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日本舞踊の発表会はまったく初めての経験。一から十まで知らない事だらけなのですが、その一の手前すらできてなかった事に気づきました。還暦にして知らない事ばかり、でもこれは新しい世界を広げるチャンスかも?!
着付けに準備するものは?
いよいよ発表会まで1か月ほど、いろいろ具体的に考える時期になりました。
まず、皆さん、着付けはプロに頼まれるとのこと。私自身、着付けを習ったことがなかったし、舞台用の着付けということもあり、プロにお願いすることにしました。
準備する着付け小物は帯板、帯枕、腰紐3本ほど。みな持っていますが、どれも日常に使っているものばかり……。使いかけの腰紐は、ぐるぐる巻きでいいのかな?
たまたまネットを見ていると、「腰紐は五角形に」というのがあったのです。
そうです、母がよくやっていたこの形。使った後に五角形でしまっておくと、シワが伸びるし、使いやすいとのこと。
思っていた以上に「あたりまえ」も知らなかった自分にとまどいつつも、若い頃のように「もっと知りたい!」欲も高まっていきました。もちろん今では、腰紐五角形は「あたりまえ」になりました。
自己流ではダメかしら?
そもそも普段着物を自己流で楽しんでいた私は、きちんとした着物の着方がわかってない!
いろいろ着こむのが面倒くさく、冬はユニクロのヒートテックのブラトップとスパッツ、夏はユニクロのエアリズムのブラトップとラリコなのでした。
着付け師さんに着付けてもらうのに、さすがにユニクロではまずいかなぁ。
というわけで、いろいろ調べてみると長襦袢の下に着るのは、どうやら和装ブラに肌襦袢、裾除けのようです。
肌襦袢と裾除けは持っているのですが、1度か2度着たきり。和装ブラはなんだか好きじゃないなあと思ってスルーしていました。
気は進みませんが、さっそく初めての和装ブラに挑戦です。
気軽もいいけど、「きちん」ともね
和装ブラはバストを平たくするためのものです。実は50代になって激太りしてから、バストが大きくなってしまっていました。着物を着ると、胸のあたりがブカブカしていたのは気になっていたのです。
それが、和装ブラにしたら、なんと、すっきり納まったのです。確かに胸は小さい方がきれいに着られるのだなあと実感。
しかも肌襦袢は意外に暖かく、しかも汗もたっぷり吸ってくれる優れものでした。裾よけもいい具合に下半身を締めてくれます。さすが、伝統の定番です。気軽に着るのもいいですが、きちんと着るのも大切なのだと実感しました。
すっきり着付けができると、全体の姿もとてもすっきり。
今さらですが、新しい知識を得て、それを実践していくことは、なんとドキドキわくわくすることか。ひとつクリアするごとに新しい世界が広がっていく感じ、脳まで覚醒していくようです。
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