一度はしておきたい その3

ハルメク講座で歌舞伎鑑賞

公開日:2019.07.31

とし古さんが人生で一度はやりたいことにチャレンジしていくシリーズです。 今回は「ハルメク 旅とイベント」で主催した、国立劇場での「歌舞伎鑑賞教室」に参加してきました。人生初の歌舞伎鑑賞の感想は?

伝統的な日本の芸能文化をもっと知りたい!

伝統的な日本の芸能文化について私はどれだけ知っているのだろう、と自問してみると、チコちゃんに「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と叱られそうなくらい、知らないことだらけ。

そこで、「ハルメク」の講座案内を見て一念発起。自分に残された健康寿命を考えて、早速、東京まで歌舞伎を観に出かけることにしました。

切符

歌舞伎鑑賞教室

 

ハルメクの歌舞伎鑑賞教室に参加しました

首都圏に住む娘を誘って、国立劇場での「歌舞伎鑑賞教室」に参加しました。大学時代から東京に住む娘は、歌舞伎座で鑑賞したことがあるそうですが、私は、正真正銘の初めて。

お昼過ぎに集合して受付を済ませたあと、歌舞伎イヤホンガイド解説者の方に、30分ほどの事前解説をしていただきました。歌舞伎ド素人の私には、これは実にありがたかったです。

長唄(ながうた)・常磐津(ときわず)・清元(きよもと)・義太夫(ぎだゆう)の単語くらいは知ってはいましたが、歌舞伎の舞台ではそれぞれがどのような役割を果たしているのか、など詳しく教えていただきました。

「ハルメク」読者の参加者は約60名ほど。それと歌舞伎鑑賞デビューの高校生300名余りが、観客席の半分近くを埋めていました。

それにしても、高校生のうちに歌舞伎を生で鑑賞できるとは。半世紀以上昔に地方都市の高校生だった私には、羨ましい限りでした。
 

演目は「神霊矢口渡」

演目は「神霊矢口渡」。音楽に「義太夫節」を取り入れたドラマチックなお芝居で、ヒロインの 「人形振り」の演技は40数年ぶり、と事前解説で予備知識を入れていただき、わくわくして鑑賞しました。

本編の前には中村虎之介さんによる30分ほどの実演解説があり、こちらも楽しめました。舞台装置の説明や、高校生2名を舞台に上げての演技指導など、笑いに溢れた楽しい解説でした。

肝心の本編は、イヤホンガイド付きで鑑賞。

ストーリーがわかりやすいこともあり、居眠りをしてしまうこともなく、最後までじっくり楽しめました。

日本古来の演劇を「日本の宝」とし、その魅力を未来に伝え、親しんでもらいたいという心意気を十分に感じ取れる、すてきな「鑑賞教室」でした。
 

歌舞伎講座以外にも、さまざまな講座を開催中。「ハルメク 旅とイベント」サイト

 

とし古

祖母は60歳の頃、針仕事や寺参りを日課にしていました。母は70歳の頃不自由な体で家族のために働き趣味の書道教室にも通っていました。そして私はいま八十路を歩いています。体力・知力は衰えを感じますが考える事・感じる事は昔と変わらないと思っています。死ぬまでにやっておきたい事に色々チャレンジしたいです。

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