合いがなくなる可能性もあります。
こんな人は友達が離れていきやすいかも
何か大きなトラブルがあったわけでもないのに、いつの間にか友達が離れていってしまう人は、もしかしたら友達に「断捨離」されてしまったのかもしれません。
そのような人には、以下のようにいくつかの特徴があります。
話が常にネガティブ
友達とおしゃべりをするとき、常にネガティブな話をしたり人の悪口を言ったりしていませんか?
せっかく友達と会うのなら、楽しい話をしたいと思うのは当然のことです。甘え過ぎて自分の悩み相談ばかりをしている人や、他人の批判や評価ばかりすることが多い人も、度が過ぎると友達から距離を置かれてしまう可能性があります。
約束を守らない
会う約束をしていたにもかかわらずドタキャンするなど、約束を守らない人は友達が離れていってしまいます。
大人になると、皆それぞれ仕事や家のことで忙しくなるものです。その合間を縫ってせっかく予定をあけておいたにもかかわらずドタキャンされてしまうと、友達からの信用もなくなってしまいます。
ドタキャンが続くと、どうせ約束してもドタキャンされるからと誘われなくなってしまい、会ってくれる友達もいなくなってしまうでしょう。
自己中心的
友達と会ったとき、自分のことばかり話していませんか?
自分の得になることしか話さない、しない、思い通りにならないと不機嫌になるような自己中心的な人は、友達に嫌がられてしまいます。
いつの間にか友達が離れてしまったと感じている人は、自分は相手のことを思いやっていたか、自分の話ばかりしていなかったか振り返ってみましょう。
また、相手の話をシャットアウトする人も友達が離れていきやすい傾向にあります。
例えば、友達が冬にキャンプへ行った話をしようとしたときに「私、寒いのとアウトドアには興味がないから」などと言って話を遮ってしまっているのであれば、相手は非常に不愉快な思いをしている可能性が高いです。
友達が離れたことで不安や寂しさを感じる理由
これまでと何ら変わりない生活を送っているはずなのに、なぜか友達が離れていくと感じてしまうと、不安や寂しさ、孤独感に襲われてしまいますが、それは「焦り」を感じているからです。
50代は子どもの受験や就職、仕事での立場の変化、親の介護問題などライフステージが大きく変わっていきますが、それと同時に自分の老後に向けて人生を楽しむための準備もしなければいけません。
誰でも、多くの友達に囲まれて楽しく老後を過ごす自分を思い浮かべるものです。
しかしいざ友達と会おうと思ったときに気軽に誘える友達がいないと、理想と現実のギャップを目の当たりにして焦りを感じてしまいます。
特に女性は50歳前後から更年期になり、エストロゲンなどの女性ホルモンが減少して自律神経のバランスが乱れるため、不安感が起こりやすいといえるでしょう。
50代で友達が離れて寂しいときの対処法
50代になって友達が離れてしまうのはめずらしいことではないと理解していても、寂しいと感じるときもあります。
そのような場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
ここでは、50代で友達が離れて寂しいときの対処法を3つご紹介します。
今いる友達を大切にする
50代にもなれば、人生経験が豊富になってものの見方や考え方も変化します。
若い頃のようにただ一緒にいれば楽しいというわけではなく、気付いたら馬が合わなくなってしまう友達がいるのも当然のことです。一生涯ずっと仲がよい友達がいる方が稀なことだといえます。
その中でも、今でも付き合いのある友達もいるはずです。離れていってしまうことを寂しいと思うのは当たり前ですが、それよりも今いる友達を大切にしてみてください。
大切にすべきなのは友達だけではありません。旦那さんやパートナー、子ども、自分の親など、自分のことを大切に思ってくれている人との時間を楽しみましょう。
新しい友達を作る
友達が離れてしまって寂しいのなら、新しく友達を作るのも一つの方法です。
これまでできた友達は環境の変化などで離れていってしまったかもしれませんが、これから出会う人は今の環境や年齢にも合っているはずなので、仲良くなりやすいでしょう。
新しい友達を作るためにも、サークルや習い事、地元のイベントなどに参加したり、SNSで共通の趣味がある人を見つけたりしてみてください。
最近では、新しい友達を作るために出会い系サイトを利用する人もいます。
昔の友達に連絡してみる
昔はよく遊んだけれど、なんとなく会わなくなってしまったという場合は、思い切って連絡してみましょう。
同窓会などがあれば、さらに多くの友達と再会できる可能性もあります。
そこでまた会う約束をしておくと、その場限りではなくちょくちょく会える友達になるかもしれません。その友達を通じて新たな友達と出会えるチャンスも増えるので、友達の集まりには積極的に参加してみましょう。
50代で友達が離れても気にし過ぎないことが大切
50代になって友達が離れてしまったことに気付いてしまうと、自分の性格に問題がある気がしてさらに人と会わなくなったり、卑屈になったりすることもあるため、気にし過ぎないよう心がけることが大切です。
人間関係はいいときもあれば悪いときもある、くらいの気持ちでいれば、何かのきっかけで疎遠になった友達と再び会うようになるかもしれません。
寂しいと思うときは、新しい友達ができるように積極的に外に出てみるのもよいでしょう。
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