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公開日:2025年03月04日
100点満点の旅立ちでした
父が86歳で亡くなりました。認知症と診断されてから2年弱、母が自宅介護を続けてきました。“死に立ち会う”という貴重な経験を2回に分けて綴っていきたいと思います。今回はその1回目です。
自宅で介護をするにあたり、母には心強いサポーターが多くいました。ケアマネージャーさんを中心に、訪問看護師さん、理学療法士さん、そして訪問診療の先生。母と父を強力にバックアップしてくださいました。
訪問看護に関しては、1か月ほど前から24時間看護(定期巡回・随時対応型訪問介護看護)を契約したことで、母の精神的負担はかなり軽くなったようです。
父が「息が苦しい」と訴えることが増えてきて、そんなとき、そのまま様子を見たらいいのか、救急車を呼ぶべきなのか、素人には判断できません。その都度救急車を呼ぶわけにはいかず、でも“このまま亡くなってしまったら”と考えるといても立ってもいられず……。
24時間看護を契約してからは、“何かあったらここへ連絡すればいい”と安心感が高まりました。母にとってお守りのような存在だったと思います。
訪問診療の先生はとても穏やかで優しい方で、急性期の患者さんを診る病院とは違い、老人ならではの体の状態などをつぶさに診てくださいました。
とはいえ、毎日の食事やおむつ替えなどの負担が大きいことは確かな在宅介護。
とにかく自宅外で過ごすのが嫌いな父を思い、自宅で介護を続けてきましたが「そろそろ施設を考えようかな……」と、母はケアマネさんに相談しました。
ケアマネさんはすぐに動き始めてくださいました。
そんな中、週に一度の訪問診療の日。
脱水症状が進んでいるようで、毎日点滴を始めることになりました。
と同時に、先生が母に「今後のことを少し話しましょう。看取りはどうなさるか、考えていますか?」と聞きました。
母は、自宅で看取りたい旨を伝えました。施設を探し始めようとしていたのになぜ……? 母は知っていたようです。「老衰で点滴を始めた人は、10日~2週間ほどで亡くなることが多い」ということを。
腹をくくって、残された父との時間を過ごすことを決めたようでした。
同じ日、訪問看護師さんが「娘さんたちに、ちょっとお伝えしてもいいかもですね、後悔のないように、って。まだすぐってわけじゃないけどね」と母に耳打ちしました。
先生と看護師さんは、父の小さな変化を感じ取っていたようです。
その変化とは、「下顎呼吸」。調べてみると、下あごを動かしながら口で呼吸することで、24時間~数日で亡くなることが多いとのことです。
母から電話でそのことを聞いた私は、翌朝一番で実家に帰りました。
その2へ続く。
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