「60の手習い」始めました(14)

着物はやっぱり下着から勝負をかけよう

公開日:2022.08.31

日本舞踊の発表会はまったく初めての経験。一から十まで知らない事だらけなのですが、その一の手前すらできてなかった事に気づきました。還暦にして知らない事ばかり、でもこれは新しい世界を広げるチャンスかも?!

着物はやっぱり下着から勝負をかけよう
和装下着は必要? 不要?

着付けに準備するものは?

着付けに準備するものは

いよいよ発表会まで1か月ほど、いろいろ具体的に考える時期になりました。

まず、皆さん、着付けはプロに頼まれるとのこと。私自身、着付けを習ったことがなかったし、舞台用の着付けということもあり、プロにお願いすることにしました。

準備する着付け小物は帯板、帯枕、腰紐3本ほど。みな持っていますが、どれも日常に使っているものばかり……。使いかけの腰紐は、ぐるぐる巻きでいいのかな?

たまたまネットを見ていると、「腰紐は五角形に」というのがあったのです。

そうです、母がよくやっていたこの形。使った後に五角形でしまっておくと、シワが伸びるし、使いやすいとのこと。

思っていた以上に「あたりまえ」も知らなかった自分にとまどいつつも、若い頃のように「もっと知りたい!」欲も高まっていきました。もちろん今では、腰紐五角形は「あたりまえ」になりました。

自己流ではダメかしら?

自己流ではダメかしら?


そもそも普段着物を自己流で楽しんでいた私は、きちんとした着物の着方がわかってない!

いろいろ着こむのが面倒くさく、冬はユニクロのヒートテックのブラトップとスパッツ、夏はユニクロのエアリズムのブラトップとラリコなのでした。

着付け師さんに着付けてもらうのに、さすがにユニクロではまずいかなぁ。

というわけで、いろいろ調べてみると長襦袢の下に着るのは、どうやら和装ブラに肌襦袢、裾除けのようです。

肌襦袢と裾除けは持っているのですが、1度か2度着たきり。和装ブラはなんだか好きじゃないなあと思ってスルーしていました。

気は進みませんが、さっそく初めての和装ブラに挑戦です。

気軽もいいけど、「きちん」ともね

気軽もいいけど、「きちん」ともね
胸まわりがすっきりすると、立ち姿もきれいに見えるようになりました

和装ブラはバストを平たくするためのものです。実は50代になって激太りしてから、バストが大きくなってしまっていました。着物を着ると、胸のあたりがブカブカしていたのは気になっていたのです。

それが、和装ブラにしたら、なんと、すっきり納まったのです。確かに胸は小さい方がきれいに着られるのだなあと実感。

しかも肌襦袢は意外に暖かく、しかも汗もたっぷり吸ってくれる優れものでした。裾よけもいい具合に下半身を締めてくれます。さすが、伝統の定番です。気軽に着るのもいいですが、きちんと着るのも大切なのだと実感しました。

すっきり着付けができると、全体の姿もとてもすっきり。

今さらですが、新しい知識を得て、それを実践していくことは、なんとドキドキわくわくすることか。ひとつクリアするごとに新しい世界が広がっていく感じ、脳まで覚醒していくようです。

 

■もっと知りたい■

くわい

60歳になり、子育て・介護も終え、人生最後のステージへ。今まで想像できなかった60代!意外に楽しめる年代なんだと実感。今までやれなかったこと、いろいろと計画中。昔から考えいてた「60の手習い」は、ちょっとハードルが高い日舞を無謀と言われつつ選択。人生初は人生の終わりまでつきあっていけるでしょうか。

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