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- 娘の出産を見届けて帰国。英語学習の意欲は続く?
アメリカに住む娘さんの出産の手伝いをするために、52歳から本気で英語を学び始めたharumatiさん。無事に出産を見届け、英語学習を始めた当初の目的を果たしました。harumatiさんは、帰国後も英語学習を続けたのでしょうか?
日本人の正しい生活をしている友人からの贈り物

11月1日から、夫が4、5日の入院をすることになりました。命に関わるような病気ではないけれど、夫にとっては生まれて初めての入院・手術。私が、C型慢性肝炎の治療のために入院するときにもそうしていたように、病気に立ち向かう鋭気を養うために、私たちは、小さな旅に出ました。行き先は紅葉がちょうどベストシーズンを迎える、長野県の蓼科。
そこで、プロ級のゴルフの腕を持つ、双子の甥たち(といっても50歳過ぎの立派なおじ様)と落ち合い、爽やかな秋の空気と紅葉を満喫しながらゴルフをしました。私は、その間、双子の母親、つまり、私の姉に付き添ってもらって、紅葉の中を散策。途中、道の駅にも立ち寄って長野の秋を楽しみました。
長野の松本には、私たちが大好きな、日本人の正しい生活をしている友達がいます。今回は、東京を生活圏とする姉や甥たちにも、そんな生活と温かい人間関係を味わってもらいたいと、5人で友達の自宅であるログハウスを訪ねました。
もちろん、コロナ禍の渦中にあることをわきまえて、庭での短いティータイム。それから、夫は軽トラに乗せてもらって、「好きなだけ持って行って」と、落花生・サツマイモを掘らせてもらいました。

これで、夫には、初めての入院・手術の鋭気がしっかり養われました。私も、脳出血発症後初めて、夫の留守を過ごす覚悟ができました。
時代の変化を感じつつ、安心して帰国の途に

(日記)
February 23, 2005
I’m on the plane bound for Japan now. My daughter and her baby are getting to make a good combination. Her baby seems to have a little problem. It might hurt my daughter’s nipples. They will go to the hospital to solve it. It’ll be O.K.
I want to meet my husband and son. It’ll make me to be relax. My daily life is going to be started again.
(以下、日本語訳)
私は今、日本行きの飛行機に乗っています。 娘と赤ちゃんはいいコンビネーションが組めるようになってきました。 赤ちゃんに少し問題があるようです。 その問題が、きっと娘の乳首を痛めているのでしょう。彼らは、 それを解決するために病院に行きます。 それできっとうまくいくでしょう。夫と息子に会いたいです。 会ったら、私はリラックスするでしょう。 私の日常生活が、再び始まろうとしています。
2月3日の予定日から8日も遅れての出産になったので、産後10日間ほどしか、一緒にいてやることができませんでした。重いお産だったため、娘の体への負担は大きく、母親になるための体の準備が遅れ、すぐには母乳が出るようにはなりませんでした。それに対して、赤ちゃんの成長は十分過ぎるほどに十分で、まるで1か月児のような勢いで母乳を飲もうとするので、娘の乳首は、傷つき、激しく痛むようになってしまいました。
実は、私が娘を産んだときも全く同じ状況でした。娘も、4004gで生まれ、私も難産の負担のため、産後半月間も母乳が出なかったのです。当時は、そんな場合、混合哺乳が推奨され、粉ミルクや砂糖水を哺乳瓶で足したりして、乳首を守っていました。そのことを娘に話し、娘もそれを保健師さんに相談したのですが、あくまでも母乳だけを薦められ、私は娘がかわいそうでたまらず、「おめでとう」と、お祝いに訪れる人が、疎ましく感じられるほどでした。
出産とその後の、夫の役割の、私の時代との変化にも驚きました。陣痛から分娩とその後までが、バスタブ付きの付き添い可能な広い個室の中で進んでいきました。その間ずっと夫が付き添い、励まし、見守ります。私自身いつ「部屋を出てください」と、言われるのかと退室のタイミングを見ていたのですが、結局、そのまま分娩となり、娘は、母親と夫が見守る中での出産となりました。娘の夫は、まるで自分が分娩するかのように娘の呼吸に合わせたりしていました。
退院後、母乳がうまく飲めないときも、沐浴させるときも、少しでも心配なことがあると、娘は、経験者の母親以上に、夫に相談し、夫は本やネットで調べたり、電話で問い合わせたりしながら娘の相談に懸命に答えようとしていました。何日か休暇を取った後、仕事に行くようになってからも、ランチタイムには帰宅して、娘の相談に乗っていました。
私が日本に帰ってから、アメリカで撮りためた写真を15歳の息子に見せると、「ママが、二人いるみたい」というほどに、二人して親になっていく姿は、私の時代には考えられなかったことです。
戻ってきた私の日常生活

長い休みを取ったので、帰国後は仕事に追われる日々が待っていましたが、通勤の車の中では、以前よりレベルの高い内容のNOVAのCDが聴けるようになっていました。
予想以上に、娘夫婦の協力体制が素晴らしく、娘の夫が何でもよくしてくれたので、私が英語を話さなければどうにもならない場面もほとんどなく、一人で左ハンドルの車を運転する機会もほとんどありませんでしたが、「50歳を過ぎてから始めた英会話学習」の当初の目的は、こうして終わりを告げたのです。
にもかかわらず、「もう止まらない英語会話!」という気持ちが続いたのは、なぜだったのでしょう。今しばらくこのシリーズにお付き合いください。
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