50代・60代おしゃれ上級者に学ぶ!着こなしのコツ
2024.06.152023年03月08日
お疲れ顔をパッと元気に!
お疲れ顔を明るく見せる!50代からの服選びのコツ
鏡や窓に映った自分を見て「なんだか疲れて見える」とギョッとしたことはありませんか。えがお洋品店の土岐まりさんは「ビビッドカラーの服を取り入れれば、すぐ元気顔になれます!」と言います。今回は、2人の読者が元気顔になるお手伝いをしてくれました。
教えてくれたのは…スタイリスト・土岐まりさん
年齢を重ねた女性のためのセレクトショップ「えがお洋品店」で接客を担当。「年とともに体型が変わり、何を着たらよいのかわからない」「グレイヘアにしたのを機に新しい色に挑戦してみたいけれど、わたしにはどんな色が似合うの?」など、シニア世代ならではのお悩みに丁寧に向き合い、ぴったりの服やアクセサリーを提案してくれます。
髪色が変わっておしゃれ迷子に……
読者の鈴木範子さん(60歳)と小林雪子さん(68歳)は、数年前に髪を色濃く染めるのを止めました。
2人とも、それまでは黒・グレー・ネイビー・ブラウンなど、暗めの色の服がワードローブのメインだったそう。
「髪を濃い茶色に染めていた頃はそれでもきまったんですが、髪色が変わったらなんだか疲れて見えるし、グッと老けてみる気がして……」(小林さん)
「明るい色を着てみたいけれど、どんな色が似合うのかを知りたいです」(鈴木さん)
「年とともに顔が疲れて見えがちなのは、顔色がくすんでくるからです。さらに、髪の色がグレーや白になると、顔全体がぼんやりしてしまい、全体的にメリハリのない印象に。ここに黒やグレー、ベージュなどの落ち着いた色のトップスを着ると、くすみが強調され、お疲れ顔に見えてしまうのです」(土岐さん)
ポイントは明度と彩度!ビビッドな色は50代以降こそ似合う
ここでおすすめなのが、明るい色のトップスを着ること。でも、ただ明るければいいわけではありません。
「ここでポイントとなるのは、彩度も明度も高い、ビビッドな色味のものを選ぶこと。やさしいピンクよりも、濃いピンク。淡い黄緑色よりも、バキッとしたグリーンが正解です」(土岐さん)
そこで、鈴木さんにはハッキリしたグリーン、小林さんにはビビッドなピンクレッドのメリハリカラーのシャツをそれぞれ着ていただきました。
ビビッドカラーのシャツを着るだけで、顔色がパッと明るく見え、グッと若々しい印象に!
「着たことのない色だったけれど、不思議としっくりきます」(鈴木さん)、「服の色を変えるだけで、元気な感じに見えるのがいいですね」(小林さん)、と二人もびっくり!
「髪色が変わることで顔全体の印象がよりぼんやりしてくるので、やさしい色味のものではなく、ハッキリした色を顔の近くに持ってきたほうが◎。肌色が明るくなって元気顔に見えることはもちろん、顔の輪郭がハッキリして引き締まった印象になるんです。このように、ビビッドな色は、大人世代こそ似合います」と土岐さんは解説します。
ビビッドカラー初心者さんは明るめのネイビーがおすすめ
でも、「いきなりこんなに明るい色に挑戦するのは気おくれする……」という方もいるのではないでしょうか。
そんな人には「明るめのネイビーはいかがでしょう?」と土岐さん。読者モデルの二人にも着てもらいました。
写真のように、明るめで彩度も高いネイビーなら、肌の透明感を引き出してくれ、顔色も明るく見えます。ベーシックカラーに近い色味なので抵抗なく挑戦できそうです。
「最初はビビッドな色に抵抗がある方でも、店頭で顔に合わせてみると、たちまち笑顔になるはず。誰でも、どんな髪色でも似合うメリハリカラーのシャツの効果は絶大なので、ぜひ気軽にチャレンジしてみてください!」(土岐さん)
50代60代をおしゃれに変えるショップはこちら
えがお洋品店
TEL 03-5980-9850
東京都豊島区巣鴨3-20-14 山下ビル2階/不定休
撮影/中村彰男 ヘアメイク/渡辺みゆき スタイリスト/丸尾朋世
全3色!えがお洋品店・コラボシャツをチェック
ハルメクでは、誰でも、どんな髪色でも似合うメリハリカラーのシャツを、えがお洋品店とコラボして作りました。顔まわりをパッと明るく見せるメリハリカラーで作った、軽やかな九分袖のシャツ。
「気になる首もとやバスト、おなかまわりなど、年齢を感じさせる部分をおしゃれにカバーして、清潔感あふれるスタイルが叶います。ハリがありながらシワになりにくい素材も、50代からの女性にピッタリです。」(えがお洋品店・土岐さん)