自称「オタクな主婦」が、漫画について語ります

カノジョは漫画を愛しすぎている

公開日:2018.07.03

自称≪オタク主婦≫。リアルタイムで手塚治虫を読み、東映動画を見て育ち、累計鑑賞映画本数は1500本以上。「漫画・映画・アニメは私にとって酸素のようなもの」。そう語るK・やすなさんが、溢れる漫画愛をつづります。まずは、自己紹介から。

いつ出会ったのかは『記憶にございません』

初めまして。K・やすな(61)です。今回から漫画・アニメ等について書く機会を頂きました。独断と偏愛に満ちた私見の数々ですが、皆様に興味を持っていただければ幸いです。

私と漫画の出会いは、古すぎて思い出せません。気が付くと、小学校前から絵も字も苦労せず読んでいました。親が愛好者だったわけでもありません。
でも、親戚の家の納戸で読んだ「のらくろ」や「赤銅鈴の助」、祖母と観た東映動画「わんわん忠臣蔵」、通学路の貸本屋などは懐かしい思い出です。勿論今も現役の<漫画読み>です。

結婚前は、週刊誌や単行本を買ったり、友人と貸し借りしていました。
家庭を持ってからは、スペースがないので、図書館やネットカフェでまとめ読みです。ネットカフェは現在月2回程度行きます。スマホでも読みますが、紙の本が好きなので、新作や話題作のチェック程度ですね。何時間でも読んでいられるので、スマホの読み放題に加入せず、わざわざ出かけて読むのは私なりの自己規制です。

大好きなキャラクター『クシャナ殿下様!』

大好きなキャラクター『クシャナ殿下様!』

実は私のペンネームは「クシャナ」のアナグラムです。宮崎駿「風の谷のナウシカ」の登場人物で、軍事大国トルメキアの王女で将軍です。アニメではほぼ悪役でしたが、漫画版では違うんです‼強く凛々しく潔い私の大好きなキャラクターです。

例えば、こんな場面があります。策略に合い、なすすべもなく殲滅される部下達を飛行艇から見下ろすクシャナ。彼女は、編んでいた長い髪を根元から剣で切り落とし、地上に投げます。「うけとれ、手向けだ」の言葉とともに…。クシャナ殿下、シビレます‼‼

「ナウシカ」の漫画はアニメの10年後に、足かけ12年かかって完結しました。アニメとはまた違う、多彩な登場人物や複雑な状況やナウシカ達の行く末を、たどるのもいかがでしょうか。図書館で読める所もあるようですね。

「女は度胸!」 で生きぬこう

「女は度胸!」 で生きぬこう

クシャナやナウシカに限らず、宮崎作品の女性はしっかりものが多いです。アニメ「天空の城ラピュタ」の女空賊ドーラも好きです。
「女は度胸だ、援護しな!」とか「40秒で仕度しな!」とか彼女のセリフ全部言えるかも。15回も放映していますからね。ちなみに「ナウシカ」は16回です。

多分50代の彼女、銃はぶっぱなす、車は飛ばす、暗号さくさく解く、算盤はじく、バカ息子3人、大食い…そして実は優しい。「こんな、ばーさんに、私はなる!」と宣言したら、子ども達に嫌な顔をされました。

この他にも「紅の豚」のヒロインも手に職があり自立しています。彼女の危機を救ったのも中高年女性の一団でした。この中にドーラの顔があったのもご愛嬌。「もののけ姫」の烏帽子御前も忘れられない人ですね。

宮崎作品の女性達にパワーを分けてもらって、「タフ」で「優しく」生きたいと思う私なのでした。

今回の作品
「風の谷のナウシカ」漫画(1982~1994年/徳間書店刊)映画(1984年/東映配給)
「天空の城ラピュタ」映画(1986年)
「紅の豚」映画 (1992年)
「もののけ姫」映画 (1997年)
※すべてスタジオジブリ制作

 

 

K・やすな

漫画、アニメ、映画鑑賞、読書が趣味の自称「オタクな主婦」。子どものころは考古学者か漫画家志望。美術館めぐりや街歩きも好きだが、基本的に単独行動。なぜか、どこへ行っても道を尋ねられる。好きな花はカワラナデシコ。

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