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神戸市の広報の中に、珍しい記事を見つけました。長年住んでいる市の真ん中に、こんな場所があるなんて! 六甲山から流れてくる河川の付け替えをしたという住吉川の歴史は知っていましたが、湊川はもっと大がかりだったとは、この度初めて知ったことでした。
湊川隧道・一般公開20周年記念
阪神・淡路大震災のときには、湊川隧道(ずいどう/トンネル)の入り口、内部のレンガ壁の一部欠落などあり、補修工事がなされました。そののち、一般にも公開されるようになり、今では月に一度コンサートなども開催されるようになりました。
今年で20周年になるとのこと。神戸土木事務所と湊川隧道保存友の会の方々の働きが、大きいと思います。
湊川隧道通り抜けウォーキングに参加
11月23日に、「新湊川ウォーク 湊川隧道通り抜け」が開催されました。
当日、受付時には人数制限しながら、消毒、体温測定を受けた後、人との間隔を空けて新湊川河川の側溝に沿って、200mばかり歩き、隧道の入り口にたどり着きました。レンガ式の道を歩くのですが、水で濡れているので、滑りやすく、要注意でした。
中ほどで、旧隧道の方に移動して歩き続けます。イギリス式のレンガ作りの隧道内はずいぶん広く天井の高さは7.6m。当時では、世界一高い作りだったそうです。
神戸市の産業発展に貢献
明治34年に竣工したこの隧道は100年の歴史を誇り、日本初の河川トンネル。神戸市の産業発展に、大いに貢献しました。六甲山からの大量の水で、洪水が度々起きていましたから、それが無くなり、街は安心して発展していきました。
六甲山から流れ出してきた土砂が神戸港に堆積していたのが食い止められ、現在の日本を代表する貿易港として、発展しているのは、湊川隧道のおかげだと思います。着工に当たり、多くの産業界の方々の助力で推し進められたと聞いています。
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