中医学の勉強を続ける理由

定年後の夫婦の夢

公開日:2023.01.27

ハルトモ倶楽部の読者ライター最後の回になりますが、私が中医学の勉強を続けている理由と、私たち夫婦の夢についてお話しして終わりたいと思います。

定年後の夫婦の夢

最初の投稿でお話ししましたが、上海駐在時に初めて中医学に出会い、その奥深さと知恵に興味を持ち、以来帰国後も、さらに知識を深めたいと思い今に至るわけですが、私が勉強を続けるのには、実は理由があります。

夫は仕事柄、会社人生の半分以上を海外(主にアジア圏)で過ごしてきました。そして私たち家族も、香港、上海、クアラルンプールと合わせて10年近くを、それぞれの土地で過ごしてきました。

駐在員と言う立場上、会社に守られているとは言え、海外での暮らしは楽しみと同じくらい困難やつらいことも経験してきました。それでも、それを支えてくれたのは、同じ環境に身を置く仲間であり、それぞれの国の人々でした。

日本での生活は、安全安心であり、穏やかに満たされて過ごしていけます。そして、そのバックグラウンドがあればこそ、海外での暮らしが成り立っていけることも十分理解しているつもりです。

そんな私たちが、50代半ばから、うっすら描き始めた定年後の暮らしが、海外ロングステイです。

元気でいられる間は、ワクワクドキドキして過ごしていきたい! そして、できれば慣れ親しんだマレーシアのクアラルンプールで過ごしたい!!

定年後の夫婦の夢
右:マレーシア生活ガイド2018(フリーペーパー) WEEKLY M Town
左:マレーシアで暮らしたい! マレーシア「ロングステイ」公式ガイドブック 山田 美鈴 /著 講談社刊

夢実現のための準備

二人の夢の共通確認ができたところで、私たちは少しずつ準備を開始しました。生活のこと、住まいのこと、ビザ取得のことetc. そして何よりも経済的に成り立つのか……ということ。

そんな準備の段階でのひとつが、私の中医学の勉強の継続でした。

「新しい土地での、新しいコミュニティーの中で、もし自分が誰かの役に立てることがあるならば、そこでの生活ももっと有意義なものになるはず」と言うのが、私の思いです。

クアラルンプールは多種多様な人種が集まる国で、イスラム系の人の次に多く暮らしているのが中国人(華僑)です。なので、中医学や薬膳も広く親しまれています。

私たちが、準備のための情報を得ているのがロングステイ財団です。

夢実現のための準備
ペトロナスツインタワー@クアラルンプール

世界は少し変わってしまった

けれど、そんな矢先に起こったコロナというパンデミック。今だにその脅威は地域性があるとは言え、まだまだ収まる域には達していいません。

そして、ウクライナとロシアの戦争もまた暗く大きな影を落としたままです。世界中の国々のスタンスが少しずつ変わりつつあります。いわゆる“自国ファースト”です。マレーシアも同じです。

私たちが思い描いていたロングステイの形は、変わりざるを得ない状況ではありますが、私たちはあきらめてはいません。どんな形であれ実現したい! と言う強い思いがあります。

なので、私は中医学の勉強もあきらめずに続けていきます。

いつか、どこかで、また皆さんに、もっともっと進化した森taitaiを知って頂ける機会があれば……と思っています。1年間、つたない私のお話にお付き合い頂き、ありがとうございました。

“Never give up”  “不要放弃!” “諦めるな”

■もっと知りたい■

森taitai

人生100歳までと考えたら、時間はたっぷりあります。
夫の仕事の関係で、香港、上海に暮らすこと通算8年。中国語と中医学、薬膳茶などにすっかり魅せられ、勉強はまだまだ続いています。知り得た知識からの日々に役立つ情報や、好奇心の赴くままに挑戦する日常を綴ってゆきたいです。
 

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