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- 小さな特技でも誰かの笑顔を作れたら一人前
私にはひとつ特技があります。とは言え、自慢できるほどではなく、人と比べて秀でてもなく、それでも誰かの笑顔を作り出すことができる特技です。
和文化の中に暮らす
私は、創業100年という老舗旅館の女将ということもあり、毎朝着物を着ることから仕事が始まり、夜までその姿で過ごしていました。着物生活の方にはごく当たり前の、自動車運転も自転車走行も、草履ダッシュもする、アクティブな着物夫人です。
女将でなくなった今、着物はすっかり趣味のもの。仕事で着なくなった分、娘と二人で行く着物姿のお出かけが、今の私にとって心の栄養になっています。
卒業シーズン、門出に華を
毎年3月になると「人づてに聞いた」人から着付けを頼まれ、何日か朝4時起きが続きます。
今年(2022年)は、大学卒業の娘の友人と、小学校の先生をしている近所のお二人に袴を着せました。無資格ですから、お代は頂戴しませんが、誰かの門出を朝一番で拝見できる袴の着付けは、それだけでこちら側が得した気分になります。
袴をまとったご本人も、そのご家族も皆うれしそうに笑ってくださると、誰かの役に立てた自分に拍手をしたくなります。人のためにしていることは、やはり自分に返ってくるものです。
祖母から母へ、母から私へと受け継ぐ文化
着付け経験は46年。しかし資格はありません。あるのは、親から受け継いだ知識と経験だけ。
10歳で自分の着付け、10代後半には友人に着付けるまでになりました。幼いながらも着物を自分で着られると祖母も母もうれしそうで、私はその顔がうれしくて、というスマイル連鎖が起こりました。
私の想像では、100年くらい前の日本では着物が普段着。その時代、きっと私のような「親から受け継ぐ着付け」はごく普通の事だったのでしょう。
母や祖母のように、家での丸洗いや和裁まではできませんが、祖母、母から受け継いだ着物文化は、私の宝物です。視力が落ちないうちに、ちょっとした和裁にもチャレンジしようかと思案中。が、その前に娘への継承もしていきます。
■もっと知りたい■
晴間千妣絽
はるまちひろ。老舗旅館を閉館して2023年より電子小説「大人だって友だちが欲しい」を配信中。女性の人生の悲喜交々を小説に綴り暮らしています。ハルトモ倶楽部を通して、日常のあれこれを楽しくほっこりとお伝えできればいいなと思っています。ブログ『普通の主婦のこだわり日記』『私の見ている世界』
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