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- 今すぐおしゃれ上級者になれる!「上品な赤」の使い方
定番カラーの服は使いやすいけど何だか地味……。そんなとき、エレガントにも、カジュアルにも印象を変えられるのが「赤」のアイテム。おしゃれ上級者に「上品な赤」の使い方を学びます。今回の先生は、セレクトショップを営む小川千鶴子さんです。
50代からは顔回りに赤を足して美肌&スタイルアップ
「服は実際に着てみて初めて、似合うか、似合わないかがわかります。思い込みを捨てて試着してみたら似合う色って、意外と多いものですよ」と話す、小川さん。
ご自身はもともと明るい色が大好き。ダークな色の服を着ても、どこか1か所、きれいな色を入れたくなると言います。
「赤は顔回りに少量あるだけで美肌に見える上、視線が上がってスタイルよく見える効果もあるんです」
ただし、インパクトが強いので“やり過ぎ”にならない引き算コーデが基本です。
まずは華美になりすぎない無地の定番服をチョイス
定番の丸首カーディガンは、さらりと着るだけで、パッと目を引くスタイルに。
「パンツのグレーは、淡めの方が、お互いの色を引き立てて上品にまとまります」。シンプルな分、アクセサリーは多めに着けて。
外出時はバッグやスカーフなど、赤い小物をプラス
寒い時期はどうしても、黒や紺など、地味な色が多くなるもの。コートをはおると中の服も隠れてしまい、地味な上、ずん胴に見えがちです。
でも「アウターを着たときのマンネリ感にこそ、赤い小物の出番です」と小川さん。
「襟元に薄手のストールをきゅっと巻いて、ポイントを作ります。初めは無地、小さな面積から赤を取り入れると失敗しませんよ」
柄物のスカーフならエレガントなスタイルに
無地に慣れてきたら、柄物にも挑戦してみましょう。
「柄物に挑戦するなら、まずはスカーフで。深みのある赤が基調なら、秋らしいシックな印象に仕上がります。柄がよく見えるようにふんわり巻くのがちょうどいいバランスです」
存在感のあるイヤリングは、コートを脱いだ後も華やかに見せる効果が。メイクは、くすみがちな肌を明るく見せる赤い口紅が定番です。
それでも赤に抵抗がある、そんな人は……
赤をもっと気楽に取り入れたい人は、バッグを持つだけでも効果的です。
「バッグはアクセサリーと同じ。遊び心のあるデザインの方が、華があって素敵です」
赤を身につけることに気後れしている方は、下着から、という手も。
「実は私も、今日は撮影で緊張してしまうので、GUの赤いブラトップを着けています。赤い下着って不思議と元気が出るんです。まずは下着からでもいいの。表には見えないし、験担ぎだと思えば、気軽に取り入れられる気がしませんか?」
次回は、エッセイスト・光野桃さんに「上品な赤」の使い方を学びます。
■教えてくれた人
小川千鶴子さん
おがわ・ちづこ。多摩美術大学を卒業後、スタイリストに。40代半ばで結婚を解消後、東京・港区にセレクトショップ「リバココレクション」をオープン。世界各地で買い付けた洋服や小物、オリジナルのアクセサリーを扱う(現在は期間限定のショップに。近況はフェイスブックで確認を)。
取材・文=伊藤嘉津子、長倉志乃(ハルメク編集部) 撮影=和田直美 ヘアメイク=長綱志津子
※この記事は2018年10月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。
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