- ハルメク365トップ
- 素朴な疑問
- マイナンバーカードでポイント還元があるって本当?
素朴な疑問マイナンバーカードでポイント還元があるって本当?
こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。
クレジットカードや電子マネーで決済するとポイントが還元される制度(キャッシュレス・消費者還元事業)が2019年10月から始まっていたけど、2020年6月末で終了してしまうんですって(残念……)。
でも、今度は「マイナンバーカード」でポイントが還元される制度が始まるそうです! これは使わない手はないわ! 早速どんな制度か調べてみました。
マイナポイントとは
マイナンバーカードでポイントが還元される制度は、「マイナポイント事業」といいます。マイナポイント事業は国が実施する消費活性化策の一つで、マイナンバーカードとキャッシュレス決済の普及を目的に作られた制度です。
このマイナポイント事業で還元されるポイントを「マイナポイント」と呼びます。国が発行するマイナンバーカードと「PayPay」などのキャッシュレス決済サービスをオンライン上で連携させることで、マイナポイントが付与されます。
期間は2020年9月から2021年3月末まで。この間に、連携したキャッシュレス決済サービスでチャージまたはお買い物をすると、その金額の25%が「マイナポイント」として付与されます。
受け取れるポイントは最高で5000ポイント(利用上限2万円)! 例えば、2万円をチャージすると、国が5000円分のポイントを上乗せ加算してくれるので、実質2万5000円分のお買い物ができることになります。
マイナポイントは、キャッシュレス決済サービスを提供するキャッシュレス決済事業者を通じて付与されます。例えば、PayPayなら「PayPayボーナス」が、ICOCA(イコカ)なら、「ICOCAボーナス」が付与されます。マイナポイントは、これら決済事業者が付与するポイントなどの総称であり、実際に、マイナポイントというポイントがワタシたちに付与されるわけではありません。
ポイント還元を受けるには、マイナンバーカードが必要
ポイント還元を受けるための流れは以下の通りです。
- マイナンバーカードを作る
- マイナポイントを予約する(マイキーIDを設定する)
- マイナポイントを申し込む(キャシュレス事業者1社を登録する)
- チャージや決済金額に応じてマイナポイントが付与される
1.マイナンバーカードを作る
マイナンバーカードの申請には、通知カードと一緒に送られてきた個人番号カード交付申請書にある23ケタの申請IDが必要になります。申請用紙に必要事項を記入して郵送する方法や、パソコンやスマートフォンからのオンライン申請、街中の証明写真機での申請も可能です。
マイナンバーカードは、申請から受け取りまで1か月はかかるといわれています。マイナポイントの付与が始まる2020年9月直前は、役所が混み合うことが予想されます。早めにマイナンバーカードを準備しておくと安心ですね。
2.マイナポイントを予約する(マイキーIDを取得する)
あらかじめ、予約をします(マイナポイントの予約者数が予算の上限に達した場合には、マイナポイントの予約を締め切る可能性があるそうです)。ここで、マイナポイントの付与等に必要な「マイキーID」を取得・設定します。
予約は、パソコン、スマホ、各自治体ごとに設置された支援端末でできます。パソコンの場合は別途「対応ICカードリーダライタ」が必要で、マイナンバーカードを読み取り、マイキーIDを取得します。
スマートフォンの場合は「マイナポイント」アプリをダウンロードし、マイナンバーカードをスマホで読み取ってマイキーIDを取得します(Andoroidの場合は、「JPKI利用者ソフト」というアプリも必要)。
パソコンの場合も、スマートフォンの場合も、マイナンバーカードと、マイナンバーカードを取得した際に設定した「利用者証明用電子証明書暗証番号(4ケタ)」が必要です。また、発行されたマイキーIDは、後から覚えやすいものに変更することが可能です。
3.マイナポイントを申し込む(キャシュレス事業者1社を登録する)
マイナポイントの予約が完了したら、クレジットカード、「Suica」などの電子マネー、「PayPay」などのQRコード決済など、自分が利用したいキャッシュレス決済事業者を選びます(2020年7月以降、マイナポイントの付与を希望する決済サービスが選択できるようになります)。登録されたキャシュレス決済事業者は、総務省のマイナポイントに関するサイトの「キャッシュレス決済サービス検索」で確認できます。
4.チャージや決済金額に応じてマイナポイントが付与される
2020年9月から21年3月末の間に、自分が選んだ決済サービスを利用、もしくはチャージすれば、利用額の25%分(最大5000ポイント)が自動的にポイント(決済サービスのポイント)として還元されます。また、買い物の際にマイナンバーカードを持ち歩く必要はありません。
一人当たり最大5000ポイントが付与されますので、4人家族の場合は最大2万ポイントが得られることになります。ただし、家族全員がマイナンバーカードを取得している必要があります。
※「QRコード」は、デンソーウェーブの登録商標です。
■人気記事はこちら!
- シニアが使うとお得な電子マネーって何?
- 50代、退職前から考えよう!マネープランの作り方
- 年金の手続き方法を解説! 必要な書類とは?
- 50代の貯蓄はいくら?老後資金の貯蓄をするには?
- 葬儀費用の相場はいくら?内訳や備え方などを解説
- 知ってるようで実は知らない?素朴な疑問ランキング ベスト100
参照:総務省 マイナポイント事業「マイナンバーカードでマイナポイント」
イラスト:飛田冬子
- いいね 23
- びっくり 0
- 役に立つ 0
- 泣ける 0
\ この記事をみんなに伝えよう /
-
子に遺すべき資産は?
「現金」か「不動産」か…どっちが得?メリット・デメリットは?相続や親族間のトラブルに悩まされないためにしておくべき準備とは -
突然の我慢できない尿意
実は多くのハルメク世代が悩んでいる「尿トラブル」…中には上手に対策をしている人も!気軽にできる対策って? -
個人情報管理できてる?
銀行口座・保険・クレジットカードなど、「デジタルの情報」をきちんと管理できていますか?煩雑にしていると思わぬ落とし穴が… -
お金の管理が簡単に!
三井住友銀行アプリに「シンプルモード」が新登場!スマホ操作が苦手な人でも簡単に使える便利機能が満載です! -
認知症セルフチェック
「もの忘れが増えた」「名前が思い出せない」という症状に心当たりがある方は要注意!それ、「認知機能のレベル低下」が原因かもしれません… -
健気な姿がかわいい!
「思わず笑顔になる」と巷で話題の「永遠の2歳児・ニコボ」!ハルメク世代の2人に、ニコボとの生活にハマる理由をお聞きしました! -
生前親に●●聞き忘れると
老親の契約や登録しているサービス、これらを子が把握していないと将来ムダな出費や面倒なトラブルに発展する可能性が!特に見落としがちなのは… -
50代~お金の増やし方
将来を見据えて、50代から「まとまった資金の調達」が重要になります。どんな選択肢があるか、ご存知ですか? -
60日で英語が話せる!
英語をマスターするのに「完璧」はいらない!初心者でも60日で英語が話せるようになる、驚きの3つのコツとは? -
今なら無料でお試し!
将来、自分の認知機能が低下するリスクがあるか、簡単に予測できるサービスが誕生。今なら無料で先行利用できます! -
おひとり様の備えはOK?
この先「おひとり様」になったら意外な落とし穴がいっぱい…。そんな不安に備える、おひとり様専用お助けサービスが誕生! -
50代から1日1分脳トレ
認知機能を衰えさせないためには、早い時期から「脳を活性化」させることが大切。脳トレ効果がグッとアップするコツって?