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公開日:2022年09月02日
直行便利用のはずが乗り継ぎ便を使うハメに…
海外で不慮の事態に遭遇し予定通りに帰国できなくなってしまった経験、ありませんか。私も一度、予約便の欠航により帰国が後日にずれこむかもしれないという困った状況に陥ったことがあります(幸い、周囲の手助けを得られ何とか当日帰国が叶いましたが)。
2019年12月(コロナ騒動の2か月前)、8日間のポーランド一周ツアーに1人で参加しました。
参加者は13名で、私を除くほとんどがリタイア組のご夫婦。穏やかな方が多く、つかず離れずのいい関係で旅行は進んでいきました。
私の旅の目的は、ワルシャワやクラクフのクリスマスマーケット巡り、及び、ヴィエリチカ岩塩坑など8つの世界遺産を訪れること。両方を思う存分満喫し、あっという間に最終日となりました。
空港カウンターに着き、荷物は小さなリュック1つで添乗員の手助けも必要としない身軽な私が最初に発券手続きを済ませました。その直後です。添乗員がなにやら慌てた様子で私の元へやってきて「伊東さん、帰国便が急に欠航になったみたいです!」。
「え? 今、発券したばかりですけど?」と搭乗券を添乗員に見せていると今度は、さっき発券を担当した空港職員もやってきて「大変、あの後急に飛行機が飛ばないことになっちゃったのよ」「預かったあなたの荷物を回収しにいくから、ついてきて」と必死に訴えます(英語で)。
荷物はともかく、その時の私の最大の懸念は、代わりの便はあるのだろうか? ということでした。
本来なら、昼の「ワルシャワ発成田行き直行便」に乗って翌日午前に帰国、その日は自宅でゆっくりし、翌日から仕事再開というスケジュールでした。予定を組み直すにしても、明後日の定時出社に間に合わせるには、遅くても明日の夜までには帰国しておかないといけません。
(8日間も休暇を取っているので、これ以上休みを延長するという考えは皆無でした)
折りよく添乗員が、「荷物を取りに行く前に1つ確認させてほしい。乗り継ぎのある別の便で今日中に出発するか、それとも明日の直行便まで待つか?」と聞いてくれたので、「乗り継ぎ便でもかまわない。少しでも早く帰国したい」と即答。
その後、空港職員に連れられてワルシャワ空港の裏側部分に入り、荷物の追跡を始めました。無数の荷物がレーンの上を流れています。件の職員が業務用携帯電話で他の職員と連絡を取り合いながら移動する後を私もついていき、無事に目的物をpick up。
見つかったリュックを背負ってツアーグループの待つロビーに戻ると、添乗員が申し訳なさそうに私に近づいてきます。どうしたのでしょう。
「今日の便は何とかなりそうです。でも残念なお知らせが……。伊東さん以外は全員明日の直行便を希望しているので僕はその方たちのお世話をしなければならない。ついては伊東さん1人での帰国となるがかまわないでしょうか」。なぁんだ、そんなことか、もちろん「問題ありません」。
ちなみに今回の欠航は天候不良ではなく航空会社の自己都合によるもののため、ホテル宿泊費、今日の夕食と明日の朝食、空港とホテル間の交通費などはすべて保証される、とのことで、明らかに皆さんはこの「不慮の事態」を歓迎しているようでした(笑)。私も仕事がなければワルシャワにもっといたかったな。
さて振り替え便です。添乗員から当初提示された便は、確実にチケットが取れる「乗り継ぎ2回で深夜に日本に着く便」でしたが私はこれを却下。チケット確保率は100%ではないが「乗り継ぎ1回で夕方に日本に着く便」を希望しました。
添乗員とともに相談カウンターに行き「どうしてもこれに乗らないといけないんだ」と交渉して何とか1席分おさえ、発券手続きが無事に完了。リュックも再びカウンターに預けました。
やった~、帰国できる! 「ワルシャワ発パリ経由羽田行き」の搭乗券を手にし、添乗員に謝意を伝え、ツアー参加者の皆さんにはお別れの挨拶をしました。
突然の別れに涙する方、名刺をくださる方、握手を求める方。思わずこちらも胸がいっぱいに。そして、全員から「無事の帰国を!」の言葉をいただくとともに、ロビーのゲートで見送りを受け、1人帰国の途に就いたのでした。
–後編に続く–
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