諦めなければ、まだまだ方法はある

どうやって頑固な認知症の父を説得しようか(2)

公開日:2022.03.05

更新日:2022.03.02

正直、市役所の認知症相談室に電話しても、思うような回答はしてくれないだろうな、と思っていました。ところが、「認知症初期集中支援チーム」のことや病院の紹介など、いろいろ教えてくださり、まだまだ方法はあるんだという希望が持てました。

認知症相談室の回答

前回は、認知症の父(82歳)の対応に困った私が、市役所の認知症相談室に電話したところまで書きました。

認知症相談室では、これまでの経緯や、現在は訪問看護サービスを中断していることなどを説明。週1回でもいいからデイサービスに通って欲しい、という希望を伝えました。

認知症相談室の回答

そこで、一つの方法として「認知症初期集中支援チーム」を利用してみてはどうですか? と提案されました。

「認知症初期集中支援チーム」???

初めて聞く言葉です。

認知症初期集中支援チームとは?

【認知症初期集中支援チーム】とは、家族からの訴えがあれば、認知症が疑われる人の家を訪問し、適切な医療や介護を受けられるように支援してくれるチームのことだそう。

チームのメンバーは、専門医、保健師、看護師、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士など、それぞれの専門分野に特化した人たち。

認知症初期集中支援チームとは?

 

チームのメンバー数名が、自宅を訪問し、健康診断や簡単な問診をしながら、認知症外来がある専門病院への通院や父がデイサービスを利用する気になるよう、支援してくれるそうです。

ただし、期間は6か月。

はたして、6か月で父を説得できるのか。訪問看護を嫌がっている父が、訪問医療を受け入れてくれるのか。お医者さんが来たら、また、追い返すのではないだろうか?

などなど、いろいろ考えると不安でしたが、やってみないとわからないと思い、その話を受けることにしました。

残念ながら対象ではなかった

けれど後日電話があり、詳しく調べてみると、父は支援を受ける対象ではなかったと言われました。

対象からはずれた理由は、父はかかりつけ医を持っていること、過去に何度か認知症検査を受けていることでした。

「市役所の人がすすめてくれはるから、この話を受けたのに。残念」

残念ながら対象ではなかった

がっかりしたのですが、さすが市役所です。ちゃんと次の手を考えてくれていました。

まだまだ方法はある

正直、市役所の相談窓口に電話しても、これまで何度も言われたように「困りましたね~」「家族の人が背中を押してあげないとダメですよ」という対応しかされないんだと思っていました。

ですが、いろいろ打開策を考え、さらに途中からはケアマネさんと連携して相談に乗ってくださり、本当にありがたかったです。

まだまだ方法はある

さて、今回の話はここまでです。ここから先、まだまだいろいろあるのですが、それはまた次回に続きます。

 

■もっと知りたい■

家事代行会社に勤務。整理収納アドバイザー。夫と夫の母、子ども3人、ねこ2匹と同居。2022年、6年間、介護していた父を亡くしました。介護が一段落したので、片付け、掃除以外に、夢中になれる趣味を模索中。

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