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- LINEで花開いた義母の新たな趣味「俳句」
昨年(2022年)末、義妹の学生時代の仲良しグループが復活。娘に引き込まれて一員となった義母も、メンバーとは薄っすら面識があるので、違和感なく溶け込んでいます。何気ないLINEのグループトークの中で、義母に新たな変化が出てきました。
60代グループに80代が仲間入り
LINEでの交流は、昔に戻ったような心が温まる世界。
今風の言葉を交えながら、楽しいノリでの会話が飛び交います。義母もメンバーを当時のニックネームで呼んで、絶妙になじんでいます。皆が歓迎してくれるので、居心地は満点。
テレビの人気番組『プレバト!!』をいつも楽しみに見ていたことから、俳句を詠むメンバーの一人とのやり取りが頻繁になっていきました。
初俳句 褒められはまる 五・七・五
もともと興味を持っていた義母は、夏井先生の俳句の本を参考に、初めての俳句にチャレンジ。
“風光る 羽根木の朝に 友の笑み”
なんとメンバーの師匠から「初めての一句じゃ、めちゃ上手」の感想にご機嫌の義母。
喜びは束の間、義母の元にはメンバーからすぐに『俳句歳時記』の春・夏・秋が送られてきました。彼の真心に導かれるように、俳句の世界に入り込んだのです。

実は彼自身も、義母の俳句の添削をするにあたって、ちょっと足踏み状態だった俳句にまた取り組むようになっていました。
作品を提出するたびに、厳しい師匠からはダメ出しばかりでしたが、義母にアドバイスをするようになってから提出した俳句には、相乗効果があったのか、久しぶりに認められたそうです。

本格的に勉強スタート
何でも「好き」と言うエネルギーは偉大です。
今まで義母と言えば、夜はテレビを見てはケラケラ笑っているイメージでした。近ごろは無音の中でYouTubeの視聴か専門書を読むなど、俳句の勉強です。いろいろな句に触れて、自分も場数を踏んで力を抜きます。
四季折々の自然、人間模様の中での感動を、言葉のチョイス、組み立ての工夫でどのように表現するかが腕の見せ所です。
“香り立つ 命満ちたる 娘にと”

私が46歳の誕生日に、実母からプレゼントされた句です。
当時は綺麗でパワーがもらえる位の感想でした。もう今では母の本当の気持ちを知る由もありませんが、色とりどりの花が芽吹き、香り漂う4月生まれの私の名前に「香」の字を母が入れた想いを考えると、年相応の色香を意識していきたいです。
俳句に取り組む義母の姿にいつしか実母が重なって、晩年の母を見ているようです。
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