ドライバー1本で介護生活がラクになる!

介護生活をサポート!自分でできる簡単DIY

公開日:2021.08.30

更新日:2021.08.30

介護をしていると、ここに棚があったら便利だな? とか、もっと明るかったら介護しやすいのに! と思うことはありませんか? 今回は、女性でもドライバーが1本あればできる、簡単なDIYをご紹介したいと思います。

息子の介護のために家をDIY

4年前から要介護1の父を別居介護しています。前回は、認知症という病気が持つ怖さについて書きました。

今回は、父の話ではなく、私の息子を介護していたときの話を書きたいと思います。息子は、2015年から、約1年半、ストーマをつけた生活をしていました。

ストーマとは、腸の一部を切り取り、肛門ではなく切り取った腸から直接排便する、人工肛門のことです。腸の一部がお腹に出ているのですから、まず前のめりにこけてしまったら、アウト。

我が家は築年数が古い家で、段差があったり、廊下が暗かったり……。家で息子の介護をするには、なにかと不便でした。そこで、彼の退院に合わせて、家の中をDIYすることに。

人感センサーをつける

S字フックでぶら下げられるタイプの人感センサー

最初に作業したのが、彼が通る場所に、自動で照明がつく人感センサーをつけること。

古い家なので、夜になると、部屋はどこもかしこも真っ暗になります。なにかにつまずいてこけてしまったら大変なので、階段、廊下に、人感センサーを取り付けました。

トイレットペーパーホルダーを交換

ストーマは、トイレで便が溜まったパウチ(ストーマを保護する装具のこと)の処置をするため、備品を置いておく場所が必要です。

息子は、便器にかがんで処置をするので、トイレットペーパーホルダーあたりに、棚があると便利。そこで、トイレットペーパーホルダー自体を、取り替えることにしました。

もともとは、トイレットペーパーが1個置けるタイプだったのですが、2個タイプで棚付きのものに変更

トイレットペーパーホルダーは、ネジを緩めて取り付けるだけなので、私でも簡単に交換できました。

脱衣所に棚を作る

お風呂に入るとき、パウチをビニール袋でかぶせて濡れないようにしたり、交換する日は、外したりします。そのため、脱衣所にもストーマ関係の備品を置いておく棚が必要でした。

我が家には、脱衣所に棚がなかったので、作ることに。

棚は、ホームセンターでフリーラックポールと、棚板を買ってきました。

フリーラックポールには、等間隔に板をはめ込む溝とネジ穴があいているので、私でも簡単に組み立てることができました。

ここで紹介したDIYは、どれもドライバーが1本あればできるモノばかりです。介護をしていて、もし不便だな……と思うことがあったら、みなさんもぜひDIYに挑戦してみませんか?

さて、次回は私のストレス解消法について書こうと思います。

 

■もっと知りたい■

家事代行会社に勤務。整理収納アドバイザー。夫と夫の母、子ども3人、ねこ2匹と同居。2022年、6年間、介護していた父を亡くしました。介護が一段落したので、片付け、掃除以外に、夢中になれる趣味を模索中。

マイページに保存

\ この記事をみんなに伝えよう /

いまあなたにおすすめ