50代からの英会話学習を続けるコツとは?(5)

上達したい!英語学習への本気スイッチが入ったとき

公開日:2020.09.30

海外に暮らす娘さんのひと言で、52歳から本気で英語を学び始めたharumatiさん。本気モードにシフトしたことで、どんどん英会話のレベルが上がっていきます。忙しい日々の中で50代女性が英会話を習得していくコツとは何なのでしょうか?

NOVAの強み、「VOICE」レッスンとは

この季節、この時間にだけパソコンルームに差し込む七色の光
この季節、この時間にだけパソコンルームに差し込む七色の光

9月中旬になって、日中の気温はまだまだ高いものの、夏至を境に下がり始めた太陽の高度はかなり低くなり、書斎の窓から差し込む陽ざしが部屋の奥まで届くようになりました。そして、我が家の風物詩、この時期のこの時間だけに、窓辺に吊したサンキャッチャーを通した七色の光が白い壁に揺らめく季節になりました。サンルームでも、窓辺に置いたハカラメの大きな葉を煌めかせながら、陽ざしが長く伸びています。

夏の間に茂ったハカラメを通してサンルームにも長い陽ざしが差し込む
夏の間に茂ったハカラメを通してサンルームにも長い陽ざしが差し込む

さて、英会話レッスンの話を進めていきましょう。2003年9月21日初めてのレベルアップテストを経て、下から3番目のレベル7Aのレッスンへと進んだ私。初めてのレベルアップに加えて、娘からの応援やアドバイスによって、2年もの間、心の奥に眠っていた英語学習へのモチベーションが一気に噴出! いよいよ英語学習も本気モードに入りました。

7Aのレッスンでは、生徒同士がフリーカンバセーションをし、間違えがあれば、先生がそれを訂正するというスタイルが主になっていきました。さらに、通常のグループレッスンと並行して、「VOICE」を受けることが推奨されます。VOICE というのは、さまざまなレベルの人たちが集まって、自由に会話するシステムのことで、開催日には4時間ほど、7~8人が入れる部屋が解放され、先生も一参加者として加わり、入退室自由、どれだけ長く参加しても、消化ポイントは1という、なかなか魅力的なシステムなのです。

私は、チンプンカンプンの状態にもかかわらず、「聞いているだけでもすごくいい勉強になるよ」と、先生に薦められるままに(もちろん英語で!)、まだ7Bだったときから、他の人の会話を聞くだけでもと、参加をしていました。そして、7Aにレベルアップしてからは、自分からも話題を提供できるようにと、前もって英作をしてから参加するようになりました。

 

二度目のレベルアップ 7Aから6へ

VOICEで、自分よりもレベルの高い人たちの会話を聞くのは、モチべ―ションを高める上で確かに有意義でした。話を聞き取れないことや、聞き取れたとしても会話に入っていけないことがもどかしく、私も早く上達して、楽しく英語で会話ができるようになりたいという気持ちが、ぐんぐん高まっていきました。

<長女へのメール>
2003 11/30
お父さんはログハウス製作に夢中、私は英語に夢中です。英語はかなりすらすらと出てくるようになり、先生から何度も「Perfect!」と言ってもらっています。Polite(丁寧な)英語になっているそうです。

そして、2003年12月13日、NOVAに通い始めて半年もせずに、レベル7Bから始めたレッスンが、2段階もレベルアップして、レベル6になったのです。そのときの喜びと感謝を、次のVOICEで伝えようと、レッスンの記録用ノートの裏には、こんなメモがありました。

Last week, I took an examination for going up to level 6. I got high points.  It’s just too good to be true. It’s fun to learn something I didn’t know. 
I have had only 24 7A lessons. Thank you for being easy to understand and kindly teaching me.

(以下、日本語訳)
先週、レベル6に上がるための試験を受けました。私はいい点を取れました。夢のようです。 知らないことを学ぶのは楽しいです。7Aのレッスンは24回しか受けていません。 わかりやすく、親切に教えてくださったおかげです。

このことを娘たちに知らせると、次女からはこんなメールが届きました。

<次女からのメール>
レベルアップすごいね。仕事&主婦で忙しいのと、年なのに(失礼!)、尊敬します。私 もがんばろー。

この頃、アメリカに暮らし始めた長女はもちろんのこと、ファッション雑誌編集者として外国人モデルやカメラマンとのやりとりが多くなっていた次女も、英語を学ぶ必要性に迫られていたのでした。

 

アッという間に次のレベルへ

そして何と‼ 2004年3月6日、レベル6のレッスンを17回受けただけで、レベル5への推薦をもらってしまったのです。信じられないスピードで進んでいくことについて、娘たちにこんなメールを送っています。

<娘たちへのメール>
2004 3/14
この年になると、心臓に毛が生えた状態なのですが、昨日は久しぶりに緊張してあがってしまう体験をしました。NOVAのレベルアップテストです。

どう考えても、レベル6をクリアするだけの力が付いていないと思える上に、初めてのオーラルテスト(口頭試験)。その場で考えて、答えたり説明したりなんかできるはずがない‼と、初めから落ち込み状態。

VOICE ROOMからTEST ROOMへの移動のときも、テストが終わって部屋から出るときも、上着を忘れてしまうほど(物忘れがひどい割に、持ち物忘れは普段ほとんどないのです)。

案の定、1問目は何が何だかわからないままに終わり、2問目も、後から考えると赤面もの。
それでも合格してしまうのが、入試などとは違うところ。というわけで、猛烈なスピードで何と! レベル5になってしまいました。来週からのレッスンについていけるか心配です。

2004年4月には、私の転勤がありました。車で片道15分の通勤だったのですが、新しい職場へは片道30分。慢性肝炎のため、仕事帰りに近くのクリニックに寄って、1週間に2回注射を続けていた私にとって、それはかなり負担でした。でも、「禍を転じて福となす」のが私の生き方。家ではなかなか聞く時間が作れなかったNOVAのCDを聞く時間ができたと考えることにしたのです。毎日、朝と夕に30分ずつ、通勤時間に車で英語を聞き続ける生活が始まりました。

通勤時間にカーステレオで聞き続けたNOVAのCD
通勤時間にカーステレオで聞き続けたNOVAのCD

そして、この頃よくやっていたことは、自分がしたことや考えたことをNOVAで言えるように、英作をし、メールで長女に添削してもらうこと。今、メールを見直してみると、娘は面倒がらずによく付き合ってくれたなあとつくづく感謝です。

そうこうしている内に届いた、待ちに待った娘からのメール。
「お母さん、妊娠したよ。出産予定は2月。絶対手伝いに来てね」

私の英語の勉強は、これからが本番です。

 

harumatiさんの記事

harumati

45歳~66歳までC型肝炎と共生。2016年奇蹟とも思える完治から、今度は脳出血に襲われ右半身麻痺の大きな後遺症が残り身体障害者に。同居する息子と夫に家事を任せての暮らしにピリオドを打ち、2021年11月「介護付き有料老人ホーム」に夫と入居。「小さな暮らし」で「豊かな生活」を創り出そうと模索中です。

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