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2022年02月18日
50代でも日々是挑戦♪(24)
2020年3月、新卒で勤めた会社を早期退職しました。コロナ禍と同時期に始まったセカンドステージでしたが、思いがけず小さな出会いや発見が増えています。今回は夜時間を満喫! 美術館でのお話です。
昨年(2021年)末に友人から誘われていた企画展。年が明けて最終日の直前に、ようやく行くことができました。待ち合わせは平日の19時。仕事帰りに美術館なんて、いつ以来? 夜時間の過ごし方が大きく変わってしまった今、久しぶりにワクワクしました。
目指すは六本木ヒルズの53F、森美術館で開催のアナザーエナジー展:挑戦しつづける力-世界の女性アーティスト16人。昔から美術館巡りは好きでしたが、現代アートを理解する感性には自信がありませんでした(笑)。
ところが、今回は良い意味で予想を裏切られ、凡人の私の胸にも響く、とても印象深いものでした。残念ながら既に会期は終了していますが、数枚の写真とともに、その感動をお裾分けします。
展示されていたのは世界各国で活躍する女性アーティスト16人(御年72歳〜106歳)の作品、計130点。活動歴は全員50年以上の大ベテラン。作品は絵画や彫刻だけでなく、映像やインスタレーションまでさまざま。こんな切り取り方や展示方法も、アートの一つなのだと驚かされます。
困難を乗り越え、長年ブレずに信念を貫いてきた彼女たちのエイジレスでエネルギッシュな発想力の凄みも伝わってきて、こちらまで元気や勇気をもらえたような気がしました。私も年齢を重ねたせいでしょうか?(笑)。
展示作品の壁面にはすべて、アーティスト本人のインタビュー動画が設置されています。北米、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアなど各国に拠点を置く彼女たちの活動や作品への想いを、リアルな映像で聴けるのは新しい!
プロフィール表記に添えられた自作のメッセージも素敵でした。特に気に入ったのは、本展最高齢(なんと106歳!)の抽象画家カルメン・へレラさんの言葉。
~私は長い間待っていました。
「バスは待っていればやがて来る」という言葉がありますが、
私はバスを1世紀近くも待ってようやく来たのです~
彼女の作品が世に認められるようになったのは、なんと90歳を過ぎてからだそう。バスは待っていればやがて来る……シンプルですが、なんだかとても希望が持てるフレーズだと思いませんか?
今回の展示はほとんどが撮影可能なうえ、森美術館は平日火曜日を除き22時までというありがたくも稀有な存在。随所で心を揺さぶられて立ち止まり、写真を撮りまくるうちに、いつのまにか2時間が過ぎていました。
その夜は都心も相当な冷え込みでしたが、寒空に出ても頭の中はスッキリ、心地よい余韻に包まれて帰途につきました。こんな状況下につき、友人との飲食付き鑑賞談義ができなかったことだけは心残りでしたが……。
というわけで、仕事や買い物帰りに立ち寄るナイトミュージアム、おすすめです。夜の時間帯はわりと空いていて密も無し。他にも夜まで楽しめる美術館がないか? 調べてみました。都心限定ですが、以下ご参考までに。
ただし、現在はコロナウイルス感染対策上や施設整備などで営業時間の変更や休館などもあるようです。必ず事前にホームページをご確認くださいね。
※以上、掲載した展示作品の写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています
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