レインボーブリッジを歩いて渡ってみた
2024.05.25
「遠くへ行きたい」
知らない街を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい 知らない海を眺めてみたい どこか遠くへ行きたい
永六輔作詞・中村八大作曲という往年のコンビが生み出した流行歌「遠くへ行きたい」です。
最初に歌ったのはジェリ-藤尾さんで、その後21人の歌手が歌いつないでいるとか。あの美空ひばりさんも歌っていたらしいのですが、私の記憶にある歌手はデューク・エイセスです。
この歌のように、知らない街を歩いてみたいと思ったことはありませんか? 私はありました。高校生から大学生にかけての頃でしたでしょうか。最近あれはなんだったのだろうと思い、調べてみました。
「思春期から青春前期にかけての時期によくある、何か分からないものへの憧れ・戸惑い、あるいは人生に対する不安からくる情念」とのこと。
そう言えば、大学時代、よく旅行しました。友人との旅やグループ旅行だけでなく、ひとり旅も楽しみました。
高齢者になった今も、どこかに行きたいという気持ちは変わりません。たぶんこれは、日常生活のマンネリからの逃避なのかもしれませんが、今まだ元気なうちに「見たい」「行きたい」を実行しなくちゃという気持ちが強いのだと思います。
ところが、最近は、私は「遠く」どころか住んでいる地元さえもよく知らないのではないかと思い、ワンデーバスツアーや近場の街歩きを楽しむようになりました。

ワンデーバスツアーの魅力
今、私はカーなしの一人暮らし。早朝に出発して深夜に帰宅しても、家族の都合を気にしなくてすみます。日帰りなので、手荷物が少なくてすみますし、ハンドバッグひとつだけでもOK。費用もお手頃です。
平成時代、買い物の釣銭に500円硬貨があったら貯めていた時期がありました。カメラフィルムのケースにちょうどおさまるのです。
ケース1本で1万2千円貯まり、あと少し追加すればワンデーバスツアーは大丈夫です。私はいつも座席指定(料金は500円)をお願いします。前から3列(5〜6席)が対応席で、時には2席をひとり占めすることもできますので、ゆっくり休めます。
知らない街を歩く
私は広島市の西部に住んでいますので、デパートのある市の中心部にバスで行くことはあっても東部を歩くことはまずありません。以前、思い立って歩いてみましたが、いろいろ面白いものに出会いました。
まずはお寺の掲示板。近づいてじっくり読んでみました。後日友人にそのことを話したら、その寺の住職は熱烈なカープファンとのこと。昨年のカープ快進撃の時はどんな言葉が掲示板に並んだのか、想像するだけでも笑みがこぼれます。

「カープのファンでいることは、修行である。荒行である。苦行である。」
また別の日に、数人の人たちが吸い込まれるように入っていく小さなガラス張りの建物に出会いました。ちょっと外から覗き、私も入ってみましたら、びっくりするような見事な作品の数々に出会いました。

どうも障害者の皆さんが作った作品の展示即売の店のようでした。ラップを踊っている少年やダンボールで作った鎧を身に着けた「ダンボールマン」と称する青年もいて、ほっこりする和やかな空間でした。
こういうお店に出会えるのも、知らない街を歩くことの魅力の一つです。
■もっと知りたい■
とし古さん、こんにちわ~。「どこかへ行きたい。」…私は、一年中そう思っています。どうも遡ると放浪癖の血が流れているようです。だから、分かります。同じ県内でも知らない場所がいっぱいありそうですものね。一つ一つ、発見がありますね。楽しそうです。翠
翠さん、私は一人で歩くのが好きです。目的がある時は友人と一緒もいい。そろそろ暑くなって外歩きもしんどい季節、工夫が必要ですね。とし古
楽しそうで良いですね。知らない町、知らないもの、知らない花、知らない何かと出会うってとてもステキ!。私も同じ市内の今まで知らなかった場所に行きました。渡来夢