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- マイナポイント申請に悪銭苦闘!
自分にとって必要な情報をしっかりと調べるのが得意なひよっこさん。なんとなくわかっているけど、きちんと理解していないことがある、お金や年金に関することを、自身の経験を通してつづる新シリーズがスタート。第1回は、「マイナポイント」についてです。
お金や年金について書いていきます
これから数回にわたって、お金や年金について書いてみたいと思います。最近は、技術が進歩したことにより、ざまざまな決済サービスが出てきて便利にはなりましたが、機械音痴の私はついていくのが大変です。悪戦苦闘しながら効率よいお金の使い方を模索しています。
また、年金制度についても、受け取り方法の選択の幅が広がっていて、自分にとってどのような方法が一番いいのか、常日頃から情報のアンテナを張っておくことも必要だと思っています。私の経験や調べたことが、何かお役に立てるような内容であればうれしいです。
まず初回は、マイナポイントについてです。ご存じの方もおられるでしょうが、いざ申請をしようとすると、なかなか手ごわいのです。
マイナポイントとは
マイナンバーカードでポイントが還元される制度を、「マイナポイント事業」といいます。マイナポイント事業は国が実施する消費活性化策の一つで、マイナンバーカードとキャッシュレス決済の普及を目的に作られた制度です。
このマイナポイント事業で還元されるポイントを「マイナポイント」と呼びます。国が発行するマイナンバーカードと「PayPay」などのキャッシュレス決済サービスをオンライン上で連携させることで、マイナポイントが付与されます。
2020年9月1日から2021年3月31日までの期間中でチャージまたは買い物をすると、キャッシュレス決済を通じてポイントが付与されるという仕組みです。利用額の25%、最大5000円分のポイントが還元されます。これだけ聞くとお得だなあと思いますが、実際に申し込みをすると、いろいろ課題がありました。
マイナポイントをもらうためには、次の3つの条件をクリアしなければなりません。なかなかやることが多いのです。
- マイナンバーカードを取得していること
- マイナポイントの予約(ID設定)
- マイナポイント申し込み(どの決済サービスにするか決定する)
マイナポイントの申請の手順と私の経験
次は、マイナポイントの申し込みをする際に、私が悪戦苦闘した点について書きたいと思います。
マイナンバーカードを取得するには?
マイナンバーカード自体は、2016年から制度が開始され、公的な身分証明書として使えるようになっています。どのように利用できるのかよくわからなかったので、始めは申請しませんでしたが、パスポートの有効期限が切れたので、写真付きの公的証明書も必要かなと思い、申請し、取得していました。しかし、今まで利用価値はあまりなかったような気がします。
マイナポイント事業が始まって、初めてマイナンバーカードの有効性を感じ、早速マイナポイントの申し込み手続きをしました。
マイナポイントの予約手続きをするには
総務省の資料にもありましたが、私はワイモバイルを使っており、ワイモバイルが関係しているPayPayも、マイナポイント事業に参加しているので、ワイモバイルのWEBサイトを見て、申し込み方法を研究しました。
私の場合、マイナンバーカードはすでに持っていたので、マイナポイントの予約から、手続きを開始しました。
まず、スマホにマイナポイントのアプリをダウンロードして、マイナンバーカードと暗証番号(マイナンバーカードを登録したときに設定した4桁の数字。紙に書いておくようにいわれ、その紙をとっておいてよかった)を用意して臨みましたが、マイナンバーカードの顔写真の読み取りができませんでした。何度やってもできないので、マイナンバーコールセンターに電話したところ、私のもっているスマホ(iPhone6s)では、機種が古くて読み取りができないとのことでした。
仕方なく、近くのソフトバンクの店舗に行くことにしました。区役所もあるのですが、ちょっと遠いですし、ワイモバイルを使っているから、操作に困ったら教えてくれるだろうと思ったからです。
ところが、行ってみると、予約用のスマホは置いてあるのですが、店員に「これは個人情報に関することなので、私どもではお手伝いできません」、と言われました。。
自力でやってみましたが、ここでもうまく写真が読み取れませんでした。断念して家に戻りました。戻って調べてみたところ、写真を画面から離さずしばらくじっと置いておくようにとの注意があり、これが原因かと思い、翌日別の店舗で試したところ、成功しました。これで、やっとマイナポイントのIDの設定ができました。でも、まだ申し込み手続きは終わっていません。
ようやく、マイナポイントを申し込みに!
次は。自分が利用したい決済サービスへの申し込みですが、このときはどれにするかまだ決めていなかったので、手続きはここまでとしました。
家に戻って、どの決済サービスにするか検索しました。そして、わかったことは、私が利用できるサービスは意外と少ないということでした。クレジットカードで利用できるものが少ないのが一番困ったことでした。私はキャッシュレス決済をほとんどを使っておらず、カード払いが多いのです。しかし、大手のクレジット会社はマイナポイント制度に参加していないところが多いようです。
手持ちのカードに楽天カードがあったので、これにしようかと思って調べたところ、自分の持っているスマホから登録しないとだめだということがわかりました。これから新しい決済サービスを登録しようという気にもならず、最終的にPayPayにすることにしました。要はポイントで還元されるので、使える店舗が多くないとメリットが享受できません。ペイペイは近くのスーパーやコンビニでも使えるし、使い方もわかっているので安心だと思いました。
それで、また最初に行ったソフトバンクの店舗に行って、「決済サービスの登録をしたい」と言うと、店員は、「この端末で登録すると、個人情報が紐づけされるので、やらない方がいいです」と意外なことを言い出しました。個人のスマホ手続きをした方がよいということでした。私が調べたところによると、ペイペイの説明の中で、ソフトバンクの店舗ですべての手続きが完了すると書いてあったので、納得できなかったのですが、専門的な知識もないので、引き下がりました。後になって思うと、スマホの上位機種への買い替えを勧めたかったのかもしれません。
その後、総務省のコールセンターに確認したところ、私の考えで正しいことが確認できました。しかし、もう面倒なので、区役所に行って手続きすることにしました。区役所に行くと長蛇の列でしたが、それはマイナンバーカードの申請のほうで、マイナポイントの端末のほうは誰もいませんでした。担当者が一人いて、困ったことがあるとアドバイスしてくれ、「区役所のサービスはいい」と初めて思いました。
区役所の端末はパソコンだったので、私にはありがたかったです。決済サービスを選択するときには、「チャージをしたときにポイント還元する」か、「支払いをしたときにポイント還元する」かを選択することになっており、あとから変更不可能なので、注意が必要です。私は支払いをしたときを選択しましたが、これは私に取って正解でした。
後になってわかったことですが、ヤフーカードで支払ってもポイント還元されるので、クレジットカード払いの多い私にとってはうれしいことでした。
マイナポイント事業について思うこと
友人に話を聞くと、運転免許があるからマイナンバーカードは必要ない。手数料はかからないが、更新にはまた写真が必要でお金と手間がかかるといったような、マイナポイント制度について否定的な意見もありました。
また、私の場合、近くに役所や店舗があって手続きはそれなりにできましたが、地方に住んでいて、スマホやパソコンの操作が不慣れなど利用されない方も多いのではないかと思いました。
マイナポイント事業は、予算の制約があるので先着順だということですが、このように手間がかかるものなので、利用しないという選択をする人も多いのではないかと思いました。
9月に入ってから、マイナポイントPayPayジャンボの4等500円に当選したとの通知がありました。思い掛けないことで、ささやかな喜びです。
次回は、年金の受け取りに関することについて書きたいと思います。
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