私のイチ押しの温泉

何度も行きたくなる高湯温泉「玉子湯」

公開日:2021.03.29

旅行が大好きな私は、今までいろいろな温泉を訪れました。その中で私が一番好きな温泉をご紹介します。コロナが落ち着いたら、また訪れたい所です。

五つのお風呂が楽しめる高湯温泉「玉子湯」

 150年の歴史ある湯小屋
 150年の歴史ある湯小屋

福島県福島市にある高湯温泉「玉子湯」は、福島駅で下車し、送迎バスで30分ほどで着きます。吾妻連峰の山あいにある宿です。

宿には、開湯400年の源泉かけ流しの湯、湯治場として賑ってきた面影を残す藁屋根の「湯小屋」を代表とする、三つの露天風呂と、二つの内風呂があります。5階建ての建物には、52室の客室、宴会場、食事処が3か所ずつあり、1年を通して賑わっています。

私は、ツアーと個人的に数回訪れましたが、お風呂も食事も混み合うことはなく、ゆったりと過ごすことができました。

上流の源泉から流れてくる白濁した川のほとりに立つ3か所の露天風呂と足湯は、私の入浴スタイルを変えました。

 記念に1枚
 浴衣で記念撮影

旅先では部屋着を持参して、宿の浴衣は利用しませんでしたが、ここでは浴衣が最適です。

1つ目のお風呂に入ったらゆっくりと湯を味わい、次の風呂に行くときはバスタオルで体を拭いたらそのままバスタオルを巻いて浴衣を着て次の湯へ。ささっと移動して露天風呂を堪能するのには浴衣が最適でした(笑)。もともと浴衣は汗取りの湯あみ着ですものね。

地元食材が堪能できる盛だくさんのおいしい食事

ある日の夕食
ある日の夕食

食事は地場産の野菜、魚、肉などが鍋物・蒸し物として提供され、美しく盛られたちらし寿司や蒸し寿司、筍ごはんなどの主食、お吸い物にデザートと、盛だくさん! ついつい食べ過ぎてしまいます。

 デザート
 デザート

澄んだ山の空気と川の音で目覚め、朝風呂から気ままに数回湯に浸かり、本を読んだり近くを散策したりと、最高の時間です。以前春先に行ったときにはフキノトウを採り、蕗(ふき)味噌を作りました。

連続テレビ小説「エール」の撮影地

福島市は2020年に放送されたNHKの連続テレビ小説「エール」の主人公、作曲家・古関裕而(こせきゆうじ)氏の出身地でもあり、生家跡には、氏がピアノを弾く記念碑や有名な応援歌が流れるモニュメントもありますので、ご当地ラーメンでも食べながら市内散策もいいですね。

生家跡にある記念碑
生家跡にある作曲家・古関裕而の記念碑

福島はフルーツ王国です。玉子湯へ向かう道の両側にも桃やリンゴの農園を目にします。花の時季や実りのときに、また、ぜひ訪れたいと思っています。

 福島駅近くのビルで「エール」の展示をしていました
 福島駅近くのビルで連続テレビ小説「エール」の展示をしていました

 

■もっと知りたい■

松本 悦子

先祖代々生まれも育ちも埼玉県。フットワークのよさで、軽めの頭をのせて今まで生き抜いてきた気がします。5坪程の畑で季節の野菜、果物の木を植え、花を愛でて現在夫と2人暮らしです。2017年4月から7月で105日間北半球一周のクルーズに行ってきました。 大切な宝物のクルーズ体験記を読んでみてください。

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