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- さらば、500円玉貯金
2020年3月、新卒で勤めた会社を早期退職。以来、再就職を含む50代での経験はすべてがチャレンジだと思っています。そんな日々の想いや出来事を、大小交えて思いつくままつづるシリーズ。今回は小さな方=小銭のお話です。
アナログな資産形成!?
資産形成の一環、というわけではありませんが、リスクゼロ且つ遊び感覚で500円玉貯金を続けています。
100均で購入したコインケースに入れていくだけの超アナログ方式ですが、貯まる金額は明快。はやく満杯にしようと、やたら500円玉でお釣りをもらえる払い方をして、お財布からお札がどんどん消えていったことを覚えています(笑)。
しかしこれ、いつから始めたの?
自分でも思い出せないときこそ、紙の通帳の出番(笑)。クローゼットの奥にしまいこんだ、過去の繰り越し通帳の束をめくりながら、暇つぶしに調べてみました。
継続はチカラなり!?
初めて「500円玉貯金」が記帳された日付は平成20年(2008年)11月。今から13年3か月前、金額は7万5千円でした。その翌年(平成21年)は2万5千円の記帳が4回。平成22年は5万円が2回、その後平成30年まで、毎年10万円ペースでの記帳が見て取れます。
令和に入ると、元年と翌2年は各5万円にペースダウン、令和3年はついにゼロ。そして、令和4年(2022年)の今回、2年ぶりに5万円を達成しました。
これは、令和で私自身のキャッシュレス化が進んだことを意味します。最近では街中の小さなお店でも交通系電子マネーやQRコード決済の導入が進み、500円玉でお釣りをもらう機会は格段に減りました。
それでも、約13年に及ぶ500円玉貯金の合計額はいくらだったでしょうか? ……なんと、トータルで112万5000円! これだけの時間をかけて、この金額が多いか少ないか? は別にして、自覚のないまま貯まった金額としては大きいですよね。
ちなみに、古い通帳の印字から、なぜ500円玉貯金の預け入れがわかるのか? それは印字された金額の横に、私が丸で囲んだ500マークをつけていたからです(笑)。
そしてやっぱりキャッシュレス
そんな500円玉貯金も、今回で卒業します。
理由は先般ニュースでも話題になったゆうちょ銀行のサービス料金の改訂です。完全無料だった硬貨の預け入れが、2022年1月から一部有料化されました。ただし、窓口で50枚までなら無料は継続、私がメインで利用する都市銀行のATMでも100枚まではこれまで通り無料のようです。
つまり、私の預け入れペースなら、今のところはセーフ。実際に大変なのは、釣銭の用意や両替が必要な商売の方々です。
とはいえ、コロナ禍でキャッシュレス決済は加速するばかり。500円玉への執着も薄れ、これを機にキャッシュレス化の波に完全に乗ることにしました。お財布も小さくしたことですしね(笑)。
でも本心では、お金の価値はリアルな感触や重みで感じたい方です。根が昭和なので(笑)。
ただ、キャッシュレス化でも金銭感覚を麻痺させないために、ここ数年はスマホの家計簿アプリを愛用しています。このお話についてはまた改めて……。
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