川邉サチコさん・美木ちがやさん母娘に学ぶ

大人に似合う「ジャケット&ジャンスカ」の着こなし

公開日:2024.03.07

更新日:2024.03.10

年齢を重ねて体型や肌が変化し、おしゃれに迷う女性たち。大人女性ファッションのカリスマ的存在の川邉サチコさん、美木ちがやさん母娘に、この春から取り入れるべき、ジャケットとジャンスカワンピースの着こなし術を聞きました!

ジャケットはカチッと着ずに、もっと楽しんで!

ジャケットはカチッと着ずに、もっと楽しんで!

お出掛け服の代表と言ってもよい、きちんと感のあるジャケット。でもトータルビューティクリエイターの川邉サチコさんいわく、「『ジャケット=よそゆき用』と考える人が多いけれど、私はこれほどオールマイティな服はないと思っています。下に何を着ていても、サッとはおるだけでサマになるし、とっても便利。普段もよそゆきも関係なく着てほしいですね」

大人が着るジャケットは裏地がなく、ブラウスのような薄手のものが便利。ほんのり透け感のあるサマーウール混の生地が大人っぽく上品で、なおかつ普段使いできる軽やかさを持ち合わせています。

またジャケット選びは、サイズ感や体型カバーをしてくれるかどうかも重要なポイント。例えばこのジャケットは、肩まわりはゆったりと、ウエストにかけてゆるやかに絞られていく美しいラインが特徴。さらに横に出っ張ったポケットはおしゃれなだけでなく、自然にウエストをシェイプして見せてくれます。

プリントTシャツ&赤いパンツでカッコよく

ジャケットはカチッと着ずに、もっと楽しんで!

インパクトのある柄Tシャツと、鮮やかな赤いパンツ。それらを上手にまとめてくれるのが濃紺のジャケット。無造作にまくった袖が軽やかで、ジャケットの概念を覆してくれます。

パーカやキャップを合わせてカジュアルに

ジャケットはカチッと着ずに、もっと楽しんで!

きちんとしたテーラードジャケットの襟から、パーカのフードを覗かせて。キャップの色もネイビーで揃えた、大人っぽいのにチャーミングなスタイル!

手持ちの服がおしゃれに変わる!ジャンスカワンピース

手持ちの服がおしゃれに変わる!ジャンスカワンピース

いま流行中のジャンパースカート(ジャンスカ)は、手持ちのトップスをよみがえらせてくれる魔法のアイテム。50代からの女性が着るなら、ふわりと広がるゆったりマーメイドラインに、ツヤ感のある生地……大人っぽく着られるシルエットや生地を選ぶことが大切です。

「“これさえあれば大丈夫”というアイテムを持つことって重要だと思うのですが、まさにこれ、おしゃれな“制服”のような一着。フォーマル風のカチッとした感じもありつつ、下にボーダーTシャツ、ハイネック、ブラウス……何と合わせて着てもステキで、新鮮に見えます」(トータルビューティデザイナーーの美木ちがやさん)

ベーシックなシャツと重ねてスカーフで華やかに

手持ちの服がおしゃれに変わる!ジャンスカワンピース

「ベーシックなものが好き」というサチコさんは、定番の白シャツと重ねた着こなしに。大判のスカーフをサッと巻けば、華やかさがグッと増します。

遊びのあるボーダーとマリン風に

手持ちの服がおしゃれに変わる!ジャンスカワンピース

ちがやさん愛用の赤いボーダーTシャツと。白いジャンスカによってボーダーの表情がより際立って印象的に。胸元の錨(いかり)型のブローチで、春夏に向けたマリン風の着こなしを楽しんで。

ジャケットとジャンスカワンピを重ねて着ても

ジャケットとジャンスカワンピを重ねて着ても

ここまで別々にご紹介してきたジャケットとジャンスカワンピースですが、実はコーデの相性が抜群! 

同系色で重ねればスーツのように、異なる色で重ねれば全く違ったおしゃれな表情が楽しめます。

「正式なスーツと違って、ジャケットとワンピースの素材が同じではないのもポイント。素材と色みが少しだけ違うものを重ねることで、よりおしゃれさが増します」とちがやさん。

「“自分には似合わないから無理”なんて言わず、新しいおしゃれにどんどん挑戦してほしい。それが、いつまでも老けて見えず、素敵でいられる秘訣です」(サチコさん)

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撮影=奥村康人(NEWS)


いくつになっても、おしゃれを楽しめる人って素敵!

川邉サチコさん(トータルビューティクリエイター)と美木ちがやさん(トータルビューティデザイナー)母娘と、春からのおしゃれを考えました。大人のおしゃれに大活躍なコラボアイテムはこちら!

もっと自由に楽しめる大人のジャケット

裏地はあえてつけず、ブラウスのように軽く仕上げた万能ジャケット

手持ちのどんなトップスも新鮮に見せるジャンスカ

いま注目の集まるジャンパースカートを、大人世代のためにデザイン。ゆったりしたマーメイドラインと生地の落ち感が体形を拾わずキレイなラインを実現します。

峯積 抄公子

みねづみ・さきこ 2005年入社。高知県出身。「ハルメク おしゃれ」編集部、ファッション部門担当。身長は150cm前後を行ったりきたり。小さい頃から背が低く、整列すると前から2番目までが定位置。裾上げしたデニムの余り布で、ポシェットが作れます。

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