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- どうする? 定年後の生活!?
50代の次は60歳。そんな当然のことなのに、60歳になったとたんに起こるいろいろな変化に対応しきれない自分がいます。
60代は突然に!
60代はあまりに突然、けれどあっさりやってきました。家族からも「還暦のお祝い」なるものを祝ってもらいましたし、いろいろな申請書などにも、60代と書かなければなりません。
60代になったからと言って、急に体力や気力が衰えるわけでもなく、昨日の自分は今日の自分と何ら変わりはないはずなのに、なぜか気持ちが少しずつ萎えてゆくような感覚がありました。
10代から20歳になった時、20代から30歳になった時、同じように「今日から違う自分になるのだろうか」と、センチメンタルになった記憶もありますが、50代から60歳になったその時が、私にとっては一番衝撃的でした。
定年生活予備軍
正社員でない私は、60代になったからと言って、生活が大きく変化することはありません。ですが、夫の生活は少しずつ変わりつつあります。
60歳の誕生日を迎えた時点で、とりあえず会社生活は定年を迎え、その後は65歳の誕生日を迎えるまで仕事を続けることはあっても、いろいろな意味で立場が変化していきます。
経済的な変化、時間的な変化を通して、私たち夫婦の前には、立ち向かわなければならないハードルがいくつも現れました。
書店には定年後の生活指南とも言うべき、多種多様な書籍や雑誌が多く出回っていますが、私たちもそんな書籍を読み漁り、経済的不安や、健康不安などなどを払拭させたい思いで一杯です。
3組の定年モデル夫婦
今、身近に仲良くさせて頂いているご夫婦の中に、定年生活の先輩がいらっしゃいます。私は折にふれ、彼らの日々を参考にしたく様子を伺っています。
1組目
夫は多趣味で、テニス・ゴルフ・乗馬と好きな時間を楽しみ、日常生活もかなり自立されている。妻はどちらかと言うとインドア派だが、共通の趣味のゴルフと愛犬の散歩は二人で楽しんでいらっしゃる。妻は「心配していたけど、快適ですよ~」とのこと。
2組目
良妻賢母でいらした妻は、夫の定年を機に、自分も夫の世話から卒業宣言される。当初、夫はかなり動揺していらしたが、今は日中は図書館通いし、なるべく妻と顔を合わせないようにすることで、妻の負担を減らしている様子。食事の時間もタイミングが合わないので、最近は夫も料理を始めたそう。妻は「シェアハウスの同居人だと思うようにしています」とのこと。
3組目
夫はかなりのこだわりやさん。やはり多趣味でゴルフ・旅行・キャンプ・ドライブなど、一人で楽しんでいるとのこと。妻とは唯一、週末に夫が腕を振るった料理を一緒に食べるそう。夫は「快適ですよ~敵(妻のこと)が何をしているかまったく知りませんね」とのこと。
夫婦のあり方は、十人十色。どれが正解でどれが快適か、は人それぞれ違う。私たち夫婦が、本当に完全定年生活を迎えるまで後3年。
人の気持ちも習慣も、突然次の日から変われるものではないから、3年間じっくりお互いを見つめ合い、話し合い、私たちならではの定年生活に移行できるようにしていきたい、と切に思います。
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