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公開日:2025年03月15日
011:ゆみさん(57歳)・たかしさん(62歳)
50代から新しい一歩を踏み出して、第二の人生を歩み始めた人たちを追う「わたしリスタート」。夫の定年後の夫婦の過ごし方を50代からコツコツ計画し、今、暮らすような旅を楽しんでいるゆみさん夫妻。夢を実現させて、夫婦一緒に歩んでいく秘訣とは?
定年後は世界中を周って、“暮らすような旅”をしたい――。
そんな多くの人が憧れる夢を実現させた、ゆみさん夫妻。夢を抱き始めたのは、リスタートする10年も前のこと。ゆみさんが45歳、たかしさんが50歳のときだった。
旅の資金づくりに励んだり、断捨離をして住まいをダウンサイジングしたりと、“旅”を基軸としたライフスタイルへとシフト。10年かけて少しずつ準備を重ね、たかしさんが60歳で定年を迎えた2022年から、世界を長期で旅する生活をスタートさせた。
同時期に始めた、YouTubeチャンネル「ごろごろ旅 今からが旅の適齢期」では、「若くない世代が暮らすように旅する」をテーマに、現地の観光情報をはじめ、街の景色や地元食材で自炊する様子を紹介。日常に重点を置いた旅のスタイルが人気となり、チャンネル登録者数は5万人超に。
50代から夢の旅暮らしを叶えたお二人に、実現までの試行錯誤の道のりや旅の醍醐味について伺った。
――
世界中を“暮らすように旅する”、今の生活を始めたきっかけは?ゆみさん:定年後の夫婦の暮らし方を考え始めたこと。
2人とも旅が大好きで、夫婦で毎年海外旅行に出掛けていたのですが、夫が会社勤めのため長期休暇がなかなか取れず……。いつも短い期間で観光地をめぐる、急ぎ足の旅ばかりでした。
本当はゆっくりとその土地の文化や歴史を味わったり、街をぶらぶらと歩いたりしたいのに、毎回後ろ髪引かれる思いで帰国の途に。旅をするたびに、そうしたモヤモヤとした心残りが積もっていきました。
そんなとき、定年後に世界中を旅している方たちのブログを熱心に見るようになって。私たちも夫が定年したら、「長期で“暮らすように”旅をしながら世界中を周ろう!」と将来プランを計画。定年を迎える10年ほど前から、少しずつ準備をしてきました。
――今がチャレンジのタイミングと思った理由は?
ゆみさん:夫が60歳で定年したことと、旅の資金が準備できたこと。
2022年、いよいよ旅する新生活をスタート。せっかくなので旅の記録をブログで発信しようと考えていましたが、映像のほうが現地の様子をよりリアルに伝えられると思い、YouTubeチャンネルを開設しました。
たかしさん:とはいえ、コロナ禍やウクライナ侵攻もあって世の中が不安定だったこともあり、65歳まで1年更新で働ける「再雇用制度」を利用して、勤務を継続することにしたんですね。
1年で3か月休みがもらえるというので職場で申請したら、実際にはちょっと人繰りができず3ヶ月は無理ということで(笑)、結局1か月半の休みをもらい、ヨーロッパ南東部にある「バルカン半島」の国々を45日間でめぐる旅に出ました。
その後、仕事は2年更新して、2024年から完全に無職に。今の時代だと早期リタイア、最初はどうなるか少し不安でしたが、今の暮らしが楽しくて、後悔はしていないです。
――最初はどんな旅からスタートしましたか?
ゆみさん:実は、当初は自宅を手放して、世界中を転々としながら旅暮らしをしようと考えていたんです。
でも、夫は定年したといえ、まだ働いていましたし、これから先、本当に“家なし長期旅”が実現できるか自信がなかったため、まずは1か月半の休みを利用して「お試し旅」をしようと思いつきました。
その旅で試したかったのは、滞在中、「健康を保てるか?」「夫婦で協力し合えるか?」「YouTubeの撮影がちゃんとできるか?」ということ。
旅先も環境が整っている先進国だとお試しにならないと思い、あえて少し不便な場所を選んでみたんです。実際、現地で夫が高熱を出して体調を崩したり、旅の準備もYouTubeの撮影も結局、私一人のワンオペ状態になったりと結果はさんざんなものに(笑)
旅自体は楽しめたものの、家を引き払って長期の旅に出るのは今の私たちには現実的じゃないと、冷静に判断できました。
――暮らすような旅の一番の醍醐味とは?
ゆみさん:地元の食材を思う存分楽しめること。
旅行先でスーパーや市場に行くと、その土地でしか食べられない食材がたくさんありますよね。長期滞在のときはいつも民泊に宿泊するので、現地のフレッシュな食材を調達して、キッチンで調理します。食卓でリラックスしながら、その土地の食文化を味わえるのが、最大の楽しみかもしれません。
たかしさん:長期滞在だとゆったり過ごせるのも魅力ですよね。午前中だけ観光に行って、午後は昼寝をするとか、そういう贅沢な時間の使い方もできます。あと民泊の場合、洗濯が自由にできるのもうれしい。私、妻から「洗濯担当大臣」と呼ばれるぐらい、洗濯を干すのが大好きなので、それだけは一生懸命やっています(笑)
――暮らすように旅するためのコツはありますか?
ゆみさん:荷物を最小限にしすぎないことです。
私は、普段の外出時にスマホ1つで移動するぐらい、荷物を軽くしたいタイプなんですけど、さすがに海外旅行時はいざというときの持ち物を揃えておくべきだと経験から学びました。この年齢になると体調不良が心配なので、薬もさまざまな用途に合わせて多めに準備。防寒着も忘れずに持っていきます。
ただ、...
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